空中散歩：コナベの日記

[宇宙と星空] カテゴリの記事

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• HTV2号機、把持成功！

  1月22日に種子島から飛び立った、HTV、「こうのとり2号機」は自立制御で航行の後、国際宇宙ステーションに10mの距離まで接近しランデブー。そして日本時間の20時41分、ISSのロボットアームによって、見事把持されました。やったぞ～～～！！！把持の瞬間は何かの影響でライブ映像は届かなかったのですけれど、NASAからのコールでキャッチを知った時は思わずガッツポーズでした。ネットで実況中継されていたのを見ていたのですけれど、それと同時にTwitterでツイートしながらでした。日本中で同じように時間を過ごされた方が沢山みえて、一緒にHTVの無事を祈り、JAXAのスタッフを応援していたんだな～なんて、ちょっと連帯感♪毎回宇宙船の打上げからランデブー、ドッキングを見るたびに思うんですけれど、デカい地球のある点から軌道上の点のステーションまで行ける技術って本当に凄いですよね。それを今回の「こうのとり」でも見させてもらい、半端なSFモノよりも興奮しちゃいました。小さな画面からでも、やっぱりCGとは違う存在感が伝わって来ましたから。で、その行程の殆どを自立制御で飛んでいく「こうのとり」も凄いですけれど、要所要所で判断をして、GOの決定をする人間があってこそのモノだとも思うんですよ。筑波の管制スタッフを見てて、とても熱い気持ちを貰えました。さて、この後深夜にはISSとのドッキングが控えております。予定よりも少し早まるかもしれないそうなので、注意していないと。楽しみだな～。中継はコチラでございますよぉ（追記）その後日本時間23:40頃に、「こうのとり」はISS本体へのドッキング第一段階に成功しました。この後ボルトでの結合を行い、完全なドッキングをするそうな。ネットで中継を見ていましたけれど、『2001年宇宙の旅』を彷彿とさせる映像でした。でも、自分が見ていたのは紛れも無い現実。いやホント凄い技術のオンパレードでしたねぇ。

  2011.01.27

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• さあ行くぞ！H-IIB＆こうのとり2号機

  明日1月22日、午後2時37分57秒に、種子島宇宙センターからH-IIBロケットが打上げられます。週頭頃から1月20日は種子島付近の気候が悪いという予報だったので、「木曜の打上げは延期だなぁ」などと思っていました。・・・んがっ！まさかこんなに早く日時が再設定されるとはという感じです。しかも土曜日の午後という仕事が休みの絶好のタイミング。インターネットでも打上げがライブ中継されるので、じっくり見ようと思います。2005年の野口さんのスペースシャトルミッションが終了してからは、宇宙よりも大気圏内の航空モノに興味が向いていたコナベではありましたけれど、2009年から始まったこのH-IIBロケットと、それに搭載される宇宙船「こうのとり(HTV)」には久々に興奮気味です。正直な話、昨年地球に見事帰還したて、日本全国を感動の渦に巻き込んだ「はやぶさ」よりも、「こうのとり」の方が自分にとってはストライクゾーン。その構造から、将来的には有人宇宙船への発展も視野に入っているというのが何とも夢を感じさせてくれるんです。見た目は宇宙を飛ぶ缶ビールって雰囲気で、「こうのとり」よりは「Gu-Gu-ガンモ」な姿ですけれど、青く輝く地球をバックに飛ぶ姿に何とも言いようの無い格好良さを感じます。初飛行が大成功過ぎたので、忘れがちですけれどロケットも宇宙船も今回が2回目の打上げ。万が一・・・と心配になるコトもありますけれど、ネガティブに考えたって始まりません。日本の技術を結集して飛翔するH-IIBと「こうのとり」が無事ミッションを完遂出来るようにこころの底からJAXAの皆さんの活躍を応援しておりますっ！！

  2011.01.21

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  NASAの記者会見

  ここ数日、にわかに話題になっているのが、「地球外生命の兆候探索に影響を及ぼす宇宙生物学的発見」についてNASAが記者会見を行うというモノ。各メディアが果たしてどんな内容か？とアレコレ詮索してます。自分も一体何が発表されるのやらと興味津々ではありますけれど、ま～いきなりコイツ↓が記者会見を行うという類の話では無いでしょうねぇ。会見はインターネットを通じて全世界に配信されるようですけれど、日本時間だと午前４時。ボクは思いっきり寝てるコトでしょう。目が覚めたら世界中がぶっ飛んでいるのも凄いでしょうけれど、なんだかんだで世界規模の釣り的なオチとならないコトを祈ります（笑）そして、この話題を目にしてからずっと頭を離れないのがダン・ブラウンの『デセプション・ポイント』だったりして・・・。

  2010.12.02

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• ISS長期滞在10周年

  日本時間の1998年11月2日に開始された国際宇宙ステーション（ISS）への長期滞在ミッションが今日で10周年を迎えたそうで。何はともあれめでたいめでたい。一時はアメリカの宇宙政策の変更で早期に運用停止になるとかならないとかで参加している各国を焦らせたようですけれど、とりあえずあと10年程は運用を続けるらしいです。ま、結局のトコロ自前で明確なコンセプトも無いままの国の宇宙開発は米露に振り回されるだけで終わってしまいそう（＝税金が無駄になりかねない）でコワイですが・・・。で、一宇宙マニアとして、この10年間でISSに何か思い出でもあるかな～と思い返すと、やっぱり野口さんがクルーとして参加したSTS-114、スペースシャトル再開ミッションと、日本の実験モジュール“きぼう”の完成、そして野口さんの２度目の宇宙がISSへの長期滞在ミッションでしょうかねぇ。ロクに英語もワカランのに、NASAのネット中継を食い入るようにして見入ってましたし、ISSのバックに写る地球の美しさに何度ため息を漏らしたコトでしょう。時折、「ISSでいったい何をやっているの？ただ人間が無重力で浮いている姿見せるだけならお金の無駄じゃん」と言った意見を見かけます。そりゃごもっともと思いますし、自分も詳しいコトは良く判らないので、ISSでどんな実験とか調査が行われているのかはイマイチです。けれど、ISSだけに限らないで、軌道上で行われている様々な事柄から得られたデータを基に地球上で開発される技術の恩恵をこれまでにも自分達が受けているコトも確かだと思うんですよ。今自分達の生活の中から宇宙開発と関係しているモノを無くしてしまうと相当困ったコトになるんじゃないかなぁと思います。なので、これから先のISSでの宇宙飛行士の滞在ミッションも応援しようと思いますし、その気になればネットでも何でも宇宙で得られた技術や成果が何だったのかも調べられると思いますから、探してみようかなとも思うのです・・・。さて、今夜22:15頃から滞在10周年を記念した記者会見がライブ配信されるみたいです。相当眠たいんですけど、起きていられたら見てみようかなと思います～。（・・・って多分無理だろうなぁ。頭がもう回ってないからブログの文章もちっとも纏まりが無いし・・・ってソレは自分のセンスの問題か）

  2010.11.02

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  JAXAシンポジウム2010 in 名古屋

  時折見ているJAXA(宇宙航空研究開発機構)のサイトで、地元名古屋でシンポジウムを開催するコトを知り、是非見に行こうと思い応募しました。先着450名のトコロ、自分の受付番号は499。「・・・まさか門前払いには」とチョイと不安になりましたけれど、キャンセルする人の数も考えてのコトなんでしょうねぇ。で、9月10日の当日。会場の名古屋はテレピアホールに行きますと、↑こんな看板が立っておりました。中に入ってエスカレーターに乗ると、すぐ後ろから何やらいかにも偉い雰囲気の方が。どっかで見たコトあるな～と思っていたら、JAXA理事長でいらっしゃる立川敬二さんでした。サイン貰っとけばよかったなどと思わず小市民・・・。会場前のホールには、先日６億キロの旅を終えて、日本中に感動の嵐とちょっとした宇宙ブームを巻き起こした「はやぶさ」の模型や、本日のテーマの一つであるH-2BロケットとHTVの模型も展示されており、皆デジカメやケータイで写真撮りまくりでした。勿論、自分もそんなひとり♪さてさて、肝心のシンポジウムの中身ですけれど、二部構成となっておりまして、皆注目の第２部は日本最新にして最大の国産ロケットH-2Bロケットと日本初の宇宙船、HTVの開発・運用、そして今後についてのパネルディスカッション。ロケット開発の責任者、HTVの開発と運用のそれぞれの責任者の御三方のトークを聞く事が出来ました。限られた時間内での講演ですから、聞きたいと思っていた内容全てを知る事は出来ませんでしたけれど、正直「はやぶさ」以上に興味のあるHTVの開発と運用の最先端の指揮を執る方々の話を直接聞けたのは本当に貴重でしたし、それぞれの部署の立場から見たお互いの存在みたいな雰囲気も伝わってきて、科学や技術といったテーマの中に何だか凄く人間味みたいなモノを感じられて、一層日本の宇宙開発を応援したくなりました。そんな宇宙開発の話も面白かったのですけれど、更に興味深かったのは第１部の内容。「空の事故を減らす　～乱気流検知への挑戦～」と題して、JAXA航空グループの方が米国のボーイングと共同で研究開発をしている航空機用の乱気流検知システムの実用化に向けた取り組みと今後の展望を紹介してくれました。グライダーにとって、高度を上げる為の上昇気流も姿勢を崩す乱気流もどちらも重要な問題でして、見えないそれをいかに上手く体で感じて反応させるかが醍醐味でもあります。それを機械で察知できるようにするとは如何にして・・・と思い、超大真面目に聞き入ってしまいました。でも、皆さんには超極秘の真実をお話します。実はそのシステムは既に実用化されているのです。ウチのクラブのベテランパイロットのＫ柳さんが掛けているグラサンは気流が見えるらしいのです・・・（笑）予想以上に内容も面白く、予定の２時間があっという間に過ぎてしまい、話す方も聞く方も、「もっと時間が欲しいっ！！」と思いながらの閉会でした。聞けば名古屋でこのような会を開くのは初めてだそうで、初回の成否で今後も決まるんでしょうね。自分の感想としては非常に面白かったし、会場もとても盛り上がっていたと思います。何しろこの東海地方は日本の航空宇宙産業の中心地なワケですから、こういう話をもっと聞きたいという方は沢山いると思うのですよ。なので、来年以降も是非開催して欲しいなぁと思います。

