CASA DE SATCH UMINO

2005/04/05(火)12:36

寝ながら読む本

もうね、活字を追うなんざごめんだよって体調、 だけどぢっとしてるのもつまんない。 頭痛がなくなったもんだから、いい気になってます。 精神活動はちょいと復旧。 でも、関心はまだ自分の中にしか、ない。 こういうときはまんが読むに限る。 手元(枕もと)に近い3冊。 「花図鑑」(1)/清原なつの 早川書房刊 「懐かしい花の思い出」 「砂の上の楽園」 「岸辺の唄」/今 市子 朝日ソノラマ.集英社(岸辺の~)刊 「百鬼夜行抄」もずっと好きな今 市子さん。独特な台詞まわしはこっちからずっと続いてるのだなぁ。 「百鬼~」に出てくる「尾白/尾黒」のものいいに通ずるところがある。 話によればこの方はアキカウリスマキ、コーエン兄弟などの映画もお好きだとか。 なんかね、台詞の「間」にうなづける箇所もみられまする(いかん、尾白/黒口調だ)。 画力については、今さら言及するに及ばず。 読んでないかたにゃはー何だかさっぱりって話だろうねー、すびばせん(鼻声)。 これを機会とされるのも良いかもしれませぬ。 さて、「清原なつの」。 小学生のじぶんから好きだぜ、と言える人のひとり。 初期作品「花岡ちゃんの夏休み」は今でも自己ベスト10圏内かも。 それ以降の作品も、いいんですが。 哲学お勉強女学生「花岡数子」さんが自分の中から発生する 「生々しい感情」と「理性」との折り合いに葛藤するさまが 痛くてかわいらしい。(そん時ゃマジで向き合う課題なのよね) この課題を「かわいらしく」読む余裕ができるのも、えぇかげん 大人ぶれるようになったから、だけど。 でも、読んでる時間の自分はきっちりと「花岡ちゃん」してます。 なんだ、ちっとも療養にならんな。 精神の滋養にはなるけど。 寝てたりすると、普段そこにあるのにほっといてる「考え」を開いて しまったりするから。 まんがはねー、うん、大好きよ。 狩蕪麻礼/たなか明夫の「ボーダー」もまとめ読みしたくなってきた。  

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