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カテゴリ:Oの人生論
近鉄の急行で帰ってきた。 始発の名古屋から乗ったから、 座れるだろうとたかをくくっていた。 そしたら、 ちょうど帰宅の時間だったから、 けっこう並んでいた。 ドアが開く。 わっとみんなが乗り込む。 左側に優先席があったから、 そこなら空いているだろうと思った。 ところが、 そこも若い人たちが占拠してしまった。 立ってるしかない。 日ごろ、 ヤギの世話をしたり、草を刈ったりしているのだから、 別に立っているのはどうってことないが、 若い人が我先にと席をとるというのは、 なんだか寂しい気がした。 目的地までいくつも停車駅があるが、 席が空いても、 こっちは床にリュックを置いているので、 よいしょとリュックを持ち上げているうちに、 若い人がすっと座ってしまう。 70歳の老人が、 座る意思を見せているのに、 そんなのお構いなし。 別にどうしても座りたいと思っているわけではないのに、 「くそっ」と思ってしまう。 次の駅。 今度は2席空いた。 一つはさっととられた。 空いた一つに向かった。 すると、 同じような年代で、 ちょっと病弱そうな男性も近づいてきた。 「どうぞ」 「いえいえ」 お互いに譲り合う。 ぼくたちの年代には、 こういう思いやりがある。 と思っていたら、 横からすごい勢いで60代と思われるおばさんがすっ飛んできた。 何食わぬ顔で、 ぼくたちが譲り合っていた席に座るではないか。 そして、 何もなかったかのように、 すましている。 若い人たちだけじゃないよ。 若い人では、 あそこまではできない。 帰ってからそんなことを愚痴ると、 妻が言った。 「いいじゃないの。喜ばないと。年寄りだと思われなかったんだよ」 そりゃそうだ。 朝早くから東京へ行って、 仕事をして、 日帰りで戻ってきたんだから。 まだまだ若いよ。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025年12月05日 07時59分02秒
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