CASA DE SATCH UMINO

2009/05/06(水)21:44

雨に濡れた花束(とビールの空き缶)

雨の夕方。ばんめし食べに行く道すがら、「たまらん坂」を通る。 薄暗い中で坂を示す石碑(?)の前には、故人を偲ぶ花束が山積みにされていた。 そしてビール缶も。 思いをモノに託すのはいいが、このナマモノ群を片付ける誰かがいるかもしれない、と いうことまで考えられないのだろうか?なんせ公道だし・・・。 (「たまらん坂」の前は横断歩道。 山と詰まれた花はまるで「死亡事故現場」のよう。) 生花はいずれ放っておけば日差しと高温で傷み腐っていくだろう。 飲み終えた(?・・中身の有無は不明)ビール缶も饐えてしまうだろう。 彼のゆかりのスポットに思いを託したいと考えるのは、多分「いい大人」たちだろうなぁ。 いいかげんガキみたいな行いは、よしたほーがいいぜ。 あんたの「思い」はあんただけのもんにすぎないのよ。 ・・・・と、ちょっと考えてしまった。 うーん・・・あたしだったらその場で献杯して、飲みながらその場を立ち去りたいね。 そして行きつけのイタリアンにでも行ってもう一回、呑む。 モノに託して済むことかい、ってね。 雨に濡れて傷みつつある花束たちが気の毒なことであった。

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