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カテゴリ:誘水日記
妻に誘われて、
「夢スターコンサート」というのに出かけた。 昭和のスターが10数人登場する「夢のコンサート」らしい。 ぼくはあまり音楽には興味ないが、 「どっちでもいい」と思うことは、 妻の意見に従うことにしている。 ![]() 妻は自分の若いころが懐かしくて仕方ない風だ。 バブルの時代、 銀行員として破格の給料をもらい、 仕事、遊び、青春をおう歌した人である。 結婚したら、 年に一度は海外旅行、ディズニーランドに家族で行って、おいしいものを食べて、テニスを楽しんで、 子どもにはいい服を着せて・・・という将来を思い描いていた。 それが現実はどうだろう? ぼくのような不安定な仕事の人間と一緒になり、 不規則な毎日で、休みも決まってない。 豊かなころもあったが、 経済的に苦しい時代が長かった。 さらには、 都会で優雅に暮らしたかったのに、 今は片田舎で動物たちに囲まれて暮らしている。 彼女の人生計画とは180度違う「将来」になったわけだ。 (妻が主導してこういう形になったのだが) 自分の描いたものとは逆の暮らしとは言え、 楽しく過ごしているとは思うのだが、 あのころのお姫様のような日々がときどき膨らんでくるのだろう。 歌は思い出をよみがえらせてくれて、 つかの間ではあっても、 心を満たしてくれる。 今回は10数人のかつてはテレビの音楽番組でスポットライトを浴びた人たちが登場した。 フォーリーブスのおりもまさお、江木俊夫。 三重県出身のあべ静江、ひまわり娘の伊藤咲子、チェリッシュ、ガロの大野真澄、フィンガーファイブの晃ら。 半世紀ほど前の大スターたち。 「後期高齢者」という言葉が何度出たことか。 ぼくは歌番組に夢中になるタイプではなかったけれども、 10数人が披露してくれた歌はほとんど知っていた。 懐かしさがこみあげてくる。 チェリッシュの2人のラジオ番組は、 仕事で1トン車に乗っていたころ聞いてたな、 「学生街の喫茶店」か。 田舎の高校生だった。 喫茶店なんて入ったこともない。 都会へのあこがれが強くなっていったころだ。 あべ静江さん、きれいだった。 歌を通して、 過去の自分がよみがえってくる。 70年、よく生きてきた。 50年前をなつかしむことができるっていうのは、 幸せなことかもしれないな。 ステージの上のスターたちも、 観客席に座っている人たちも、 同じような時代を生きてきて、 山あり谷ありだったと思う。 みなさん、 どんな人生を生きてきたのだろうか。 年を取るということは、 生きることにはかなしみが付きまとうという真理を知る道程かもしれない。 夢や希望を語りながら、 挫折をし、 絶望をし、 そこからまた立ち直って、 人は厚みと深みを増していくものだ。 それでも、 迷い続ける。 悟りの境地などは遠い先にあって、 一片の光も見えやしない。 それでいいじゃないか。 自分なりに一所懸命に生きてきたのだから。 人生はまだ続く。 よし、 もうひと頑張りするか。 そんなエネルギーを感じさせてくれる2時間だった。 帰り際、 数年前、脳梗塞で倒れたという静江さんの著書を買い、一緒に写真を撮った。 ![]() 妻が大ファンだった伊藤咲子さんのCDを買い、一緒に写真を撮った。 ![]() 時間は、 静かに、ときに激しく流れていく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2026年05月20日 08時51分16秒
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