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カテゴリ:BW,Bs関連
いやぁ…

思っていることは、今日のタイトルの通りです。

…振り返る価値の無い'06年は、
サインを無視したチャラ様の独断の方が、
結果に繋がっちゃったり、なんてありましたし 笑


'07年は、選手の酷使ですりつぶすことは無くても
明らかな外国人偏重・優先で、

しかも、ベンチの動き、ほぼ皆無
でしたし。

(あえて動かない、というのも一つの作戦です。リスクを最低にする、という考え方。

 でも…この戦い方って、
勝ったとしても、スリルに欠けて、あまり面白く無いですし

---
それに比べて、今日の試合は素晴らしかった~!!

ニッカン式スコア

…相手がG戦でしたが、
私にとって、特別なチームではなくて、

単に興味対象の別の方のリーグに所属する、1チーム、
リーグで言えば…3番目に好きかな?というチームでしかないので、

特別にこのチームに勝ったから嬉しい、等の感慨は全く無いのですが


---
何が、というのを書くと、

動く野球、監督が作戦をチームに徹底させて、
采配を振るう野球、というのがBsに戻ってきた~!!


というのが、今日嬉しかったこと。

徐々に大石監督のカラーが、出てくるようになりましたね、
攻撃面でも。


1つ1つプレーを挙げていきます。

まず、
5回裏の、チャラ夫選手の盗塁

この単独スチールは、完全にモーションを盗んだ、
完璧セーフの盗塁でした、例え捕手がL細川であったとしても。


(G相手、ですから、足攻は非常に有効ですからね)

点には繋がらないものの、こんな動く野球は前監督時代はなかなか無かったです。

で、次は今日の決勝点に繋がったシーンなんですが、

北川の投ゴロは、完全にゲッツーコースでしたが、

カウント2-3だったので、
走者カブレラにも関わらず、スタートを切らせていた、ということ!!


…スタートは悪かったですし、普通に投げられたら併殺成立でしたが、

G内海には予測外のことだったのか、焦って、送球ミスしてくれました。

そして、カブレラも大またで、巨体を揺らして三塁まで激走。

大石監督の、走塁重視の意識が、彼にも少しずつ染み付いてきたのでしょうか。

こんなシーン、コリンズ時代では、ありえません。

---
そして、極めつけは8裏。

カブレラ二塁打、の場面では、代走なし。

ローズ四球で無死一,二塁になって、

北川に、バントさせる、ということになると、
ここでバント成功率を上げるために、二走を、俊足の森山に。


そして、北川もバント失敗等で2ストライクとなり、
結局3バント失敗とはなりましたが、

頑固に3バントさせに行った、という姿勢が、
このシーンでの、走者を進めることの重要性を、

チーム全体に周知・徹底させるには、十分だったと思います。


結局、投手交代の後の村松が四球を選び、
仮に北川がバント成功していても、実際の失敗でも、
その後の展開は一死満塁で、

チームとして、北川の失敗を取り返すことが出来ました、
とJ SPORTSの解説だった、佐藤義則さんが言っていました。良い表現ですね!!


BS1の草とは大違い 笑

そして、この
村松のシーン

カウント2-3からの四球だったのですが、

やはり走者は自動スタート切らせていたんですよ!!

投手が左腕の林だったこともあります。だから3盗やらせた、という考え方もできますが、

でも、恐らくこの2-3は自動スタート、というのを

大石監督は、チームに徹底させようとしているのでは?


と感じたシーンでした。

常勝時代のLが、ちょうどそんな野球をするチームでした。

そして、それは今でもLには、チームのDNAのように組み込まれていますよね。

基本的に、カウント2-3は走らせてくる。
一塁三塁は、一塁走者は、走らせる。


そして、ボビーがMを強い、敵として嫌らしいチームに育て上げたときも、

基本的に、同じような攻め方してきますよね。

2-3での走者スタートは、もう少し走者の走力に依存して決めている部分が強いですが、Lより


---
もちろん、2-3で走らせると、三振ゲッツーの最悪ケースのリスクは生まれます。

でも、仕掛けることで、動くことで初めて、

今日の6裏の内海がミスをしたように、相手のミスの機会も増える。

安打が出たら、チャンスが広がる。


---
コリンズの采配って、前にも書きましたけど、
かつてMLBのアスレチックスのGMについて書かれた「マネーボール」という本に書かれていた、

・出塁率重視
・動くと、ミスでアウトになる確率高いから、基本的に動かない


要は「打者がアウトにならないケースが続けば、点が入り続ける」という考えに基づいた戦法だと思ったし、

それも一理あるな、とは思っていました。

ただ。

私は、MLBのことは詳しく知りません、だからイメージで書きます。

このコリンズのような、マネーボールにかかれた戦い方って、

・MLBのように、日本より制球力無い投手が多く

・日本ほどチームとしての戦い方が徹底せず(バントが下手だったり、どちらかというと個人主義的な戦い?)
 そのため、動くと、失敗のリスクが高い

そういうMLBには適した戦い方でも、

制球力が良い投手が多く、チームプレーを叩き込まれた環境下で選手が育つ、
NPBに適した戦い方なのか、といわれると…?


---
そう考えると、大石監督が今日見せたような、
少しでも、1つでも、先の塁を奪う、という

打者出塁率よりも、

「進塁」を重視した戦い方の方が、NPBでは勝てる、適した戦い方なのでは?


ということを感じたもので。

---
大石監督が、意識しているといった、仰木監督も、

「進塁」の大事さを叩き込んだ、戦い方をする方でしたよね。

ただ、手法が違って、

・犠打、バント重視
・2番打者系繋げる、アウトでも進塁打打てる選手重視の起用


という形だっただけで。

ただ、きっと、NPBで勝てる野球、となると
こういう戦い方なのかなぁ?
と。

---
で、試合の方に戻ると。

日高の犠飛は、非常に浅い左飛でした。

快足・森山君は、楽々帰って来れました。

…前監督ならば、代走出さずカブレラのままで。

で、結局点は取れなかったんでしょう。


---
とにかく、

今日は、そういった攻撃時、走塁に関する「監督采配」を
見ていて楽しむことが出来ました。

チームが変わりつつある、そういう希望を感じることが出来ました。


---
だから・・・

今日はパが全勝で、結局「ノーカウント」のような形になってしまったけれど

シクレさん、残念でしたね、千葉雨じゃ無かったらきっと一人勝ちだったのに(^^)

勝利の余韻に浸って、一日を終えたいと思います。

…やっぱり、相手がどこであったとしても、

ひいきチームの勝利っていうのが、最高に嬉しいですね!!





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Last updated  Jun 3, 2008 10:36:54 PM
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