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テーマ:田舎暮らし(1630)
カテゴリ:誘水日記
最近は、
朝の5時に起きて、 5時半には実家に向かう。 1匹ワンコ(トイプー)の面倒を見ているので、 ミタラシという名前のちっちゃな犬と15分くらいの距離を歩く。 驚くのは、 すでに数人のお年寄り(ぼくよりも7~8歳は年上)が、 畑で仕事をしていることだ。 「おはようございます。 早いなあ」 「あっついから朝のうちに仕事しよと思て」 毎朝、同じあいさつを交わす。 うちの両親もそうだったが、 田舎の年寄りはよく働く。 することがないからと言う人もいるが、 そんなことはない。 近くの公民館で、 ヨガをやったり、 健康マージャンを楽しんだり、 パソコンを習っているおばあちゃんもいる。 今は大相撲名古屋場所をやっているが、 相撲好きのおばあちゃんは、 毎年一回、名古屋まで出かけていって、 相撲観戦をしている。 同じような年齢の仲間4人と、 10時ごろから人もまばらな升席に座って、 ビールを飲みながら、 相撲を肴にわいわいやっているのだそうだ。 畑仕事も、 お年寄りにとっては相撲観戦と同じような趣味かもしれない。 楽しみながら畑をやっている人は、 イキイキしている。 何月には何の種をまき、 苗を植える。 きちんとルーチンがある。 この野菜が得意だというのもあるみたいだ。 数人で種や苗のお店へ行き、 買い物をするのも楽しい。 「あそこの200円のソフトクリーム、おいしいよ」 そんな情報をくれたりする。 車を運転する人も決まっている。 なかなかいいネットワークが作り上げられているのだ。 80歳を過ぎると、 そろそろ畑仕事もきつくなる。 長年、近くの団地から、うちの村の畑を借りて野菜を作っているおじいさんがいる。 ぼくが村に戻ってきたときには広い畑と狭い畑と、 かなりの面積で耕作をしていた。 雑草がほとんどない、 きれいな畑だった。 しかし、 去年、大きい方の畑は返した。 今年は狭い方の畑も荒れてきている。 なかなか草が刈れない。 今年は耕してもいないし、 野菜の姿もちらほらしか見えない。 朝早く、おじいさんの姿を見ることがある。 一生懸命に鎌で草を刈っている。 しゃがんで作業をしているので、 細くて小柄なおじいちゃんの姿は草に隠れて見えない。 草の上の方が動いているので、 おじいちゃんが草を刈っているんだとわかって、 声をかけたりする。 「なかなか進まへんわ」 おじいちゃんは嘆くばかりだ。 シャツはすで汗でびしょ濡れだ。 この間はさすがに見かねて、 草刈り機で刈ってあげたりした。 体力が急激に落ちてきているようだ。 そろそろ畑からも卒業だろうか。 そうやって畑をやる人が減っていく。 5時ごろから働いている元気なお年寄りも、 いつまでもやれるわけではない。 田舎の畑や田んぼは消えていく。 農業も企業化して、 野菜が工場で作られる世の中になっていくのか。 あるいは、もっと輸入に頼るのだろうか。 田舎の景色が変わっていく。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2026年07月23日 11時35分19秒
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