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高円寺あたりから雨が激しい。このままだと電車はだんだん遅れるだろう。
いっきにおうち付近までいったほうがよさそうだ。 時々雷の光が遠くに見える。町田で落雷があったらしい。そっち方面の運転見合わせとかなんとか。 その気象と関係なく内田百けん「百鬼園先生言行録」を読み進む。時々吹き出しそうになり、 先週抜歯した部分=抜歯創が疼く。 百鬼園を読みながら抜歯創を口の中でいじくりまわしているのだった。 夕方の激しい雨のおかげで、よさそうな鰤のあらが半額にされている。 おお、もうこれは塩蒸しにするしかないじゃないの。 蕪と一緒にお買い上げ。 ゴム長とレインコートの人がたくさんいるマーケットのBGMは、どういうわけか SteelyDanのBlackCowなのであった。 イントロだけでわかってしまったが、あまりに不思議な喰い合わせの場所であるから 最初は耳を疑ってしまう。 鰤のでかい切り身とBlackCowとかばんの中の百鬼園。 外に出ればまだ雨雨雨雨。 いつも駅前にいて独自のひとりごとを見えない誰かと話している汚れた風体の男は 今日も構内をうろうろしている。 仕方ないからまた一駅乗る。 電車からまた雷の閃光がひとつふたつ。 だらだらと改札を出れば、今乗った電車もその先の駅が落雷したからしばらく留まるといいだした。 うまい具合に逃げられたということらしい。 かばんの中には鰤と蕪と百鬼園、鼻歌はSteelyDanだし。 ああ、「火曜サンストのシブリク」で聴いたのが初めてだったのだ。 そういえばそのころから百鬼園もかばんの中に入っていたなぁ。 「波のうねうね」といふタイトルの本。 まったくもう、どこにいても、だれといてもわたしはいつでも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 31, 2007 09:05:42 PM
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