佐竹台8丁目25番地―12

2008/12/18(木)22:23

ガンバ、Jの誇りをありがとう

サッカー関連(全般)(215)

テレビで見ていました。 今日のクラブW杯。 ガンバ、本当に大健闘でした。 …見ていて、私事ですが、とあることを思い出しました。 --- 私の高校時代、日本史の教師が話してくれた、 母校であったという昔話のことです。 学園祭に、プロの棋士の方? (棋士は将棋でしたっけ?囲碁のプロの方は…何て言うんでしたっけ?)が ゲストとして来られたらしいんです。 で、アマの段位保持者の教師が、学校に2名いて、 その方と対戦されたそうで。 1人目は、副校長だったんだそうです。 プロ棋士の方は、ハンデを上げながら、 手加減しながら、副校長の面子を潰さないように戦って、 半分、わざと、というような形で、 副校長に勝たせてあげたらしいんですよ。 --- で、2人目が、当時30代後半だった数学教師、私もお世話になった方。 プロ棋士の方は、やはりハンデを上げながら… で戦おうとしていたらしいのですが… 数学教師が、好手を連発し。 それを観戦していた、日本史の先生は、 プロ棋士の方の目つきが変わり、オーラが変わり、 スイッチが入り切り替わった状態になったのをはっきり覚えておられたそうです。 …プロが、本気になったわけですから。 アマチュアが勝てるわけがありません。 …あっという間に劣勢に追い込まれ、完膚なきまでに数学教師の方は完敗、 しかし、必死でそれを跳ね返そう、と一歩も引かずに戦って。 --- 数学教師の方が投了した時、ギャラリーから拍手が沸きあがったそうです。 …その瞬間、副校長のことは、全く頭の片隅から消えていて。 プロを本気にさせた、ということで、 数学教師の方の株が上がったんだ と。 --- …いきなり、個人的な昔話で入ってすみません。 ただ、今日のガンバ大阪-マンチェスターユナイテッドとの試合。 結果はこちらでした、 随所に、マンUの格の違いを見せつけてくれました、 やっぱり、欧州サッカーとの違いを大きく感じるのは、DFの個人技の部分ですね。 日本のDFも、J発足当初の昔に比べれば、格段に上手くなりましたけど。 そして、前半の2失点は、CKからの守り。 …まぁ、Jでも言えることで、ガンバの弱点でもあるんですが、セットプレーは --- でも。 後半、山崎のゴールで1点差に詰め寄った瞬間、 マンUの空気が明らかに変わった、 本気モードになりましたよね。 そこで、結局立て続けに3失点してしまったガンバ。 でも一歩も引かずに、何点失おうが最後まで諦めず点を取りに行って、 幸運なPKもあったのですけど、結局3点を奪って見せたガンバ。 --- ホームのアドバンテージと、 相手の遠距離移動のディスアドバンテージもあります。 相手が大量得点で、気が緩んだのもあったのでしょう、 でも、ガンバの姿勢は、Jリーグの代表、 アジアの代表として相応しいものだった、誇らしいものだった と思っています。 --- この試合だけに限らず。 昨年の浦和レッズも、本当に善戦してくれました。 いくら相手が相当格上だとはいえ、 最後まで諦めずに戦う姿勢を見せてくれる、というのは 試合を見ているものに伝わってくるものがありますね。 --- …この試合、観戦できたら…どんなに幸せだったでしょうか。 現在、千葉出張中なんですが、 ムリしてチケット確保してでも、東京駅から新幹線乗ってでも、 新横浜行けば良かったかな… --- 長年、ガンバで黒衣的役割を果たして貢献してきた橋本君のゴールも、 今や日本代表の核ですが、プロ生活のスタートはフリューゲルスだった遠藤ヤットのゴールも。 本当に、素晴らしかったです。 --- 私は、海外サッカーは全く分からない人です。 でも、今更ではありますが、 やっぱり、連係がどうしても深められない、国代表の試合よりも、 クラブチームの試合の方が人気があるのが分かる気がしました、 一昨年のドイツW杯なんかより、ずっと今日の方が見ていて楽しかったですもん。 …まぁ、あの時は監督が監督でしたけどね、 遠藤ヤットをフィールドプレーヤーの中で、唯一出場させないような、監督としては無能な人で --- やっぱり、プロスポーツ観戦ってのは、 結果が全て、では無くって、 レベルの高いのが全て、高いと楽しいし、低いとつまらない、でも無くて。 どれだけ相手が格上でも、自分たちの持てる力を出し切ろうとして、 それを出し尽くす、ベストを尽くした、というのが伝わって来る、 (今日のガンバのような、攻撃的に、というのだけでは無いです。  守備が持ち味、というチームは、体を張って守ってみせる、そういう姿勢でも) というのが、 一番の醍醐味なんでしょうね。 そう感じた試合でした。 ありがとう、ですね。今日の試合を見て、ガンバに言いたいことは。 --- 来年は、ACL出場が決まっているJチームは、 鹿島、川崎、そして名古屋ですが。 来年も、またどこか残ってくれて、出場してくれて、 暴れてほしいなぁ、と思います。 …名古屋が出ても楽しそうですね、ピクシー監督になってから 今年は本当に良いサッカーをするチームに生まれ変わりました、サイド攻撃がキレキレで。 川崎も、中村憲剛の判断や谷口選手の攻め上がりの得点嗅覚あたりが 国際試合の桧舞台で見せてくれたら。 楽しみです。 --- …いつか、横浜FCにも、どれだけ先になるか分からないですけど、 そういう日が来て欲しいものです… ま、いつか来る、と信じて。

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