2005/05/07(土)01:02
帰ってきました・・・!
皆さん、こんばんわ☆
ゴールデンウィークも、終盤になってきましたが、
いかがおすごしでしたか~?
先日は、わずか4日間の東京行きに対して、暖かいお言葉を戴きまして・・・
ホントに感謝の気持でいっぱいです♪ありがとうございました~☆
やっと昨日戻ってまいりましたが、東京では、ちょこっと友人と会っただけで、あとは何処にも遊びに行かず、学校で漢文学漬けの毎日でしたが、普段歴史ばかり勉強している私にとっては、やっぱり文学は縁遠いものでした・・・。(感受性がないんですわ~!)
でも、授業では、テレサ・テンやフェイ・ウォンの歌を採り上げて下さったりして、とても楽しかったです。
(中国では、昔の古典の詩も、現代風にアレンジして、ポップスっぽく歌われているんですよ~!日本ではありえないからね~。すごいビックリでしょ?)
そして、皆さんの日記も、携帯のiモードから読ませて戴いていただいていましたよ~♪
パソコンから読むのと違って、何だか、とても新鮮な感じがしちゃいました☆
(アクセス履歴にiモードと書いてあったら、きっとそれは私かも・・・?)
夜、寂しい時に・・・ふっと、楽天の仲間たちを思い出して開いてみると、皆さん、とてもいい文章を書かれていて・・・。
とても人間性豊かな、心優しい人たちに囲まれている自分が、何だか嬉しくなって・・・明日も、勉強頑張ろう!!って、勇気が沸いてきました・・・。
ホントに、ありがとうね・・・。
ところで、せっかくですから、ここで、中国古い昔話の中でも、有名な逸話を一つ・・・。
『邯鄲の夢(かんたんのゆめ)』
紀元200年頃の中国の蜀(しょく)の国に盧生(ろせい)という青年がおりました。
彼は、人生に迷いを感じ、楚の国羊飛山に住む賢者に人生とは何か、問うてみようと旅に出ます。
途中、邯鄲(かんたん)の里へ着き、一見の宿屋に泊まります。
その宿の女主人は、かつて仙人の法を使う人を泊めたときにそのお礼にと不思議な枕をもらいました。その枕を使って寝ると、夢によって悟りを開くというのです。女主人は盧生の素性や旅の目的などを聞くと、食事の用意が出来る間、しばしその枕を試してみるように勧めます。そこで盧生も、その枕を借りて一眠りすることにします。
そこへ・・・楚の国の帝が位を盧生に譲るという勅使が、彼を起こしに来ました。
盧生は勅使に促されて、天にも昇る心地で輿に乗って宮殿に赴き、王位につきます。そして、地位・名誉・財産を得て、美しい妻や5人の子供に囲まれ、大きな屋敷住み、50年にわたる波瀾万丈の人生を送ります・・・。
と、その時、宿の女主人が粟の飯が炊けたと起こしに来ます。
何と・・・これまでの彼の50年間過ごしてきた人生は、栗の飯が炊ける間のほんのわずかな時間に見た夢物語だったのです・・・。
そして盧生は、人生何事も一炊の夢と悟り、不思議な枕に感謝しながら、自分の故郷である蜀の国へと帰っていくのでした。
このお話は、能舞台でも演じられているので、ご存知の方も多いかもしれませんね・・・。
実際、中国の人も、何故、日本人が、あんな小さな邯鄲の町を知っているのか?と不思議に思うほどなのだそうですから・・・特に、年配の方には馴染みのお話なのでしょう・・・。
人生も、80年、100年という時代に入って来ましたが、晩年になって振り返ったとき・・・もしかしたら、この『邯鄲の夢』のように、自分の人生も、ほんの一瞬にしかすぎない、儚い夢のようなものだったな・・・と思えるようなものなのかもしれません・・・。
もし・・・そうだったとしても、一歩一歩、積み重ねていく事を大切に・・・
自分の人生を歩んでいきたいものですね・・・。