イルカみたいに生きてみよう~心の力を抜いて楽しく生きていきませんか

2024/05/03(金)05:56

寂寥感

Oの人生論(672)

「寂寥感(せきりょうかん)」という言葉がある。 もの悲しくてわびしいという意味だ。 重みがあって、 深みがあって、 潤いがある。 ぼくにはそう感じられる。 この言葉、 どうやって、 できたのだろう。 やっぱり、 喜怒哀楽、さまざまな感情を味わった人間が、 このやるせない気持ちをどう表現すればいいかと考え、 「寂」とか「寥」という、 心に染みる漢字が生まれたのかもしれない。 楽しいだけでは重みのある人間にはなれない。 さみしさやわびしさといった、 やるせない感情をしっかり味わってこそ、 心や魂は育っていくのだ。 だいたい、 楽しいだけで生きている人はだれもいない。 だれもが、 苦悩の海で、 孤独感の嵐の中で、 迷路をさまよいながら、 一歩ずつ進んでいく。 努力などしなくても、 かなしみを背負うことができるように、 人間はできている。 大事なのは、 その気持ちを、 しんどい部分はあるけれども、 ごまかさないで、 しっかりと味わうこと。 努力などしなくても、 楽しい日々を取り返せるよう、 また人間はできているから。 どんなかなしみであっても、 こわがらないで、 しっかりと見つめながら歩いていくことが大事だ。 ただ、 自分がもう少し強い人間であったらと、 ときどき思うこともある。 まずは今日をすてきな日にして、 明日は明日の風が吹く。

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