  2010.09.10

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• SPACE SUSHI！

  先日国際宇宙ステーションから帰還した第22次長期滞在クルーがモスクワで記者会見をして、第23次クルーとしてISSに滞在している野口さんのコトを絶賛されていたそうな。個人的にもファンだし、同じ日本人としてもこういう国際舞台で腕を認められるのは嬉しい話です。で、その記者会見中に、「彼（野口さん）が作ってくれたスシは格別だった」とのコメントが。ほえ～前回の宇宙ラーメンでも驚きましたけど、今回はお寿司ですか♪しかも、ISSで野口さんが作ったとな。詳細なニュースを見つけられなかったので、どの段階から作り始めたのかはわかりませんけれど、それでもなんか凄いなぁと思ってしまいます。宇宙食の技術も相当進んでいるコトは知識としては知っていても、相変わらず宇宙食って昔ながらのチューブ入りというイメージが頭の中に残ってしまっているだけに、宇宙空間でお寿司を握るというコトに非常に興味がわいてます♪宇宙空間では滅多に食べられないメニューですから、そりゃクルーは大喜びでしょうねぇ。それにしても、宇宙ラーメンとビストロスマップの特別メニューに始まり、この間は先に送っておいた自分の食料を同僚に食われてましたし、そして今回のスペース寿司。やたらと食べ物に縁のある宇宙飛行士になっちゃいましたね、野口さん。宇宙空間で寿司を握った最初の人類として宇宙史にその名を刻んでおりますな。そしてこの調子で行けば、宇宙でお茶漬けを食える日もそう遠くないのではと思っちゃいます。（本格手にかっこむ場合は恒久的な１Ｇ環境が必要ですが・・・）・・・ところで寿司ネｔ（諸般の事情で以下自主規制）

  2010.03.23

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  宇宙病再発す

  野口さんの本『オンリーワン』を読んだのが原因で、久しく遠ざかっていた宇宙への興味が急激に湧き出して来ちゃいました。元々好きな分野だというコトもありますけど、野口さんの口調（本だけど・・・）に惹かれてしまうというのもあるでしょうなぁ～。自分の良いトコロでもあるし悪いトコロでもあるのが、一端興味を持つと暫くの間はそれに没頭してしまうというコトでして、日本の宇宙機関、JAXAのサイトや野口さんが国際宇宙ステーションから発信しているツイッターを見たりして最新情報を何とか仕入れようと奮闘しています。けれど、宇宙話のネタを仕込むのに一番最適なのは、やっぱりNASAのサイトなのですな。豊富な画像や動画で過去のミッションから最新の研究成果まで詳細に知るコトが出来るのです。・・・ですが、やっぱり英語なのがネック。単語を拾って断片的な内容をどうにかこうにか見るコトは出来ても、じっくり読むにはチト辛い。そんなワケで買ってきたのが『英語が苦手なヒトのためのNASAハンドブック』。２年前に出た本なので、内容がもう古くなっている部分もあるのですけれど、NASAのサイトの簡単な歩き方くらいならなんとかなりそうな感じです。勿論書くコンテンツの文章を訳すのは自分でやるしかないのですけれど、手探り状態からは少し抜け出せそうな感じです。で、今こうしてブログを書いている時も、BGMにホルストの組曲『惑星』なんぞをかけながら、すっかり宇宙マニアに逆戻り。ブログのネタも宇宙モノが増えそうだなぁ。嗚呼益々マニアックなブログになって行く・・・って最初からか（汗）

  2010.03.17

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  図書館にて宇宙旅行

  嗚呼、大したコトもしないまま連休が過ぎ去ろうとしている・・・。土曜日は仕事だったし、そもそも足の骨のヒビが完治していないのでグライダーもお休み。そして何か買い物でもして気晴らしをしようにも、給料日直前に設定された連休では行動不能。よってひたすら耐の一文字で大人しく過ごした連休でありました。・・・とは言っても、本当に家の中にこもり切りだとダメ人間度合いを益々強くてしまうのは間違いありません。なので少し前から気になっていた趣味ゴトで楽しんでしまおうというコトに。9月11日に打上げを行い、見事HTVを国際宇宙ステーションに届けるコトに成功したH2Bロケットの姿を見て以来、ここ一年ほど静かに眠っていた宇宙への興味がふつふつと沸きあがっておりました。（ま～、グライダーで飛べてないからというのもあるでしょうケド・・・）なのでJAXAのサイトやNASAのサイトであれこれと記事を読んでいるうちに、とある映画を思い出したのです。今年の頭頃に上映されていた『サ・ムーン』という作品で、アポロ計画40周年を記念して作製されたドキュメンタリーです。もうDVDが出ているそうなので、地元のレンタル屋に何軒か探しに行ってみたのですが・・・どこにも無しっ！！レンタル中という訳ではなくて、そもそも置いてないんですよね（涙）なので、リクエストを出して撤退。で、この手のドキュメントものなら図書館にあるかもと思い、行ってみましたが・・・やっぱなしっ！！入るかどうかは分からないそうですが、一応ここでもリクエストを出しておきました。興味大の作品なので、自分で買えば良いのですけれど、上記の通り給料日直前。しかもipod touch買ってしまったので、今月来月はより一層大人しくしてなくてはいけないですからね～（汗）（と、言いながらも、ipod用のアプリをチョコチョコ買ってしまっておりますが・・・）レンタル屋、図書館とあえなく撃墜されたコナベですけれど、せっかく図書館まで来たのだから、何か代わりになる本でも借りていこうと思い、航空宇宙関係のコーナーに行き、見つけてきたのがコチラ、アメリカ航空宇宙局の歴史と数多くのミッションを纏めた、その名もずばり『NASA』。サイズも大きく、装丁も立派な上、中身も綺麗な写真と分かり易い文章でじっくり読み込めるような内容となっております。ただし、サイズがサイズなだけに重量も相当なモンで、机の上に置いて読まないと相当疲れます。あえて手持ちにして、筋トレを兼ねるというのもアリですが・・・。（追記）JAXAのロケットを見て影響されたと言っているのに、NASAモノを探しているというコトを突っ込んではイケナイ・・・。写真だけ見ればあっという間ですけれど、この際ですから貸し出し延長期間も含めた４週間を使って、じっくりと読み込んで、宇宙マニアな秋を楽しんでみようと思います～。

  2009.09.23

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  大人の科学マガジン

  本当は4月1日に買ったのですが、例の本当の顔のせいで日記に書く機会を逸してしまい、今日に至るのでございます・・・。以前にニュートンが作った反射望遠鏡のレプリカを付録にしていた時に買った、『大人の科学マガジン』。最新号にガリレオ・ガリレイの作った望遠鏡が付録として付いていたので、久々に購入してしまいました。肝心の付録は未開封の状態で、なかなか手を付けられない状態ですが、週末には何とかできたらなぁなどと思っています。では、本誌の内容はと言いますと・・・。う～ん、コレは面白いです♪『400年後の「星界の報告」』と題して、ガリレオの功績を始め、中世の宇宙観や当時の天文学の成果を経て、現代の最先端の宇宙開発や天文学を紹介する内容は雑誌ながらも宇宙好きには充分な読み応えがあります。特に、「宇宙に行ってやってるコトが自分達の生活の何処に役立つの？」という、そう簡単には答えられない疑問にも言及していてくれて、多くの方がこれを読んでくれたら良いのにと思ってしまいます。まだ全部の記事を読み終えたわけではないですし、望遠鏡も作っていない状態ですけれど、久々に雑誌で存分に楽しんだという感じがしています。で勢いに乗って、風力発電キットを付録にした号とか、ダ・ヴィンチのヘリコプターの号とか、興味をひくバックナンバーを注文しちゃおうかなどと思ってみたり。更にはガリレオとニュートンの望遠鏡は予備でもう1セット買ってしまおうかな～とすっかり学研の回しモンになってしまっているような・・・。

