おのころアイランド・・・淡路島淡路島は、別名「おのころ島」という・・・。これは、『古事記』『日本書紀』によると、伊弉諾尊(いざなぎ)・伊弉冊尊(いざなみ)の神々が天上の「天の浮橋」に立って、「天のぬ矛」をもって青海原をかきまわし、その矛を引き上げたときに、矛の先から滴り落ちる潮(しお)が凝(こ)り固まったものが、一つの島となった・・・。 これが「おのころ島」(=淡路島)となり、伊弉諾尊(いざなぎ)・伊弉冊尊(いざなみ)の二神は、その島に降り、夫婦の契りを結んで、次から次へと国生みをされた。 つまり、日本で一番はじめに造られたのが淡路島であって、その後、つぎつぎと大八洲(おおやしま)の国々(日本列島のこと)を作られたらしいのだ・・・。 この神話は、もともと、淡路の海人族に伝わる島生み伝説を、『古事記』『日本書紀』の編纂者が、大和朝廷の権威を高める為に取り入れたものだというのが、有力な説となっている。 そんな伝説が残っているだけあって、淡路島は、温暖な気候と、北海道のように雄大な大地、咲き乱れる花々、豊かな海産物・・・等々、とても豊かな、選ばれた土地という感じがする・・・。 それというのも、明石海峡大橋が開通するほんの最近まで、大阪・神戸から程近い場所にあるにもかかわらず、ほとんど手付かずの島だったからに違いない・・・。 そんな「おのころアイランド」淡路島に行ってみた・・・。 淡路島に行ったのは、大阪に住んでいた頃だったが、神戸までは渋滞で時間がかかるものの、神戸を過ぎ、舞子にぬけた頃からは、スムーズに進む・・・。 明石海峡大橋は、値段も高いせいかガラガラなので、あっという間に、都会から別世界に脱出だ~! ( あわじハイウェイオアシス、から見た対岸の明石市) 淡路島は、花の島である・・・。 これは、2000年に開催された淡路花博の影響が大きいのかもしれない・・・。 ところどころに花が咲き誇る、大規模な公園がある。 明石海峡大橋から程近い場所にある「あわじ花さじき」もその一つである。 この雄大さは、淡路島という島の規模からは予想も出来ない程だった・・・。 はっきり言って、ラベンダー畑で有名な富良野のファーム富田より、はるかに規模が大きいんじゃないだろうか? その後、丘を降り、淡路の海に向かう・・・。 淡路の海は、まるで南国の島々の海のように蒼く、美しい・・・。 この東浦の浜辺の近くには、東浦町立 中浜稔猫美術館というのがある。 実は、無類の猫好きの私は、この美術館を見るのが、淡路島を訪れた一つの目的でもあった。 中浜稔さんの描かれた猫の絵は、猫の賢さ、暖かさが良く表現されていて、ホントにほっこりと和んでくる・・・。 お昼ごはんには淡路の新鮮なお魚が食べたい・・・と思ったが、淡路北部には、適当なところが非常に少ないように思う・・・。 (あのベッカムが泊まったいうウェスティンホテルは高いし・・・しいて言えば、淡路北端の「道の駅」くらいか?) 仕方ないので、地元の回転寿司で食べたが、これが意外にも悪くない・・・! 地元の白身魚を使っていて、ホントに安くて美味しかった~!! 帰りついでに、明石海峡大橋をすぐ側から見てみることにした! (すごい迫力だったけど・・・写真じゃ伝わらないだろうな・・・。) お土産は、この橋のふもとの道の駅あわじで! 淡路名産のたまねぎ、新鮮なトマト、タコ飯の素・・・など、いろいろあるよ! 帰りは、渋滞にも巻き込まれず、たった1時間半で大阪の自宅に着いてしまった。 関西にある最後の楽園・・・おのころアイランド淡路島! 北海道に憧れているけど、寒いのはちょっと・・・という人や、 大阪、神戸に仕事をもっているけど、田舎暮らしもしてみたい人には 是非、お勧めの場所である! (私も、老後は考えてみようかな?) ジャンル別一覧
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