東野圭吾さん、ありがとうございました
作家の東野圭吾さんが亡くなったニュースには驚いた。大腸がんだったとのこと。享年68歳。ぼくも東野さんの作品はずいぶん読ませてもらった。とんでもなく感動した作品は思い出せないけれども、どれもワクワクしながら、一気に読み進めることができた。すばらしい作家さんだったと思う。小説家の方がよくおっしゃるが、あるところまでいくと、作中の人物が勝手に動き出すそうだ。作家は、登場人物に命を吹き込む役割なのだろう。だから、自分自身のエネルギーを高く保っていないといけない。あるいは、まさにチャネラーのごとく、宇宙からのエネルギーを中継する力が必要だ。同時に、緻密な設計図があって、それをもとに、思考を重ね、イメージを膨らませて、文章表現の技術も高め、その上で、宇宙からの命が降りてくるのを待つ。そんな気がする。ぼくも文章を書いて生きてきた者として、死ぬまでに一度は、そんな体験をしたいものだと思う。東野さんには、たくさんのすてきな作品を残してくださったことに感謝するとともに、ご冥福を祈りしたい。ありがとうございました。