空中散歩:コナベの日記

2010/05/31(月)20:55

4500フィート、天井タッチ!!

グライダー(76)

(注:2週間前の5月16日の話でございます・・・) フライト前のミーティング時には、晴れていてもそんなに好条件は期待出来ないという気性予報だったのですが、活動開始と同時にそらには美味しそうな積雲がボコボコと。 こういう雲の下に入れば上昇気流に乗って高度も稼げるので、長時間の滞空も可能ですから、皆期待しまくりの状態。 しか~し!! グライダーで飛行可能な空域が完全にオープンになるのは10時から。 あと1時間弱は滑走路近くの空域に留まらざるを得ない状況。 自家用免許を取得しているベテランの先輩達は、早く時間にならないかとソワソワ状態。 そして時間になると皆一斉に空へ舞い上がります。 お陰でクラブの機体5機が皆出払って、地上ではマッタリとした待ち時間が・・・。 やがて自分の搭乗順になったので、座席の調整や舵と計器の確認をして準備良し。 沢山飛べるかなという嬉しさと、財布の中身をチョイと心配しながら初夏の空へ出発です。 で、空へ上がってみると、期待通りの好条件なようで、上昇気流も教官がしっかり捕らえて、どんどんと高度を上げていきます。 「よし、じゃこのまま旋回を保持してみて」 と操縦を任されてサーマル(上昇気流)内での旋回を練習しますが、自分がやるとすぐに気流から抜けてしまいますし、姿勢も安定させられない状態に。 サーマルに乗った時に少し速度を落として高度を上げるようにするのですけれど、どうにも難しい。 最初のウチは出来るとていても暫くするとフラフラ気味に。 もう何度も練習を重ねるしか無いですね・・・。 そんな感じで自分の練習も挟みつつ、グライダーは更に高度を上げていきます。 これまで自分が上った最高の高度は3700フィート(1127m)ですけれど、今日はそれを越えそうな感じ。 高いところに見えていた雲ももう殆ど目の前と言って良いくらいです。 「じゃあ今度はあの雲の下に向かって」 と教官の指示を受けながらフライトを続けて行くと、遂に高度計は4500フィート(1371m)! 使用させて頂いている空域は、旅客機等の航路を妨げない為にこれ以上の上昇はご法度なのでここが天井状態。 初めて訪れる高さにチト興奮気味です。 地上から見る白い雲も間近に見ると黒っぽいんだな~とか、この高さで見る飛行機雲は地上の何倍も綺麗だとか。 そもそも自分が飛んでいる真横と言っても良いくらいの場所に雲があるのだから、本当に空を飛んでるんだというコトを実感しちゃいました。 いつもは空から街並を眼下に見て飛んでいるコトを感じているのですけれど、この日はまったく反対な感じです。 雲と一緒に飛んでいるというイメージが浮かんできてしまいそうです。 ♪て~ねんピッピッピッ~♪ ただ上ばっかりに気を取られて地平線と機体の傾きの関係が疎かになりがちだったのは反省点かも・・・。 この時点てそこそこの時間飛んでいましたし、放っておくとまだ上昇しそうなので頭を抑えながらそろそろ滑空場に戻ろうかというコトになりまして、機首を西に向けて飛び始めましたが、その時のコトはまた次の機会にというコトで~♪ (続く・・・つもりは無かったのですが、長文になっちまったので・・・)

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