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テーマ:田舎暮らし(1587)
カテゴリ:誘水日記
我が村の真ん中に南北に抜ける市道がある。
乗用車一台が通れるほどの狭い道だ。 この道がもともとの村のメイン道路。 ぼくが子どものころは車など通らない。 田んぼ仕事に行く人が牛を引いて歩くのどかな道だった。 車社会になって、 この道路もアスファルトで舗装され、 西側に広い道ができた。 西の道は車での通り抜けができないので、 ただ通り抜けるだけの人は、 古くて狭い道を通っていく。 メイン道路から村を抜けた北側には70メートルほどの急な坂があって、 下には田んぼが広がる。 今は田植えが終わって、 すがすがしい水田光景となっている。 ![]() この坂を「北坂」と呼んでいる。 北坂を上って村に来る人も多い。 初めて北側から村に入る人は、 「トトロの村に入るみたいでした」 と嬉しそうに話してくれる。 坂の下から見ると、 その先に村があるとはだれも思わない。 道を間違ったのではと不安になる人も多い。 前にはこんもりとした山があるだけだから。 ![]() 坂を上っていくと、 正面にあるのが我が家。 ヤギたちの姿も見えるので、 何とものどかな村にたどり着いたという感じがするのだ。 南側は畑や山が開発されて、 新興住宅が広がってきている。 秋にはトライアルというスーパーがオープンする予定で、 着々と工事が進んでいる。 その脇は中勢バイパスが通っていて、 ランプもあり、 村の景色はずいぶんと変わった。 村の中心も南に移りつつあって、 北側は空き家が増えてきた。 北坂で困ったことがある。 ナビに案内されてここを上ってくる車が増えてきたのだ。 我が家へ来る車は、 たいていが北坂を上らされる。 北坂を上ると右に曲がって、 すぐに左折する。 この左折が曲者。 狭い道が、 90度に近い角度でカーブしている。 軽四なら大丈夫だが、 大きい乗用車だとギリギリ。 1.5トンとか2トンのトラックの箱車だと、 我が家の倉庫の庇が邪魔になって、 たちまち立ち往生する。 ![]() 運転手はひやひやものだ。 ここ2ヶ月で、 ぼくは2回、箱車の立ち往生に立ち合った。 行くにも行けない。 バックも厳しい。 Uターンも無理。 一度目は、ぼくと娘が誘導しながら、 何度も切り返して、 やっとカーブを抜けられた。 運転手は半泣き状態だった。 二度目はもっと大変。 ちょうと我が家の倉庫の裏を通るのだが、 箱がコンクリートで作った庇に接触して、 どうがんばっても抜けられない。 ぼくは言った。 「ハンマーを貸してあげるから、庇をたたき割れ」 それしか方法は考えられなかった。 倉庫はリフォームする予定だから、 幸いと言えば幸いだった。 ![]() それでやっと曲がることができたわけだ。 ナビは便利だが、 道幅を考えずに案内することがある。 我が村では、 北坂の下に「この先本当に道幅が狭いので一般車はご遠慮ください」という立て看板を立てる予定だ。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2026年05月14日 15時48分46秒
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