  2008.04.17

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• H2Aロケット14号機打ち上げ成功！

  2月23日午後5時55分、種子島宇宙センターから、高速インターネット通信衛星「きずな」を搭載したH2Aロケット14号機が打上げられ、衛星分離にも成功しました。当初は15日の打上げだったのが、機体に不具合が発見されて今日の打上げになったわけで、怪我の功名じゃないですけれど、お陰で休日にインターネットでのライブ中継を見るコトが出来ました♪さらに今回はインターネットでのテレビ放送casTYでの掲示板書き込みにも参加して、放送担当のJAXAいはもとさん（YAC出向中）や全国の皆さんと一緒に打上げを楽しんだ感じです。調子こいてアレコレ書き過ぎたかとチョイ反省もしておりますが、casTY自体が終了してしまうコトが決まっているだけに、せっかくなので存分に参加したいと思ってしまったのでございます。で、今日の打上げですけれど・・・いやぁ～時間ギリギリでしたね！元々天候（特に風）が心配で、実際30分ほど延期になったくらいですし、更には進入禁止区域に船が入ってしまうアクシデントでカウントダウンがまたも中断。今日は5時55分が打上げのリミットなので、それを過ぎてしまったら今日はもう打上げ出来ないコトに。果たしてどうなるのやらと緊張して見ていました。普段はユルユルな感じのいはもとさんの番組も、少し緊張感のある感じで、最終的に時限の5時55分にリフトオフした時は本当にホッとしましたね～。その後の飛行はとても順調で、補助ロケットの切り離しも安心して見ていられました。そして背景に映る地球も濃い青をバックに厚く掛かる雲が何とも綺麗でした。何度見ても飽きない人間の技術力と自然の競演ですよね～。さて、どうしても見た目の派手なロケットに目が行ってしまいがちですけれど、実際はここからがもっと重要。そう打上げた衛星が設計通りに動いて、数年間に渡る運用がきちんと出来るかどうかです。しっかりと「きずな」が動いてくれるように、関係機関の皆様のご活躍を期待しておりますっ！！

  2008.02.23

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• STS-122：アトランティス打上げ成功！

  話自体は昨日の出来事なので、チョイと新鮮味も薄れてしまいましたが、日本時間の2月8日午前4時45分にスペースシャトル・アトランティスが国際宇宙ステーションに向けて出発しました。今回の積荷はヨーロッパが開発した実験モジュール『コロンバス』だそうで、これの組み付けが主任務になるんですね～。なので、今回のクルーには欧州出身の宇宙飛行士もいます。で、今回の打上げは上にも書いた通り、日本では夜明け前だけれど、ちょっと頑張れば起きて見られる時間帯でした。前日は午後９時半には布団に入り、しっかりと睡眠をとって４時に起床、さっそくNASAのサイトにアクセスして視聴開始となりました。直前の気象予報だと打上げ可能の確立は30%という低い数字だったにもかかわらず、結局は晴れ。妨げになるようなコトも起こらずにカウントダウンは進行して行きました。そしてTマイナス0！いつものように轟音を響かせながらアトランティスは一気に高度300kmの軌道に向けて旅立ちます。空を駆け上るシャトルの勇姿に相変わらずの格好良さを感じると共に、ほんの少し不安も抱きながら見ていました。やがて8分程が経過して、外部燃料タンクを切り離したその時です。タンクに据え付けられていたカメラには次第に離れていくアトランティスがありましたが、その影から突然姿を現した太陽。燦然と輝いていました！これまでに何度も打上げのライブ中継は見てきましたけれど、その中で特に感動的な光景になりました。さて、これで特に問題が無ければシャトルはISSに向かい建設作業開始です。そして帰還して来れば次はいよいよ日本の開発した実験モジュール『きぼう』の輸送任務になります。日本人宇宙飛行士の土井さんも登場するSTS-123ミッション、良い成果を期待したいです。そのためにも今回のSTS-122ミッションから目が離せないという気分になっています。機会があればNASA-TVもこまめにチェックしなければっ！！

  2008.02.09

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  ハッブル宇宙望遠鏡

  今朝何とな～くNASAのサイトを眺めて（全部英語だから内容はイマイチ・・・）いたら、今後のスペースシャトルの運航予定みたいなモノを見つけて、国際宇宙ステーションの建設作業に殆ど使用される中、一つだけハッブル宇宙望遠鏡の修理ミッションに出掛けるというコトを知りました。と、言うか、修理計画があるのは元々知ってはいましたけれど、それが今年の８月７日という非常にめでたい日に出発だというのに驚きましたね。え、何の日かって？ワシの誕生日です！！あとはのび太君と花輪君の誕生日でもありますが。（ロクなやつがおらん・・・）ハッブルが運用を開始した当初、ピンボケになるという望遠鏡としてはあまりにも致命的な欠陥を抱えていたとして、シャトルのクルーが１年にも及ぶ訓練をして、史上最も困難な船外活動と言われた修理作業の結果、計画通りかそれ以上の高性能を得て、天文学に数多くの成果をもたらしてくれたのはあまりに有名ですよね。宇宙好きとは言っても、せいぜい太陽系までの事柄にしかあまり感心の無い自分でも、ハッブルから送られてくる写真の美しさには何度となく感動させられました。で、今回がハッブルにとっても、またスペースシャトルにとっても最後の修復ミッションになるようで、成功すれば2013年頃まで運用が可能になるそうです。せっかくめでたい日（しつこい）に旅立つのだから、是非ともミッションの成功を祈らずにはいられませんね～♪そのためにも今週末に行われる予定のシャトルの打ち上げから帰還までの全行程も完璧にこなして欲しいと思います。2008年10月でNASAは設立50周年を迎えるそうです。設立当初は50年後には月や火星に人類が進出して、華々しい宇宙時代を謳歌しているだろうと予想したNASAのスタッフも多かったんでしょうねぇ。けれど現実はなかなかにキビシイものでございまして、何やるにしても予算がついてこない、すると計画もショボくなって、関心も得られないで、結果予算が・・・の悪循環。なので、この50周年には大きな成果とかよりも、実行するミッションが全て完遂出来る事の方を期待したくなっちゃうのでありました・・・。大きな事は出来ませんが、出来る事からコツコツとのきよし師匠の精神で頑張って欲しいモンでございます。

  2008.02.04

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  落ちるなぁぁぁっ！！

  数日前のニュースで、米国の偵察用衛星が制御不能になっていて、最悪地球に落ちてくるかもしれないとやっておりました。マトモに動かそうにもそもそもエネルギーが無く、地上からは何も出来ない状況。しかもマズイことに、軌道もおかしくなっていて、落ちる時も何処に落ちるか判らないという始末。うっわぁ～、もう最悪ですわな。地球の規模から考えれば衛星なんて小さいから・・・などと呑気に話せるような代物では無くて、落下してくる速度を考えると、大気圏内で燃え尽きなかったら、ちょっとした隕石が降って来るのと同じですし、ヘタな爆弾よりも破壊力ありますからねぇ・・・。しかも構成素材に有害なモノが無いとは言い切れませんから環境への影響だってありますよ。この記事とトラックバックさせて頂いた白い怪鳥さんが、色々と対策を挙げてみてくれましたけれど、自分も似たようなコトしか思いつきませんし、そのどれも現状では実行不可の結論になっちゃうのも同じなんです。後はもう、再突入しても燃え尽きるか、突入角度が浅くなれば地球に弾き飛ばされて逆に遠くへ行ってくれるかもしれない位ですかね・・・。う～ん、こうなったらやっぱり祈るしか手は無いですわなぁ。と対岸の火事を決め込んでみたくても、ボヤ程度ならいざしらず、コンビナート火災だった場合は川幅がアマゾン川並でも安心できませんて・・・。自分の居る場所だろうとどこだろうと、関係無いではチョイと済まされない話のような気がしてなりません。と、そんなコトを考えながら、今ソ連→ロシアの宇宙ステーション「ミール」について書かれた本『ドラゴンフライ』を再読しています。野心やら技術の誇示やら宇宙の覇権争いやらで宇宙に散々ぶちまけた色んなモノがミールや今回の衛星のように手に負えないモノになっているんでしょうね。これからはそんな厄介モノが軌道上にもっと増えていくのかもしれません。ISSもちゃんと完成するのかと、か～なり心配しております。更に厄介なのは、日本の実験モジュール「きぼう」はISSの最前列に位置します。と言うコトは一番ゴミの直撃を喰らい易い場所なんですわな、コレが。自分の庭の掃除も満足に出来ない輩が他所へ出掛けたとしても、結局そこも汚してオシマイになってしまうかもしれないのは、非常に残念な話です・・・。

  2008.01.30

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  『月面基地建設2020』を観る

  昨年暮れに、“ケータイから買い物するとポイント10倍”というキャンペーンに見事に踊らされて注文したディスカバリーチャンネルのDVD『月面基地建設2020』を今見終わりました。本国のアメリカでも2007年に制作された番組だそうなので、内容もNASAの月探査から基地建設に向けての最新情報が盛り込まれた、なかなかに面白いモノでした。この手のドキュメンタリーは好きな話題であっても情報が古かったり、構成がイマイチだと途端に睡魔が襲って来ますからね～。その点では最後までしっかりと観られて良かったです。で、内容を見て思ったんですけれど、最新の宇宙開発というのは最新鋭の技術をふんだんに取り込むという訳では無いのですね。勿論開発するのはこれまでに無い宇宙船から宇宙服に月での居住施設なんですけれど、それら殆どは自分達が既に見知った技術の応用の繰り返しなんだと気付きました。新しい技術で全てを一新するのはやはりリスクも大きいようで、失敗の許されない困難な計画にはやはり確実性なんでしょうね。そしてその確実さというのはこれまでに行われてきた過去の宇宙計画で学んだ事が幾つも盛り込まれているそうで、どちらかと言えば失敗とか厄介モノの扱いもされるスペースシャトルやISSでの経験も活かされるのは、シャトルファンには嬉しい話です。2020年と言うと、相当先のようにも感じますけれど、今の生活の時間の流れだときっとすぐにその時が来るのでしょうね。DVDを観ながらいつか訪れる未来がとても楽しみになりました。・・・ところで、番組中に出てきた現役の宇宙飛行士の一人が、月での居住施設の模型を見てアドバイスを技術者にしていました。その彼の見た目が尖った耳、デカイ鼻（しかもワシ鼻）、オンザ眉毛の一直線前髪という、誰がどう見たってバルカン人！そうか、やっぱりNASAには宇宙人がいて地球人にテクノロジーを与えていたんだなぁ。ミステル・ヤオイは本当のコトを言っていたんだぁ（笑）

