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「イルカみたいに生きてみよう」
第八回 どうしたらやさしい気持ちになれるの? うつ病の人がイルカと泳ぐと元気になれるというお話をしましたが、 元気を取り持出した人が言うには、 「自分が病気であるにもかかわらず、イルカはわけへだてなく遊んでくれた」 ことが、最高の喜びだったそうです。 うつ病の人は、自分は人間のくずだと思いこんでいて、誰も自分なんか相手にしてくれたないと、いつも心を閉ざしています。 生きるに値しない人間だと、自分自身の心にナイフを突き立てて、苦しんでいるのです。 うつ病まではいかなくても、 失恋したとき、片思いに苦しんでいるとき、 同じように、 「自分なんか人間のくずだ」 と、思いつめてしまうことがあります。 そんなときでも、 イルカと泳ぐことによって、心の中で固まっていた何かが、 ふっと溶けて消えてしまうこともよくあるといいます。 どういうわけかイルカは、病んでいる人、悩んでいる人、苦しんでいる人がわかるみたいで、 たくさんの人が泳いでいても、決まって、自分を必要としている人のところへ遊びにいきます。 そして、彼らは何も言わず(当然ですが)、悩める人をつついたりしながら、一緒に遊ぶのです。 それだけのことで、 たいていの人が、その落ちこんだ気持ちを回復させることができます。 それを考えると、 私たちは落ちこんだときに、 実は、やさしい言葉だけを求めているわけではないような気がするのです。 やさしい言葉以上に、 もっともっと大事なものを、私たちは感じることができて、 それこそが、イルカと泳ぐことによって心が癒される原動力になっているのではないでしょうか。 人にやさしくできるというのは、 やさしい言葉をかけることができたり、 かわいそうねと、一緒に泣いてあげられることではなくて、 その人に会うだけで元気になれるようなエネルギーを、常にもっていることだろうと思います。 人にやさしくするにはエネルギーがいるのです。 何年もつき合って、 結婚の約束をしていたのに、突然の破局をむかえ、ぬけがらのようになっている友だちがいるとします。 彼女をあなたが癒せるかどうかは、 あなたがもし同じような立場に立たされたとき、どうするかにかかっています。 彼女と同じように泣いているのか、 一時的には涙を流しても、すぐに立ち直るのか。 仕方がないと笑っていられるか。 少なくとも、彼女と同じように泣いているだけでは、彼女を癒すだけのエネルギーはないと考えたほうがいいでしょう。 そんなときは、どんなにやさしい言葉をかけたとしても、それはその場限りのなぐさめにしかならないのです。 なぜ、イルカによって人が癒されるのか。 それは、イルカがどんな状況におかれても、悲しんだり悩んだりしないだけの高いエネルギーをもっているからです。 楽しくて仕方ないときの、あのうきうきした状態を、彼らはいつどんなときでももっているのです。 そうい精神状態でいられるからこそ、病んだ人を見分けることができるし、すべての人に対して思いやりをもつことができるわけです。 言葉などなくても、彼らの姿を見るだけで人が元気になれるのは、彼らのそうした高い精神性があるからです。 大変な失恋を体験したことによって、 より楽しい毎日を送れるようになったという人もいるはずです。 同じように失恋で悩む人にとっては、そんな人がにこっと笑顔を見せてくれるだけで、大きなはげみにもなぐさめにもなります。 それこそ、癒しであり、やさしさなのです。 やさしさというのは、言葉や態度だけではありません。 その人自身が、いかに明るく楽しく生きているかが重要です。 どんなことがあっても、笑っていられるような気持ちをもっていられる人。 自分も幸せで、みんな幸せを考え、行動できる人。 たとえ、口が悪くてぶっきらぼうであっても、そんな人こそ、本当にやさしい人なのです。
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Last updated
2025年12月15日 15時12分18秒
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