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2004年08月25日
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今朝方、公民館から「今日の古文書研究会は、先生の具合が悪いのでお休みさせてください。」との電話があった・・・。
何でも、先生の熱が下がらないとのこと・・・とても心配である。

私が通っている古文書研究会は、地元の公民館で開かれている無料講座である為、休講があっても仕方ないのだが、教えてくださる先生も恐らく70才は過ぎているであろうご高齢の方である・・・。
以前も、ご病気で手術なさったことがあるとの事で、いつも、病弱のお体を押して講義してくださる事に、本当に頭が下がる想いである。

そして、私が尊敬する大学の考古学の先生も、60過ぎの方であるのだが、古文書の先生と言い、考古学の先生といい・・・歴史においては、やはり、年配者の方の知識の量というのは、実に圧倒的なものがある。

だが、インターネットやら携帯やら、IT関連の情報が生活の大半を占めるようになった昨今、大半の高齢者の方々は、どうしても、情報化社会から取り残されてしまいがちになり、それと共に、高齢者を尊敬するという風潮が、残念ながら、薄れてしまっているように思う・・・。

しかし、年配の方々と話をしてみると、その知恵の素晴らしさに驚かされる事が多い。
例えば、海の水から塩を作る方法を知っていたり、植物や野菜を上手に育てることにかけては名人級だったり・・・。
(きっと、サバイバル生活になったら、めっちゃ強いだろうな~!)
その他にも、よもぎの葉を摘んできては、自宅でよもぎ団子を作ったり、梅干を家庭で作ったり・・・昔の家庭では、恐らくどこでも行われていたであろう手作りの食品や、茶殻を畳に撒いて箒で刷くと、塵が良く取れるとか、古くなった着物をリフォームして小物入れなどを作ったり・・・などのリサイクルの知識も、田舎のご夫人達は当たり前のように良く知っておられる。

こんなとき、ふと、昔話の『姥捨て山』を思い出してしまった。
地域によって、話に若干差があるが、この話は、
家の食い扶持を減らす為に、60歳になった老人は山に捨てられるのだが、ある親孝行の息子は、どうしても母を捨てる事が出来ない・・・。
そんな時、殿様から、「太鼓を叩かずに鳴らして欲しい。」という難問を突きつけられた。そのとき、息子は、母親から「太鼓の皮を張る前に、その中に蜂を入れておけばよい。」と言われる。その通りにしたところ、見事に、蜂が太鼓の中を行き来して鳴らす事が出来た。
だが、この知恵は実は、隠しておいた母親から聞いたことを殿様に告げたところ、年寄りの知恵に感動した殿様が、お年寄りを姥捨て山に捨てる事を止めたというものである。

高齢化が進む日本では、年金や介護問題が深刻である。
しかし、年配者を知恵によって危機を脱する事ができた『姥捨て山』の昔話の教訓を学ぶ事が出来たら、日本も、少しは、高齢者に優しい国になれるのではないかと思うのだが・・・。





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最終更新日  2004年08月26日 12時20分05秒
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