  2008.01.26

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  火星人は実在したっ！？

  職場で、「ニュースになってる火星人の写真見ました？」と聞かれ、一体何の話だと思いながらネットを検索してみると、NASAの火星探査機スピリットが撮影した写真に、ななな何と火星人の姿が写っていたというではありませんか。「ああ、それで官房長官がヘンな質問されてたのか・・・」と思いながらも、写真の発表元のNASAジェット推進研究所のサイトへアクセスして、オリジナルのデータを貰って来ちゃいました。相変わらず紅い荒野が果てしなく続く火星の地表。この何も無さが宇宙マニアの好奇心を掻き立ててくれるんですよね。月面と同じく、何度見ても見飽きない風景です。で、肝心の火星人は何処に？と思いながら、左下にいるというネットの記事の通りに拡大してみると・・・おおおお～っ！！と言うかぎゃはははは！コレは久々に来たって感じの一枚です。確かに実在してます火星人！それもヒューマンノイドです。火星人＝タコ型は誤りだったんですね～♪いやぁこれまでとんだ勘違いをしてしまってスミマセン火星の皆さん。それにしても、仕事帰りで疲れていらっしゃるのでしょうか、「あぁ、どっこいしょ、ふぅぅ。」と腰掛けているような感じです。しかも周りの岩の大きさやスピリットからの距離を（見た目ですが）考えると、相当ちっちぇ方です。ここまで決定的な証拠を発表してしまったら、もう月面基地建設とか何とか言ってないで、一気に火星を目指した方が良いんでないかい、NASAの皆さん。もしかしたらあの人面岩もホンモノかも知れませんよ。いやもうホント呪われたような一週間の終わりに、思いっきり笑える一発をかまされて、良い休日を迎える事が出来そうで、何よりでありましたな～♪そしてこんなビックリ写真と共に、日々沢山のデータを地球に送り続けてくれる双子のロボット科学者スピリットとオポチュニティの更なる活躍を期待したくなります。写真に写っている通り、太陽電池パネルも砂埃で大分汚れたりしているようですが、パワーのある限り頑張れぇぇぇっ！！あ、この記事のオリジナル写真はコチラへどうぞ。飛んだ先の下の方にあるHigh resilution JPEG (72Mb)で高解像度版のデータが見られます♪Image credit: NASA/JPL-Caltech/Cornell University

  2008.01.25

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• casTY終了・・・

  ニュースとしては少し前から出ていましたけれど、無料動画サイトのcasTYが２月末を持って全てのサービスを終了するそうですね。芸人さんのブログもあって、それらが一斉閉鎖か？なんて言われたりもしたようで、ファンの方達にしてみれば心配だったんでしょうなぁ。でも芸人さんのブログは他のサイトで継続するという話もあるみたいで一安心ですね。で、宇宙好きの人間としてもcasTYの閉鎖は実に残念だったりするんですよ。というのも、JAXAの岩本さんという方が運営していた、「JAXAいはもとの宇宙を語ろう」も当然終了しちゃうってコトなんですよね～。このいはもとさんのサイトがあるお陰で、H-2Aロケットやスペースシャトルの打ち上げ・帰還の時にはライブ中継を行ってくれて、リアルタイムで進行する宇宙開発の姿を楽しめていました。勿論NASAやJAXAのサイトでもライブ中継は行ってくれていましたけれど、ここでは視聴者（？）が掲示板に書き込むコメントにいはもとさんがライブ中継の場でコメントをしてくれたりと皆で一緒に宇宙なイベントに参加しているという雰囲気が好きだったんですよ。これから当分の間は、こういう形式の宇宙番組は無くなってしまうのかもしれませんが、ロケットの打ち上げは各機関のサイトでの配信を見て、意見や感想は自分のブログでチョコチョコと書いて、沢山の人が星空や宇宙に興味を持つきっかけになってくれたらな～と感じています。2月15日にH-2Aの打ち上げが種子島で行われますけれど、その時のライブ中継はどうなるのかしらん？やるにしても無しにしても、いはもとさんとJAXA、casTYの皆様、ありがとうございました♪

  2008.01.21

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  だいちの大ちょんぼ！550億円が・・・

  全世界の詳細な地図を作成する事を主な目的として開発し、2006年に打上げられた『だいち』という人工衛星がおります。運用開始をして暫くした時に、NHKの科学番組『サイエンスZERO』でもその能力の高さを紹介していました。その時は、日本の技術もさすがだの～と驚いておりました。んがっ！今朝ネットで見たニュースによると、誤差やノイズの影響で、地図作製という主任務の実行は絶望的なのだとか。何でも人工衛星の姿勢制御が完全では無く、地形の高さデータに誤差が出ているのだそうな。おいおいおい、誰だって、どんな状況でも何かを観測するならじっとして目を凝らすのが普通だろが。そもそもそれが出来ない陸域観測衛星って、どんなんだ・・・。そして地表面の様子が予想以上に多種多様で、衛星から送信された圧縮データを元通りに展開出来ず、ノイズになってしまうとか。「事前試験はやったけど、見抜けなかった」とJAXAからは声明が出たそうだけど、一体何を対象に試験をやったのやら・・・。一番ユルい条件下でやったりしてないだろうな・・・。NASAはそういうユルい条件設定で宇宙飛行士を14人とスペースシャトルを２機失ってるんですがねぇ・・・。そんな訳で550億円という政府予算（＝税金）を掛けて開発された人工衛星は失敗に終わってしまったようで、自分もガッカリ状態。ロケットの打上げ技術は高い精度を誇れるようになってきたけれど、人工衛星結構ポカが多いような。『のぞみ』、『すざく』そして今回の『だいち』。そうなって来ると『かぐや』も心配になって来ますなぁ。実際コネクタの取り付けが間違っていて、打上げ延期になった訳だし、本格稼動直前に軽い不具合も出ていたようだし。ロケットとか宇宙開発を先行している国の技術を輸入しないで、自国のみで行う場合にはそりゃ失敗が多くなるのは仕方の無い事で、その失敗から次の手が生まれてくるのですけれど、あまり立て続けにドジられると流石にヘコんでしまいます。『かぐや』の運用と次に打上げられる『きずな』は何としても成功して欲しいモンでございます。

  2008.01.09

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  月の謎に挑む：クローズアップ現代

  NHKの30分間ドキュメンタリー番組『クローズアップ現代』。今日は日本の月探査機かぐやについてでしたね。朝新聞で放送を知って、慌てて録画予約をしちゃいましたよ。（残業で間に合わないといけないから・・・）で、帰宅して食事して今見終わりました。いつぞやのヘッポコ生放送とは全く違って、じっくり観られる内容でしたね。アポロ計画以来の本格的な月探査と言われますが、何をどの程度やってどんな成果が得られるのかを短い時間でわかりやすく解説してくれてました。JAXAの担当者の「アポロ以降の月についての情報を塗り替える」という言葉がとても逞しく聞こえて、日本の探査機でそこまで出来るようになったのが何とも嬉しい話です。そして、何度見ても感動的なのがハイビジョンカメラで撮影された月面の姿。実は年末にテレビを買い換えまして、ハイビジョンで見る映像はまた格別でございます！何も無いモノクロの世界が広がっているだけなのに、その荒涼とした光景こそが何よりもの魅力。場所によって様々な表情を見せる月面、自分の目で見られたらどんなに良いだろう・・・。と、技術の凄さと月面の美しさに見とれながらも、番組を見終わってふと思ってしまいました。日本だけではなく、中国、アメリカ、インドと月探査を行う計画の国が幾つかあります。その目的で非常に大きな割合を占めているのが資源探査。そう、月に存在する水や鉱物を探し当てて、将来の基地建設に役立てようというモノ。人類が地球を離れて他の天体に恒久的に存在できるのは凄い事だと思うし、出来れば自分も行ってみたいとは思います。それでも自然環境としての月を考えると、結局今地球で起こっている資源の枯渇を月でも繰り返すだけなのか、環境を破壊を続けるだけになってしまうのではと心配もしてしまいます。地球と違って何も無いんだから良いじゃないかとも考えられますけれど、本当に何も無いのでしょうかねぇ。いや、その何も無さこそが大事だったりしないだろうかとも思ってしまうのです。ガキの頃から宇宙が好きで、アポロ計画の本や映像を見るのが今でも楽しみにしています。だから人類が再び月に向かう事には物凄い魅力を感じていますが、行き過ぎた開発にはチョイと「？」と感じられずにはいません。何事もほどほどが一番ですねぇ。

