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テーマ:田舎暮らし(1598)
カテゴリ:Oの人生論
50年ぶりに故郷に帰ってきたのが一昨年のこと。
ぼくが子どものころは陸の孤島のような村だった。 30年ほど前からか、 様相が変わってきた。 山が切り拓かれて団地ができたのがきっかけで、 徐々に我が村の近辺に住宅が立ち並ぶようになってきたのだ。 自転車で少し走れば、 田舎の家とは趣の違うしゃれた家が、 広い道路が碁盤の目に整備された街並みにおさまった空間に出あえる。 まだ銃が口は広がっていくようで、 今でも造成が行われていて、 かつてはだれも足を踏み入れなかったような山も、 土がむき出しになり、 トラックが土煙をあげて出入りしている。 昔からの古い集落は空き家だらけになっているが、 その周辺には新しい家がどんどん増えているという、 ちょっとアンバランスな状態になっているのだ。 いずれは我が村のような古い集落は姿を消してしまうのだろう。 さらに10年近く前に、 バイパスが近くを通り、 車で移動するには便利になった。 秋には、 バイパスの横に大きなスーパーができる。 「ぼくが住んでいるところはすごい田舎なんです」 昔のイメージがあるから、 ついついそんなふうに紹介してしまうが、 実際に来た人は、 ポツンと一軒家のようなところを想像してしまうのか、 「思ったより都会じゃないですか」と期待外れの表情を見せる。 うちの村へ来るときには、 北側から入るといい。 南側は、今言ったように団地が広がりつつあるけれども、 北側からくると、 田んぼがずっと広がっている中に、 まっすぐな農道が伸びていて、 突き当りがこんもりした山になっていて、 細くて急な坂がある。 トンネルのように竹や木々が上を覆っているので、 この先に家なんてあるのだろうかと不安になるようなところだ。 ある若い人は、 「トトロの村に来たみたい」と喜んでくれた。 坂の頂上部分、「トトロの村」の入り口にヤギたちがいる。 昔ながらの古い家が何軒か立っているので田舎の風情がある。 もう少し整備すれば、このロケーションはなかなかの売りになると思う。 この坂を降りたあたりで、6月にはホタルが見られる。 別の若い人はこう言った。 「何か東南アジアの農村に来たみたいです」 感慨深げにヤギスペースのまわりを歩いていた。 彼は世界各国を旅行したことがあるそうだ。 この村には、 いろいろな要素が詰まっていて、 住んでいる人にはわからない価値を、 外から来た人が見つけてくれる。 実は、 この春から村の人たちに声をかけて、 2ヶ月に一度くらいの割合で飲み会をしている。 10数人が集まってくれる。 先日、 「村の外の人たちにも声をかけましょうか」 と提案した。 みんな賛成してくれた。 9月にはバーベキューをする。 村の外の人も数人が参加してくれる。 長く住んでいると、 自分の村のいいところが見えてこない。 しかし、自分たちが価値を見出さないところに、 外から来た人は感動してくれると、 住んでいる場所が嫌いな人はいないわけだから、 うれしいもので、 故郷を見直すきっかけにもなる。 外の人と触れ合うことで、 前向きになれる村人も出てくるだろう。 この村を舞台に、 いろいろなイベントをしていこうと思う。 人が集まれば知恵も出てくる。 さっき言ったように、 南側から入って北側を見て回ったり、 逆に北側から入って南に歩いていくとか、 ひょっとしたら、 この村の楽しみ方というのがあるかもしれない。 ↓この間の大音寺でのイベントには32人もの方が集まってくれた ![]() ↓ヤギたちが出迎えてくれる ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2026年07月14日 10時38分10秒
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