カテゴリ:誘水日記
我が家には、 田んぼも畑も山もある。 両親が元気なときは米も野菜も作っていた。 山で炭焼きをしたり、薪を切ったりしたのは、 ぼくが子どものころの昔話だ。 少しでも昔ながらの循環社会の真似事をしてみたいと思っている。 と言っても、 農業や林業などほとんど体験がないわけで、 大したことができるわけではない。 ママゴトのようなもの。 まずは、 草だらけになった畑を開墾することにした。 母親のメインの仕事場だった畑も、 何年も放置されている。 年に一度、 知り合いに頼んで草を刈ってもらっていた。 広さにして、 1反くらいありそうだ。一反というのは1000平方メートル弱。 南北に10メートル、東西に100メートルほどの細長い畑。 数日前から草を刈り始めた。 ぼくの場合は、 単なる草刈りではなく、ヤギたちのエサ集めも兼ねているから、 これがいいモチベーションになっている。 「こんなにやるのか面倒くさいな」 は間違いなくあって、 気の重い部分はあるけれども、 ここがあればしばらくはヤギのエサは確保できるというホッとするものもある。 もちろん、 ここまでヤギを連れてきて、 雑草を食べさせるのもありだ。 仮払い機で一気にやってしまえば簡単そうに思えるが、 慣れている人は上手にできても、 ぼくのような初心者はもたもたと手間ばかりかかる。 毎日やっても、 一時間もやればクタクタになるので、 一週間くらいはかかりそうだ。 ![]() それに加えて、 ウネ作りをしようとしている。 ウネというのは、野菜の苗を植えたり、種をまくところ。 今年は5月いっぱいにシロミトリ豆という、 この地域だけしか作られていない豆をまこうと思っている。 ほとんど作っている人はいないようだ。 それも自然栽培でやるつもりで、 スコップで溝を掘り、 土を盛り上げてウネを作る。 いわゆる不耕起農法というやつ。 何とか一本の溝を掘った。 次はもう一本掘って、 土を盛り上げて、 塊を細かくして、 アーチ状にきれいにならすという作業。 ![]() その上に、 刈った草を置き、 しばらく放置して微生物の状態を安定させるのだそうだ。 とにかくひとつだけウネを立てて、 豆をまくことにする。 カラスにつつかれたりするらしいが、 草を上に乗せておけば防げるのだろうか。 とにかくやってみてのお楽しみだ。 ただ、 スコップと鍬でのウネ作りはけっこうきつい作業だ。 これをやってしまえば、 あとは楽になりそうなので、 もう一日か二日、がんばってみるつもりだ。 そのあとは、 全体の草を刈って、 少しずつウネを作っていこうと思う。 欲張らず、 今年はシロミトリ豆の収穫を目標にしよう。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025年05月14日 08時25分36秒
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