  2008.01.08

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  『パソコンで3D宇宙ツアー』と『Orbiter』

  気が付けば2週間もブログの更新をしていませんでしたね・・・。と言うか、日数が経ってしまっているのは自分でも承知してましたけれど、何せ書くコトが無いわ、仕事忙しいわでこっちに回す気合も不足気味でございました。当分は仕事が年末の追い込みモードになるので、こんな調子が続くんでしょうね～（涙涙涙）さて、昨日立ち読みをしようと思って書店へ行ったら趣味の雑誌のコーナーに、パソコンで3D宇宙ツアーというタイトルのムックを発見。自分のパソコンにも入れてある『Google Earth』と『Mitaka』を楽しむための本らしいです。開発された当初から宇宙空間を時間も含めた4次元でパソ上に再現しようという『Mitaka』はともかくとして、『Google Earth』も最近は地球を飛び出して宇宙にまで行けるようになっちゃったんですねぇ。知らない間に機能が増えているので、付いていくのがやっとのような。なのでこの手の本はそんな最新機能を解りやすく紹介してくれているのでマニアとしては大助かりでございますな。それでもそんな本は何冊か既に買っていたり、ネットで検索したりしているのでわざわざ買わなくてもいいかな～なんて思いながらページをパラパラと・・・ん？おおっ！！メインのソフト２本以外にもご家庭で宇宙を楽しめるグッズを紹介しているコーナーの中にスペースシャトルのCGを見つけたんです。で、その記事を読んでみると『Orbiter』というフライトシミュレータの宇宙版みたいなモノらしいです。なかなか綺麗なグラフィックでしかもフリーというコトだそうで、コレは一度さわってみたいと思い本を買って来ちゃいました。帰宅後に『Orbiter』のサイトへ行って、ソフトを落として早速遊んでみることに・・・って全部英語です！いや、まったく理解できませんな（汗）ネットで探しても日本語パッチは見当たらないようで・・・。ここらヘンが宇宙モノの需要が日本では低いというコトを示しておりまする（涙）それでも本の記事の通りにデモムービーを再生してみると、しっかりと描きこまれたシャトル（アトランティス）が現実の時間通りに打上げられて軌道へと向かっていく様子を見るコトが出来るのはなかなか面白いです。せっかくなので、英語と格闘しながらですけれど、このソフトを使えるようにしてみたいモンでございます～♪そんな『Orbiter』のサイトはコチラですが、興味を持たれた方はフリーウエアである事を理解したうえで、パソコンの動作不良などの問題発生時の対処も含めて全て自己責任で使ってくださいね。

  2007.12.16

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• 本日発売！

  年末ジャンボ宝くじ！！も勿論買いましたけれど、ソレはおいといて・・・。毎月26日は科学雑誌『Newton』の発売日でございます。以前は毎月買っていましたけれど、最近はお財布の心配もして、興味のある記事が掲載されるときだけ買って、それ以外の時は図書館で読んでます。で、今月号ですが、巻頭特集は次元についてだそうで。そりゃ～アレでしょう、ルパンの仲間で射撃の名手で・・・失礼しました。ま、そんな超難解なテーマはまた後日という事で、それ以上に欲しかったのが毎年1月号に付録でついてくるカレンダーなのです。2007年版は、太陽系の主な天体の写真を３億分の１スケールで並べて紹介するというモノで、とても気に入っていました。なので、使い終わっても保存しておこうと思っているのです。（ホントは裏面もあるんだけど、何の画像だったか忘れちゃいました・・・）そして2008年版は、いよいよ打上げ、組み立てが開始される、国際宇宙ステーションの日本実験モジュール「きぼう」の完成予想図をCGで描いたモノでした。結構詳細に描いてあって、なかなか格好良いです。本誌の記事にも「きぼう」とISSについて書かれていたので、その特集をじっくり読んでから新年を迎える時に壁に貼ろうと思います♪最近は「かぐや」が稼動し始めたり、「きぼう」の打上げも近づいていたり、「はやぶさ」の帰還を応援するキャンペーンをやったりと、チョイと活動的なJAXAですが、スタッフの皆さんが頑張っているのをネットや雑誌で知ったりすると、マニアとしては嬉しいです（笑）特に自分に出来る事は無くて、ただただ成果に一喜一憂するしかないですけれど、少しでも多くのニュースを知る事が出来たらなぁと思うのでありました。・・・ところで、『Newton』のライバル誌（？）『日経サイエンス』も宇宙時代次の50年みたいな特集を組んでいるようで、凄～く興味が。まずは図書館で見て、面白かったら買ってしまおうかなと。う～む、科学雑誌って手が込んでるから高いのが悩みのタネでございます（汗）

  2007.11.26

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• 美しきかな地球の出

  昨夜NHKで放送された、月探査機「かぐや」についての特番、映像は素晴らしいモノでしたけれど、番組的には散々でしたね・・・。何故あそこまで焦って生放送にしたのかさっぱりです。あの手の科学番組は、しっかりした取材と内容の吟味をした上で放送しなければ、意味が無いように感じちゃいますよ・・・。毎週教育チャンネルで「サイエンスZERO」という良質な番組をやっているだけに、惜しいです。アポロ計画で実際に月面を歩いたアル・ビーン氏のインタビューも時間の問題もあるでしょうけれど、あまりに失礼な扱いだったし、司会の某噺家もホントは興味なんて無いんじゃないかと思えるほどでしたし・・・。と、ボヤけばキリが無いのでこのヘンで止めましょう。肝心なのは「かぐや」に搭載されたハイビジョン・カメラが撮影した地球の出の美しさなんだし。かつてのアポロ計画でも地球の出は撮影されたのですが、技術の進歩と撮影条件の良さは格段に違いましたよ。白と黒で構成されている月の地平線上に静かに登ってくる地球の姿。遥か38万キロ先のその姿はとても小さく感じます。小さく感じますけれど、その青い輝きはとても神秘的で、モノクロの世界に燦然と輝いて見えました。驚嘆の声を挙げる事も無く、じっと画面を見続けてしまいましたねぇ・・・。そして月面の様子もこれまで見たことも無い程詳細に知る事が出来たように思います。荒涼とした世界が果てしなく続いているのですが、場所によって様々な姿を見せて、決して見飽きる事の無い世界のように見えました。よく死の世界と表現される月面ですけれど、自分の場合元々生命の存在しない世界に生死を持ち込むのもどうなのかなぁと思うので静寂の支配する世界と感じているんですよね。そんな素晴らしい光景だったのですが、その映像の詳細さ故なのでしょうかね、かえって現実に存在している光景に感じられない瞬間もありました。なんだかCGか作り物を見ているような気がしていたのです。特に、「地球の入り」の映像は、あまりにくっきりと見える地平線に突然地球が沈んで行くように見えて、質の悪いSF映画を見ている雰囲気でした。よくよく考えるとコレは自分の目が地球上での感覚を基準にしているからに他ならないんですよね。どれだけ視界が晴れていて遠くが見渡せていても、自分達は濃密な大気の中にいるのであって、その結果遠くのモノは霞んで見えるのが当然になっています。けれど大気の無い月では遠くのモノが霞むというコトが無いワケで、距離感が掴めないんですよね。実際「かぐや」の映像は500キロ先まで見えているそうです。更には地球と月では直径が違うので、同じ高度から見ても地平線の曲率が異なりますし、地平線も地球に比べて近いんですよね。このせいで「かぐや」からの映像が不思議に見えてしまったりするワケで、またアポロ計画の映像を見て「セットで撮影したんだっ！」と言い出す人が出たりするんでしょうねぇ。それでも理屈では説明可能なコトでも、人間に身に付いた感覚とは異なって見えるコトもあるんだという体験を図らずもしてしまったようです。さてさて、肝心の「かぐや」ですが、実はまだ動作確認の段階だったりしています。今回の映像はその最中のささやかなオマケだったんですよね。本格的な月の探査はこれからになる訳で、当然大事なのもこれからです。最後までこのミッションが進んで、我々に月の新たな事実が届く事を期待して止みません。そしてＮＨＫさんよ、その時こそはマトモな番組を放送してください！

  2007.11.15

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  『宇宙進出　～これからの20年～』

  日本が打上げた月探査機「かぐや」が、ハイビジョンカメラで撮影した見事なまでの地球の出と地球の入りの映像を見たら、突端に気持ちは遥か38万キロ先の月にすっ飛んでしまいました。（この映像とかについてのネタは多分明日の日記に書くでしょうねぇ。何故なら20:00からNHKで特番を放送するようなので、それと合わせてにしたいので・・・。）で、その勢いに任せて電車待ちの為にいつも立ち寄る書店で購入してしまったのが、科学雑誌『Newton』の別冊、『宇宙進出　これからの20年』でございます。今話題になっている日本のセレーネ計画の詳細を筆頭に、各国でこれから続々と行われる月探査の紹介、火星有人飛行についての可能性など、これから宇宙へ向けて挑戦して行く人類の化学技術が紹介されています。そして、つい先日も建造が行われた国際宇宙ステーションのこれまでや、アポロ計画の記録など宇宙開発に興味のある人にはとても貴重な一冊になりますぞ！自分も宇宙ネタが好きとは言っても、所謂天文学とかの方面よりも、ロケットやら探査機、宇宙飛行士による船外活動といった話の方が好きで、そんな話題を纏めたこの本が出版された時はすぐにでも手にしたかったんですよね。ところがこの『Newton』の別冊シリーズ、2000円代となかなかの強気なお値段。フルカラーでビジュアル的にも立派だし、手も込んでいるのでそれ位はするのかなとも思いますし、元々の月刊誌が1000円なので妥当かな～とは思うんですけど、そうホイホイ買うには少々悩むトコだったんです。それでも今回の「かぐや」からのプレゼントにマニア心を刺激されてしまったのでございます・・・。とりあえず給料日まで慎ましく生きるというコトにしますし、自分にとっては充分モトがとれる内容の本ですので、NHKの放送と共にじっくりと楽しもうと思います～♪

