!ぼんびーじゃ!
初めてこれに出会ったのは、大学で民俗学教えていたセンセーの研究室だった。休み中に南米をフィールドワークしてきたのだ、とその成果のご披露。柄の彫られた瓢箪で作られたコップと、銀のストロー。その先端は茶漉しになっている。そのモバイルな茶器の名前は”ボンビージャ”。瓢箪コップに入れたマテ茶葉とお湯をこれで飲む。授業のあとに研究室に数人集まって、センセーの成果を追体験する。ねこ舌なわたしはこのストロー+茶漉しにも興奮したけれど、どちらかというと、「ふーん。南米にだって、いけるんだよなあ」センセーがオッケーなら、あたしもオッケーなんじゃない。もうそんな時期からあちら側へ通うコト自体萌芽してたのかもしれない。でもって。many years later,later,later....despues muchos anos.............数日前、車でお散歩の途中、神奈川県の愛川町にて”Sabor Latino”発見。前から行ってみたかったんだ、ここ。通りすがりで見つけることができるなんてうれしい。いわずと知れたラテンアメリカ用品のお店。青いペンキ塗装の外観がなんとも懐かしい。となりは食堂。おもむろに店内へ。おお、なつかしいラテンアメリカのすーぺるめるかぁどの匂い。店の奥にはお肉やさんもある、頼もしい。お茶にスパイス、もちろん豆類もばっちり。思わずフェジョン・プレットもといブラックビーンズだのガルバンソ、レンズ豆を手に取る。それぞれ1キロ入り(笑)。南米化粧品、ハーブティー、雑誌、いろいろ。お買い物に来ている人たちはみな日本語じゃない言語で発音している。そのうち相棒が「あ、これあるじゃん」と指差したのはボンビージャ。おお、そうだよなぁ。これがないと困る人が来る店だもんなぁ。さっそく、かごに入れる。マテ茶も一箱。お会計のときにおにーさん、「ああ、このボンビージャ、なかなかいいんだよ」とうれしそうに言う。わたしもこれにコメントしてくれたのがうれしい、「そうなの。ずっと探してのが見つかってうれしいっす」と思わず。迷わずスペイン語でわたしに話しかけてくれたのもうれしかった。そういえば、お会計の合計金額もいすぱにょるだったなぁ。あっはっは。研究室での出会いからかなりの時間が経った、で、先週やっとわたしはmi bombillaを手に入れた。シゴト中に気合を入れるのにもってこいなmuchas cafeinaなマテ茶。冴えてるぜ、梅雨時だけど。