撮り人の個人的な旅 by Sataiya

2007/11/13(火)23:14

ノンタブリーに見猿、聞か猿、言わ猿

タイランド旅観察記録(73)

偶然にもノンタブリーのお寺『ワット・クラーング・バンスー』で三猿(見猿、聞か猿、言わ猿)に出くわしました。 其のお寺は宿泊したホテルの近くにありました。 まさか、タイで三猿を見るとは思ってもみませんでした。 子供の頃、日光東照宮で見た事がありましたが、其れ以来でした。 東照宮の三猿は向かって左から、【聞か猿、言わ猿、見猿】と並んでいますが、こちらは、【聞か猿、見猿、言わ猿】と並んでいました。 “三猿”は古代インドで生まれ、東南アジア、中国と広まった後、日本には鎌倉時代以降に伝わったと云われています。 タイ語で何と云うのか気になり、タイ人に聞いてみると、「分からない。特に決まった呼び名はないんじゃない」との回答。別のタイ人に聞いてみると、「リング・ティー・ピットフー・ピットター・ピットパーク(耳を塞いだ、目を閉じた、口を閉じた猿)かな?」と半信半疑の回答。結局、タイ語での正式名称が判明しないままです。 三猿は世界的に“Three wise monkeys”として知られ、各地でこの置物が土産物として売られているようです。 以前、バンコクやチェンマイの土産物屋で三猿の置物を見た事がありましたが、タイのお寺で三猿を見るのは初めてでした。   これは土産物屋で売ってるタイプの小さな置物。  三猿がいるこのお寺『ワット・クラーング・バンスー』には巨大な仏像がありました。    正面からそして、左右から撮ってみました。  市場周辺ではバンコクではほぼ絶滅したサムロー(三輪)が大活躍。あっちこっちと行き交っていました。  こちらは別のお寺『ワット・タイ・ムアン』子犬が7匹いました。  バンコクが発展し都会化されて行く中、隣りのノンタブリーは未だ田舎の素朴さが残っていました。  『ワット・チェン・シーサムパン』改装中でした。 周辺は古びて傾いたようなオンボロの木造家屋が軒を連ね、スラム街のような雰囲気を醸し出していました。 近隣住民以外の外様は足を踏み入れてはいけないような空気を感じたのですが、恐る恐る奥へと潜入してみました。すると、その先には川があり、水上家屋が軒を連ねていました。 おばさんが川に潜って何かを捕っていたので、魚介類でも捕っているのかと眺めていると、何と、其のおばさんが持っていた袋には大量の小銭が…。川底にたくさんの小銭が落ちていると言うのでした。「今日はこんなに捕れたよ」と得意満面の笑みを浮かべて、拾った小銭を見せて呉れました。硬貨が30枚以上はありました。何故に川底に、こんなにたくさんの小銭が沈んでいるか?と不思議でした。    夕方、県庁前 県庁は川に面していました。帰宅時には船着場が混み合っていました。 陽が暮れると、川沿いには屋台がズラリと並び、夕食を摂る人々で賑わっていました。 ※ノンタブリーは2006年3月下旬に訪れました。写真は其の時のものです。

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