  2007.11.14

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  ディスカバリー帰還

  アメリカ東部標準時間の7日午後1時01分（日本時間8日午前3時01分）、スペースシャトル『ディスカバリー』が15日間のミッションを終えて、フロリダ州のケネディ宇宙センターに無事帰還となりました。いつもNASAのサイトを見たりしているので、打上げの時は注目したりしていましたけれど、今回のSTS-120ミッションはすっかり忘れてましたね～、不覚！（ま、沖縄で頭いっぱいだったというのもありますが・・・）なのでそれ以降は船外活動の動画配信を見たり、難解な英語のサイトを読めもしないのに、写真だけで何とか理解しようと無茶なコトをしたりして楽しんでおりました。で、今日の帰還の様子も録画映像ですがしっかり見ております。飛行機の操縦の中で一番難しいのが着陸だそうで、先月自分が乗った旅客機も着陸の瞬間はパイロットの方の緊張ってベテランでもそこそこあるんだろうな～なんて思っていました。ましてやスペースシャトルはエンジンは付いていても、燃料は既に無い状態。要はグライダーと同じでただただ滑空してくるだけなので、着陸も一発勝負。あらゆる意味でミスは許されないんですよね～。その分パイロットは、ありとあらゆる状況下での訓練をしているはずなので、見事にオービターをケープ・カナヴェラルに帰還させてました。まさにプロ！そんなスペースシャトルなんですけれど、今回飛んだのはディスカバリーでした。現存するオービターの中では最古参の機体ですけれど、自分の中では、ディスカバリーなら大丈夫みたいなイメージが常にあるような・・・。チャレンジャーとコロンビアの二度の悲劇があった時、それぞれの飛行再開時に真っ先に飛んだのがディスカバリーでしたし、やっぱり野口さんの乗機だったというコトもあるんでしょうかね～。見た目はどれも同じなんですけれど、一番好きな機体ですね。さて、今回のミッションでいよいよ国際宇宙ステーションに接続する日本の有人実験棟『きぼう』の受け入れ態勢も整って来たようです。度重なるスケジュールの遅れで実際は『きぼう』の接続も100パーセント実行可能とはなっていないようですが、ここまで来たのだからNASAにもJAXAにも最後まで頑張って欲しいモンです。そしてそのためにも３機のシャトルを大事に扱ってくださいましっ！NASAのシャトル関連のサイトはコチラへどうぞ。

  2007.11.08

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• 隕石落下？

  各メディアでも話題になっているようですが、南米はペルーに隕石が落下したようですね。落下地点には直径30メートル、深さ6メートルのクレーターが出来ているそうで。普通ならこのニュース、ここでオシマイになって、何ともロマンを感じますなぁというコトになりそうなモンですが、今回はちょっとアブない展開になったようで、現場では落下現場では沸騰した水が溢れ出して強い臭気を伴うガスが発生し、付近住民や駆けつけた警察官が体調の不良をうったえる事態にまでなったそうで。ひえぇ・・・流れ星がすぐ近くに落ちたからといって、迂闊には近寄らない方が良いのかも知れませんねぇ。今回のケースは専門家によると、隕石自体が何か有害物質を出しているとかではなく、衝突時の熱で地中の硫黄等の成分が化学反応を起こしたのではないかだそうです。だとしてもやっぱり防護服か何かが欲しくなってしまいますよね。ガスは無くても放射線とかあったらコワいし・・・。・・・とここまで考えてフと気付く、自分の一生のうちに隕石の落下現場に遭遇する可能性なんぞまず無いであろうというコトに・・・。それでも一体全体どんなモノが落ちてきたのでしょう。上に書いた専門家の意見以外にはどんな説が出るのだろうと、しばらくネットを漂ってはみましたけれど収穫はナシ。素人が思いつくのなんて、やっぱ隕石かデブリ（宇宙ゴミ）の類程度。あﾞ、もしかして某国がやらかした衛星破壊実験の破片で、人体にヤバげなモンだったとか・・・。外れているコトを祈りたいモンです。今の所は体調の不良で収まっているようでうけれど、こういうのって真面目に調査とかした方が良いのでしょうねぇ。現地の科学者以外にもNASAとかから誰か行ったりするんでしょうか？実際地球外から来るモノって有害な物が多いでしょうねぇ。いつかはそこへ出て行く為にも知識として仕入れておく必要はあるでしょうし、万が一を考慮する必要もありでしょうからねぇ・・・。いやはや、宇宙はホントにタイヘンな世界なんだなぁと改めて思ってしまったのでありました・・・。

  2007.09.19

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• H2Aロケット打上げ成功！「かぐや」月に向けて出発！！

  本日午前10時30分、月探査機「かぐや」と搭載したH2Aロケットが種子島宇宙センターから発射され、無事分離に成功しました。本来は8月に行われる予定でしたけれど、部品の取り付け間違えという笑っちゃうけど笑えないミスもあって延期されただけに、今回は大丈夫かいなと心配しながらの速報待ちでした。で、昼休みにネットで見たニュースで一安心。打上げ前から「アポロ計画以来の本格的な月探査」と各媒体で紹介されていただけに、そんなにドエラい計画なのかと思っている方もいるかもしれませんが、そ～んなに大げさな感じでも無いんですよねぇ。それでも本格的な探査というのは事実で、数多くのセンサーや光学機器を使っての詳細な観測は将来に行われるであろう有人での月探査の為の重要な資料にもなりますし、身近な天体であっても謎だらけという月についての知識を深める事もできるそうです。多くのヒトが投稿した「月に願いを」という企画に自分も参加して、名前とメッセージが月に向かって旅立つというのも嬉しいし、何よりもNHKも開発に参加したハイビジョンカメラで撮影された月の映像や、美しいであろう地球の出も凄く楽しみです。その楽しみを実現してもらうには、今日の打上げだけではなくて、月まで「かぐや」が行って、計画通りの探査を実行して出来る事。いち宇宙ファンとしてはこれからの無事を祈り、JAXAのスタッフの手腕に期待するだけですが、より多くの成果が出ると信じて、これから届くであろう月からの最新ニュースを日々楽しみにしようと思います～♪「かぐや」についての情報は是非コチラで！

  2007.09.14

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• 2km先の構造物を捉えろ！？

  写真撮影の為に三脚を買ったコトで、もう一つ、天体望遠鏡も使えるようになりました。以前から新しい望遠鏡が欲しい欲しいと思っていたのですが、それはひとえに付属の三脚が申し訳程度の大きさしか無くて、高さのある台でも無ければ寝そべった状態でなければイケナイという非常に困りモンだったからに他ありませぬ・・・。それでもやっとこさ手にした三脚を望遠鏡に接続すると、おお！ピッタリ！！さすがに光学機器の部品は互換性もあるていど持っているようで助かります。ちなみにこの望遠鏡、本格的に使うコトになるのは実に15年以上振りになるのです。実際なかなかの年代モンで、元々は叔父が二光お茶の間ショッピングか何かで買ったのを貰ったモノ。説明書に書いてある連絡先が東京でも3桁の郵便番号だと言えば、どれだけ古いかバレますねぇ。最新型のに比べるとやっぱり見劣りする部分も多いのでしょうね～。それでもまあ初心者が始めるんだから、あまり高級機にしても宝の持ち腐れになるのは目に見えているので、良しとしましょう・・・。さて、今月終わりの中秋の名月をターゲットにしているのですけれど、組み立てたらまずピント合わせやらファインダーの調整をしなければならないそうで、説明書によると2km以上先の鉄塔や煙突を目標にしろと・・・。住んでるトコロ、そんな2km先の構造物なんぞ見られません！山に囲まれてるわ、隣同士くっついてるわなので、このままでは調整すら不可！どうしたモンかと今朝も駅に向かう道中をキョロキョロと見回すもめぼしい目標物は見つけられず。う～ん、こりゃ町内はあきらめた方が良さそうな。幸いにも車で10分も行けば、高台にある市の公園があり、そこからなら市街地も一望出来るので、目標になる建物も見つけやすいでしょう。ただ～し！！いきなり望遠鏡なんぞ持って行って、町に向かって向けたりしたら思いっきり怪しまれてしまいそうな。マンションとかラ○ホという目立つ建物も多いので、覗きかと思われて通報されちゃったりして。行きは自分の車で、帰りは白黒の車なんてコトにならないように気をつけ無ければイカンですね、こりゃ・・・。なんだか前途多難な様相を呈しているオイラの天体観測ですが、果たしてうまく行くのやら・・・。

  2007.09.10

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• 砂嵐を乗り越えて、探査再開！

  今週は月で盛り上がった宇宙ですが、火星からも久しぶりにニュースが飛び込んできたようです。6月下旬に発生した大規模な砂嵐に巻き込まれて、火星の探査続行が危ぶまれていた双子の探査機スピリットとオポチュニティーが、久しぶりに活動を再開、太陽電池パネルに積もってしまった砂の問題を解決出来れば、探査活動も本格的に再開出来る見通し。・・・だそうです。この火星探査機、本来は2004年1月から三ヶ月間という予定で計画されていたのですが、当初の予想を遙かに上回る性能を発揮して、現在に至り、水の痕跡を始めとしたデータを地球に届けてくれています。これまでも火星の砂嵐（一度始まると長期間続いて、火星全土を覆うコトも！）に巻き込まれても、逆にその風のお陰で太陽電池パネルの砂粒が吹き飛ばされたりしていたのが設計を越えた寿命の良さの要因の一つでもあるようです。けれど、今回の砂嵐は流石にキツかったようで、NASAも交信回数を減らすなどして、電力の消耗を最小限に抑えるなどの努力をしていたそうです。で、その甲斐あって、嵐が終わってからも動けるだけの電力を維持出来たそうです。現在、オポチュニティーはクレーターの縁で待機中で、必要とあれば斜面に向かい、車体を強引に傾ける事で積もってしまった砂を除去するのだそうです。スピリットも活動再開しているそうで、岩石撮影の為の移動を行ったとか。忘れた頃にニュースをひょいと運んでくれる、双子のロボット博士。シンドイ砂嵐に耐えられたのだから、その根性で更なる成果を届けてくださいましっ！！・・・一応、NASAのサイトでのリリースとリンクしておきます。英語なので、何が何やらですけど・・・。ココ♪それと、火星探査機については、コチラをどうぞ。

