上野大佛
上野恩賜公園(上野公園)内に「上野大佛」(上野大仏)があります。元々は全身が備わった像高6m程の釈迦如来坐像でしたが、関東大震災で頭部が落下してしまい、修復、再建しようとするが、其の費用が集まらず、其の儘の状態で置かれていたそうです。やがて第二次世界大戦となり、身体と頭は武器の材料として供出され、顔のみが残されてしまったそうな。其の結果、珍しい“顔だけの大仏”となり此処に祀られています。大仏の顔に触れるとご利益があるそうです。大仏の顔に触れられるなんて他には中々無いと思います。現在は、「もう落ちない」と云う事とかけて、合格祈願のご利益となる「合格大仏」として知られています。 <写真右>胴体と頭があった頃の姿。- 上野大佛の歴史 -1631年(寛永8年)戦死者慰霊の為に土で釈迦如来坐像を建立。其の後、銅で作り直さる。1841年(天保12年)火災に遭い損傷。1843年(天保14年)修復完了。 1923年(大正12年)関東大震災。頭部が落下。修復費用が集まらず、再建不能のまま保存。第二次世界大戦時に身体と頭は武器の材料として供出され、顔のみが残された。