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テーマ:プロ野球全般。(13397)
カテゴリ:NPB、データ関連あれこれ
いや、なんか昨季のBsを見ていたら、特に後半戦でなんですが、
なんか相手の先発が左投手の日って、よく負けてるよなぁ と思ってたんですよ。 チャラ夫も出てくれないし、楽しくないし… --- で、その他にも、左投手関連で感じていたのが、 Hは、左投手に弱い気がするなぁ ということでした。 --- で、気になりだすと止まらないのが、私の性格。 ということで、 早速調べてみることにしました。 使用したデータの元は、 打者データはyahooの昨季データと、 先発投手に関してスポニチアネックスの結果です。 --- まず、各チームの、右打者、左打者の対右投手、左投手打率。 (スイッチヒッターは、対右投手は左打者、対左投手は右打者でカウント。) これは、交流戦や、相手が先発では無い投手相手の結果も含んでいます。 以下に書いていきます。 F ・対右投手 右打者 1420打数 343安打 打率.242 左打者 1631打数 471安打 打率.289 total 3051打数 814安打 打率.267 ・対左投手 右打者 899打数 240安打 打率.267 左打者 574打数 167安打 打率.291 total 1473打数 407安打 打率.276 --- L ・対右投手 右打者 2189打数 597安打 打率.273 左打者 1236打数 366安打 打率.296 total 3425打数 963安打 打率.281 ・対左投手 右打者 1028打数 295安打 打率.287 左打者 59打数 10安打 打率.169 total 1087打数 305安打 打率.281 --- H ・対右投手 右打者 1274打数 303安打 打率.238 左打者 1674打数 475安打 打率.284 total 2948打数 778安打 打率.264 ・対左投手 右打者 778打数 179安打 打率.230 左打者 775打数 217安打 打率.280 total 1553打数 396安打 打率.255 --- M ・対右投手 右打者 1760打数 432安打 打率.245 左打者 1594打数 423安打 打率.265 total 3354打数 855安打 打率.255 ・対左投手 右打者 922打数 234安打 打率.254 左打者 235打数 55安打 打率.234 total 1157打数 289安打 打率.250 --- Bs ・対右投手 右打者 2090打数 526安打 打率.252 左打者 1311打数 332安打 打率.253 total 3401打数 858安打 打率.252 ・対左投手 右打者 845打数 219安打 打率.259 左打者 303打数 81安打 打率.267 total 1148打数 300安打 打率.261 --- E ・対右投手 右打者 2111打数 537安打 打率.254 左打者 1122打数 311安打 打率.277 total 3233打数 848安打 打率.262 ・対左投手 右打者 982打数 257安打 打率.262 左打者 255打数 59安打 打率.231 total 1237打数 316安打 打率.255 --- 以上の結果から言えることは・・・ ・Bsは決して左投手相手に打率は低くなく、むしろ逆に高い(左打者含め)。 ・Hは、左投手に対して打率がtotalで1分低下。 ・・・で、右打者は左打者に比べ5分も打率が低い。 ・Fも、左打者の方が高打率。ただ、左打者は左投手を全く苦にしていない。 ・E,Mは左打者は右投手の方が、右打者は左投手の方が高打率。 ・Lはさらに極端。左打者は、右投手相手に.300近い高打率。 で、左投手相手の時には、そもそも打席に立たせない。(136試合でわずか打数二桁!!) ということでした。 --- で。パリーグって、予告先発じゃないですか。 だから、それにあわせた打線オーダーを、各チームは組むことができます。 では、この予告先発を上手く利用しているのか、 相手が左投手、右投手の時の勝率の違いという形で見てみたいと思います。 --- 各チームを対戦相手としたときに、 予告先発投手の、左投手、右投手に分け、勝率・チーム勝敗と勝率、 先発投手についた勝敗、被打率・防御率・平均降板イニング について、以下に書いていきます。 対戦相手、としてみていますので、勝率が低いほど、強いチームとなってます、 ややこしくてすみません。 --- 対F ・左投手では 30試合 9勝21敗 勝率.300 先発投手は 6勝19敗 5試合は勝ち負けつかず 被打率 .265 / 防御率 4.57 / 平均降板イニング 5.32回 ・右投手では 70試合 25勝45敗 勝率.357 先発投手は 22勝34敗 14試合は勝ち負けつかず 被打率 .263 / 防御率 4.07 / 平均降板イニング 6.45回 ・totalでは 100試合 34勝66敗 勝率.340 先発投手は 28勝53敗 19試合は勝ち負けつかず 被打率 .264 / 防御率 4.20 / 平均降板イニング 6.11回 --- 対 L ・左投手では 27試合 7勝20敗 勝率.259 先発投手は 4勝16敗 7試合は勝ち負けつかず 被打率 .289 / 防御率 5.61 / 平均降板イニング 4.82回 ・右投手では 73試合 30勝42敗1分 勝率.417 先発投手は 21勝29敗 23試合は勝ち負けつかず 被打率 .275 / 防御率 4.37 / 平均降板イニング 6.13回 ・totalでは 100試合 37勝62敗1分 勝率.374 先発投手は 25勝45敗 30試合は勝ち負けつかず 被打率 .278 / 防御率 4.65 / 