  2007.08.31

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  皆既月食

  天気は曇り、降水確率は30％。そして避けたかった残業・・・となかなか堪えるダブルパンチも乗り越えて、大急ぎで帰宅をしたのが7時半でした。既に月食は進行している状態で、あと数分で皆既も最大になってしまう。これはイカンと急遽カメラをスタンバイ。奇跡的にも雲が切れて星までがくっきり見える状態・・・がっ！撮影出来ず！！月の高度がまだまだ低い状態で、家の周囲では撮影が不可能でした。この時間帯で撮影出来るのは家の前の道路だけ。そんなトコで三脚出して撮影なんぞしていたら、車に轢かれます・・・。いや、それ以前にヘッドライトの光が邪魔でございます。で、ややがっかりしながらも赤銅色の月を見つめ続ける。写真はうまく撮れなかったけれど、待ちに待っていた天文イベントをこの目でじっくり見られたのはやっぱり嬉しかったです。月が地球の影に隠れてどうのとか、赤く見えるのは大気中のチリがどうのという理屈なんかすっかり何処かへ飛んでいってしまい、静かに浮かぶ月を眺め続けていました。やがて、月面の左下に光が差し始めると月は元の姿に戻って行きます。不思議な時間に包まれていた初秋の夜空が日常を取り戻し始めているようにも見えてきます。高度も程よくなったので、試しに写真を撮ってみました。なんだかボケボケで失敗気味ですが、輝いている部分と赤銅色の部分が一緒に見えているのはなかなか面白い光景です。で、設定を変えて撮影した、今日一番のお気に入りがこちら↓うん、いつもの満ち欠けとはやっぱり何処かが違う雰囲気です。この日記を書いている今、月は地球の影からすっかり抜け出して、いつもの満月になっています。このたった数時間で姿を変えていく月の幻想的な姿にすっかり感動してしまいました。天気がとても不安でしたけれど、何とか見る事が出来たという方、結構多いのではないでしょうか？なかなか得られない機会を存分に楽しめたある夜の出来事なのでした。

  2007.08.28

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• 月食前夜

  昨日日記を書いた後からも、月食当日にドジらないようにと月の撮影の練習をしていました。とは言っても、カメラについては殆ど知識無しなので、ネットや図書館で借りてきた本に言われるがままの状態。そんな中、借りてきた本（天体撮影の手引きみたいなの）の中に、月食の撮影時のカメラ設定の項目を見つけました。（・・・と言うか真っ先に見ろよな。）で、良く良く読むと、感度は抑えて、露光時間を長めに設定するのだとか。う～ん、確かに皆既の状態は被写体（月）は暗い状態ですからねぇ、なるほどなるほど・・・って、オイオイ、8秒から10秒近くもシャッター開いておくんかいな！？こんな長い時間だと、手持ち状態ではブレまくる。手ブレ補正機能なんぞ無意味無意味。なので慌てて押し入れから今回は出番無しの望遠鏡の三脚を引っ張り出してくる。果たしてネジは合うのやら・・・おお！ピッタリ！！これで長時間の露光でも何とかなりそう。・・・にしても、こんなド素人丸出しの状態で月食の撮影なんて、無謀かもしれないと不安に思っていたりして（汗）そんな軽いドタバタもあったけれど、とりあえず人間とカメラの準備はＯＫ！名古屋付近での月食の進行時間もバッチリ確認しました・・・・・・しましたが、ここで最大級の問題が。今この日記を書いている月曜の昼間の時点では天気はまあまあ。しか～し！！午後から曇りの予報。更に明日も曇りで降水確率も30%とかなりヤバめ。そしてネットによるピンポイント天気予報で住んでいる市の天気を見たら・・・一時雨・・・。・・・。・・・。いやぁぁぁぁぁぁぁ！！天気ばかりはどうしようもないとはいえ、何もこんな大イベントの時に曇らなくても。もうこうなったら、古より伝わる晴れを呼ぶ呪術をば。そう、てるてる坊主ですなっ！って書いてて脱力～。

  2007.08.27

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  月の写真を撮ってみる

  来週の火曜日、8月28日は日本全国で皆既月食が観測できるという話は新聞やらネットやらでご存知の方も多いと思います。自分も楽しみにしている天文ファンのひとりでして、先日も買ったカメラ用の望遠レンズを注文して撮影する気満々でした・・・がっ！注文するのが遅かったようで、楽天の某お店には在庫が無い状態。品が届くのは月食なんぞとうの昔に終わった今月末日頃である事が判明したのが昨日。ありゃりゃ・・・、値段だけしか見てなかったからな～。迂闊でございました。ま、それでも他の時に使うでしょうから、気長に待つとしましょうや♪・・・それでも、滅多に見られない皆既月食というイベント。何か記録を残しておきたいと感じてしまいます。勿論天文関連の雑誌を見れば、詳細なデータと一緒に綺麗な写真も見られるのですが、それはそれ。というコトでついさっきまで家の前で月にカメラを向けてみる。感度やら絞りやらをアレコレ設定して何通りか撮ってみる。・・・う～ん、やっぱ小さい。430mm程度のズームだとそう大したモノは撮れませんわなぁ。かと言って望遠鏡に繋げるのも居間からだと間に合わないし。（そもそも自分のカメラじゃ接続は無理かも）そんな感じでやってみて、まあこんなモンでしょというのがこちら↓だいぶ前に撮った写真に比べると相当マシです。これなら月食当日も何枚か撮ればマトモな写真もちったぁ残るでしょ。などと軽～い気分で火曜日が来るのを待っているのでありました。ただし、当日の心配事は何よりも天気！そして仕事!!残業は勘弁しておくんなましぃぃぃっ！！月食についての情報は、国立天文台等のサイトで紹介されていますので、ご参考ください。

  2007.08.26

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  Mitaka

  せっかくのスター・ウィークですが、曇り続きで星なんてちっとも見られない毎日が続いてしまってますね～。そんな天候に邪魔されたりだとか、都会でくらしているので、街明かりで星が見られないという人たちの為に（？）パソコン上で星空を再現できるソフトが何種類か出ていますよね。その中から先日知ったのが、国立天文台の4次元デジタル宇宙プロジェクトが開発した、『Mitaka』というソフト。本来は天文台内にある専用のシアターで見るモノで、立体メガネを掛けて、まるで自分が宇宙空間に居るかのような感覚で楽しめたり研究に使うコトができたりするのだそうです。けれど流石に自宅のパソコンではそこまで再現するコトは不可能、残念・・・。それでも詳細な観測データを元にCGで再現された星空や宇宙空間はなかなかのモノこの土星も背景の星の描画が無かったら、数年前に探査機カッシーニが撮影した本物にそっくりです。あまりの精密さに職場の上司も、「こんなのだと、探査機が撮影した写真ってのも、CGかと思いたくなってくるよな～」と驚いてました。さらにこの『Mitaka』、太陽系を飛び出して、まさに星の海への旅も出来ちゃいます。これは我々の住む、天の川銀河の全景で、直径は約10万光年という、ちょっと想像出来ないような大きさです。最新の観測や研究でここまで描画出来るのもなんだか凄いですよね。最終的には現時点で判明している宇宙の全体構造（宇宙の果てに近い？）まで再現出来たり、プラネタリウムのように星座も描画可能。そしてこれまでに打上げられた主要な探査機の航跡を辿る等、フリーウエアにしては機能豊富で、宇宙好きにはかなりオススメのソフトです。けれど、画像の描画には相当パワーが必要なようで、オイラのパソコンのCPU（セレロンD）は時折冷却ファンが回る程、フル稼働しております。あまり調子に乗って遊びすぎると、熱でどうかなってしまわないかと心配に・・・。快適に動かすには、推奨以上の環境が必要かも。そして、この『Mitaka』をダウンロードしたときに付いてくる操作説明書(PDF)、とにかくわかりにくい。と言うか文字ばっかであまり読む気にならない。操作が多いだけに、もっととっつきやすいモノにしてほしかった・・・。と、思っていたら、イラストを使って判りやすく操作を解説した本を発見！思わず買ってしましましたよ。この本にもソフトが付いてくるので、買ってインストールするのも良いかもしれませんね。興味を持たれた方は、フリーウエアであることを了承のうえ、トラブル時の対処も含めた自己の責任で楽しんでくださいませ～♪