平均降板イニング 5.77回 --- 対 H ・左投手では 29試合 13勝15敗1分 勝率.464 先発投手は 10勝9敗 10試合は勝ち負けつかず 被打率 .215 / 防御率 2.67 / 平均降板イニング 6.17回 ・右投手では 71試合 28勝39敗4分 勝率.418 先発投手は 19勝34敗 18試合は勝ち負けつかず 被打率 .256 / 防御率 3.57 / 平均降板イニング 6.42回 ・totalでは 100試合 41勝54敗5分 勝率.432 先発投手は 29勝43敗 28試合は勝ち負けつかず 被打率 .245 / 防御率 3.32 / 平均降板イニング 6.35回 --- 対 M ・左投手では 19試合 8勝10敗1分 勝率.444 先発投手は 8勝6敗 5試合は勝ち負けつかず 被打率 .243 / 防御率 3.21 / 平均降板イニング 5.91回 ・右投手では 81試合 50勝31敗 勝率.617 先発投手は 34勝23敗 24試合は勝ち負けつかず 被打率 .243 / 防御率 3.30 / 平均降板イニング 6.09回 ・totalでは 100試合 58勝41敗1分 勝率.586 先発投手は 42勝29敗 29試合は勝ち負けつかず 被打率 .243 / 防御率 3.29 / 平均降板イニング 6.05回 --- 対 Bs ・左投手では 25試合 15勝8敗2分 勝率.652 先発投手は 12勝5敗 8試合は勝ち負けつかず 被打率 .245 / 防御率 3.39 / 平均降板イニング 5.95回 ・右投手では 75試合 42勝32敗 1分 勝率.568 先発投手は 29勝28敗 18試合は勝ち負けつかず 被打率 .255 / 防御率 3.59 / 平均降板イニング 6.41回 ・totalでは 100試合 57勝40敗3分 勝率.588 先発投手は 41勝33敗 26試合は勝ち負けつかず 被打率 .253 / 防御率 3.55 / 平均降板イニング 6.30回 --- 対 E ・左投手では 26試合 15勝 9敗2分 勝率.625 先発投手は 10勝8敗 8試合は勝ち負けつかず 被打率 .227 / 防御率 2.41 / 平均降板イニング 6.18回 ・右投手では 74試合 51勝21敗 2分 勝率.708 先発投手は 37勝16敗 21試合は勝ち負けつかず 被打率 .255 / 防御率 2.96 / 平均降板イニング 6.21回 ・totalでは 100試合 66勝30敗4分 勝率.688 先発投手は 47勝24敗 29試合は勝ち負けつかず 被打率 .248 / 防御率 2.82 / 平均降板イニング 6.20回 --- 以上の結果から言えることは・・・ ・Bsは相手の予告先発投手が左の時、勝率が.348(右では.432) →やはり、左先発を苦手にしていた!! しかも、totalの対左打率は高い →(交流戦は考慮必要ですが)中継ぎ以降の左投手なら打てている。 →予告先発に対する、スタメンの選び方が下手だったのか? ・Hは、相手の予告先発投手が左の時、打率がわずか.215!! 投手力があるので、勝率.536だが、 やはり左投手を苦にしていると言ってもよい、と思います。 ・Lは打率では対右、左投手同じ打率であったが、 先発投手相手では、対左が.289(右は.275)。 しかも相手予告先発投手が左のとき、勝率.741!! →このチームは、左投手に強い右打者が確立されていて、 彼らを起用したスタメンオーダーが機能している、と言ってもいいのでは?と思います。 →Bsも見習えよ!! ・もし手元に同じ実力の左投手、右投手がいて、先発をどちらにしようか、と迷った時、 右投手で臨んだ方が良い相手チーム・・・F,L,M,E 左投手で臨んだ方が良い相手チーム・・・H,Bs といった感じでしょうか。 --- で、ここまでのオフシーズンで気になった補強の動きとして、 HがGからFAで小久保を、そしてトレードでYBから多村を獲得しました。 右打者の方が平均打率が5分も低下するチームだったので、この右打者補強の動きは納得。 で、彼らの昨年の、対左、右投手での打率を見てみると・・・ 小久保 対左 .227 / 対右 .273 / total .256 に対し、 多村 対左 .341 / 対右 .241 / total .275 でした。 小久保の補強の後に、多村のトレード補強がありましたが、 恐らく、昨季対左投手で苦戦したH、その対策として多村が欲しかったのかな?と。 相変わらず、Hは狙いを定めた、意図が伝わってくる補強をするチームですね。 ・・・ただ、多村は怪我の多い選手ですからね。 これは、個人的な意見ですが、 選手って、良く「肩が良い・悪い」「足が速い・遅い」ってあるのと同じように、 「怪我に強い・弱い」ってのも、能力の1つだ、と思うんですよね。 ・・・常時出場できたら、とんでもなく活躍すると思います。 ・・・ただ、急に全く怪我しなくなる、ってのは・・・どうでしょうかね? --- ということで、ツラツラと書いてきました。 ・・・でも、今回のデータ整理の目的は、 業務上、excelのピボットテーブルを習得しなければいけなくなりまして・・・。 業務のデータ打ち込みながら、では全くやる気が出ないので、 興味のある、野球関係のデータで、まずチャレンジしてみました。 ・・・構想は3分。データ入力は8時間・・・(>_<)(←あほやろ) でも、ピボットの使い方がなんとなく分かってきたので、良かったことにします。 でも、やっぱり野球見ててなんとなく思っている、感じていることって、 数字で見ても当たってるものなんですね~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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