  2007.08.04

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• エンデバーよ、オマエもかいっ！

  昨日の日記に日本の月探査機「かぐや」に不具合が見つかって打ち上げが延期になったと書きましたが、良くないコトは続くようで、打ち上げを来週に控えたスペースシャトル、エンデバーにも問題が発見されたそうで。「あのね、オービターの乗員区画に許容値を超える空気漏れが見つかったんだよね、そんなんで人間乗せるワケにも行かないから、とりあえず確認だね～。」ってもう力が抜けてます、オイラ・・・。確かにオービターの中では一番新しいエンデバーですが、初打ち上げが1992年と15年も前の機体ですから、いい加減ボロだったりするんですよね。今回は4年9ヶ月振りのフライトになるらしいですけれど、その間は長期の点検整備をやってたと思うんですけれど、それでもどこかに何かが出てしまうモノなんでしょうか？？？そもそもが手作りなモノだけにちょっとしたコトで何かがポロッといったりするという話も聞いたコトありますし、相変わらず宇宙を目指すのはタイヘンなのだな～と感じてしまいます(汗)それでも打ち上げが可能な期間は2週間程あるそうなので、それまでに間に合うように問題の洗い出しと対策をしっかりと施してくれれば良いと思っています。事故が無いのが何より大事ですから。Endeavour（努力）の名に恥じないNASAの働きぶりを期待しておりますっ！！

  2007.08.02

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• 今日からスター・ウィーク・・・ですが

  本日8月1日から7日までは、スター・ウィークと題して、普段あまり気にしないような夜空を眺めてみませんか？という期間。なので、各地の天文台や関係機関でも今週を中心に色んな企画をしているそうです。と毎年のようにこの時期になると書いているけれど、少しでも多くの方が興味を持ってくれたらな～と感じております。特に今年の8月は宇宙関連・天文関連のイベントが多くて自分もとても楽しみにしていたりも。まず7日(日本は8日)にスペースシャトルの打ち上げがあって、13日にはペルセウス座流星群がピークを迎えます。さらに28日には皆既月食が日本でみられるそうで、当日は仕事終わったら猛ダッシュで帰宅せねばと今から鼻息が荒いです(恥)そして16日にはお待ちかね、日本の月探査衛星かぐやが種子島宇宙センターから打ち上げを・・・しません。えﾞえﾞ～っ！なんでぇ～！？と思ってJAXAのサイトを見たら、「いやぁ、他の人工衛星をチェックしてたらさぁ、部品を取付る向きが逆になっててさぁ。で、かぐやは大丈夫かと思って見てみたら、やっぱり逆だったんだよねぇ。」・・・あ、そう。ぢゃねぇぇぇ！日本以外にも世界中がこれから始める月探査の第一陣がこんなしょ～もないポカしてどうすんだ！きょうびプラモデルだって部品を逆に付けたら完成しないでしょ。いやそもそも逆に付けるなんて出来ないぞ。まぁ確かに電子部品って向きが判らない物多いですから、そんなコトもあるでしょうけれど、やらかしてる衛星が2個もあって、しかも一方はあと少しで打ち上げという大事な段階。それなのに、嗚呼それなのに・・・。で、スケジュールは未定になってしまって、打ち上げがいつになるのかは全く判りませんが、これを気にしっかりとチェックして本番を迎えて欲しいと思います。それまでは、のんびり星を見たり月を眺めて待つとしましょうかね～♪

  2007.08.01

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• JAXAクラブ発足すっ！！

  宇宙の話というと、どうしてもマニアックになってしまい、敬遠しがちな方も大勢いるでしょうな～。なので日本の宇宙開発とか天文学の成果もそんなに一般に知られるようなコトは無くて、ロケットも失敗したときには大々的にニュースになるけれど、成功したらたいして話題にはならないというなんともお寒い感じなのですな。・・・という実情を、当のJAXAも痛感したのか、敷居を少しでも低くして、より多くの人に宇宙の話やJAXAの活動を知ってもらおうと今月からJAXAクラブなるモノがスタートしたのだそうな。なのでさっそくそのサイトに行ってみると・・・あ～、どっちかって言うと、子供向けなのかも。確かに小さい頃から興味を持ってもらって、将来の有望な人材に育ってもらえればというJAXAの希望も込められているのでしょうな～。未来の科学者が一人でも多く生まれるきっかけになってくれると嬉しいですな♪で、大人には不向きなのかといえば、そんなコトは無いようで、会員登録（無料）すれば、最前線からのリポートや特集記事が読めるので、なかなか面白いですな。あまり専門的になり過ぎず、簡単な言葉で書いてあるから、マニアでも知っているつもりの内容が実はこうでしたとおさらいも出来たりして結構使えるかも。そして、クイズ形式の「JAXA検定」も楽しめるかも。やってみた練習問題ではめでたく全問正解で宇宙博士の称号を頂いちゃいました♪ブログでリンクさせていただいている方には、宇宙話がきっかけで知り合えた方も沢山いますので、そんな皆様も是非さんかしてみてはいかがでしょうか？勿論、これまで興味が特になかった方も、JAXAクラブをきっかけに興味を持っていただければ嬉しいです♪そんなJAXAクラブのサイトはコチラでございます～。

  2007.07.05

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• アトランティス帰還へ

  シャトルの断熱材は剥離するわ、ステーションでも生命維持系のプログラムが止まるわとやたらと不安の多かったSTS-117ミッションも最終段階になったようで、昨日シャトルが国際宇宙ステーションから分離したのだそうな。で、別れ際にシャトルからISSの姿を撮影しているのだけれど、建設作業も進んで太陽電池パネルが左右に大きく広がる姿に。何度も目にしてきた完成予想図にだんだん近くなって来ましたな♪このまま順調に最後まで建設作業を進めて欲しいモンでございます。さて、帰り道のシャトルには往きのメンバーとは違う方が一人搭乗しておりますな。スニータ・ウィリアムズ宇宙飛行士で、188日と4時間をISSですごしたのだそうな。で、この時間は女性による宇宙空間の連続滞在時間の最長記録になるのだそうで。スニータさん、お疲れ様でしたっ！！ところで、のんのんすうさんのブログによると、昨日今日と日本からでもISSを肉眼で見られるのだそうな。決められた軌道を飛んでいて、明らかに星や飛行機とは違うらしいから時間通りに空を見ていれば見られるのだそうで。そういえば、そういう人工衛星系のモノって見つけられたコトがなかったな～。今夜時間があったら挑戦してみようかな♪

  2007.06.21

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• 

  アトランティスの修理完了

  オービターの断熱材が捲れてしまっていたり、ISSの火災報知器が誤作動を起こしたり、生命維持系のプログラムが止まってしまったりと何かと心配ゴトの多い今回のミッションSTS-117。無事に帰還してくれるコトを祈るばかり・・・。そんな中、予定外の船外活動を行って、シャトルの断熱材の修復作業が15日に行われたそうな。シャトルに搭載されたロッボトアーム（通称：カナダーム）の先端に乗ったオリバース宇宙飛行士が損傷箇所に向かい、捲れた断熱材を元の位置に押し込んで、乗員負傷時に使う医療用のホチキスとステンレス製のピンで固定したんだそうで、NASA-TVでその様子を見ていたのだけれど、見事な手際でございましたっ！でも医療用のホチキスを使ってというのが凄いよなと・・・。きっと連絡を受けた地上スタッフが、シャトルやISSにある物を使って修理する方法を検討して、アレコレとシミュレートしたんだろうねぇ。なんか『アポロ13』でやってた、宇宙船の中にある物だけで換気システムの改良方法を見つけ出せというのを思い出してしまいましたな。あの頃から、そういう突発的なトラブルへの対処の素早さは格好良いな～と思うのですな。とりあえず帰還用のシャトルはＯＫというコトで、お次はISSのトラブルですかね。システムは一部復旧しているそうだし、乗員に問題が出るほどでは無いようだけれど、軌道上という逃げ場の無い空間なだけに、対策はしっかりとしておくんなましっ！！NASAのサイトのココで修復作業の様子が見られます。ページ内にあるVIDEO GALLERYのThermal Blanket Repairでございます。

  2007.06.16

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• アトランティスはISSに到着。しかし・・・

  特に問題も無く打ち上げには成功し、予定の軌道に到達したSTS-117、アトランティス。その後も順調に飛行を続けて、米東部夏時間10日午後3時36分（日本時間11日午前4時36分）に国際宇宙ステーションとのドッキングに成功したのだそうな。このままスケジュール通りに行けば、運んできた太陽電池パネルの取付作業が今日明日にも行われるそうで、一安心・・・できないっ！！ドッキング前のチェックで、シャトルの左後部にあるエンジンカバーの断熱材が剥がれている事が判明したのだそうな。機体の上側（白い部分）なので場所的には大気圏再突入時でもそんなに高温にはならない部位だそうだし、実際野口さん達がミッションを行ったSTS-114でも同様の事例はあったそうだけれど、問題無しと判断されて特に修復も行わなかったのだそうな。でもね～、前は良くても今回も大丈夫とは限らないでしょ～。ディスカバリーよりも後発の機体とはいっても、アトランティスもそこそこキテる古さだし、用心にはこしたコトは無いと思うんだよね～。第一、その「問題無し」体質でチャレンジャーとコロンビアを失って、14人も犠牲を出したんだしねぇ・・・。とりあえずは予定通りにステーションの建造を進めて、その間に地上スタッフが最善の判断を出してくれるコトを祈るしかないでしょうな。個人的な気持ちとしては、慎重に慎重を重ねて欲しいので、応急処置を済ませて欲しいのでございます。そのまま再突入して事故ならもう目も当てられないし、機体を遺棄するでも今後のスケジュールへの影響は避けられない。今この時点でオービターやクルーを失うような事態はなんとしても避けて欲しい。アトランティスの帰還まで、何かと心配に感じてしまうのでありました・・・。

  2007.06.11

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• STS-117：アトランティス打上げ成功！

  国際宇宙ステーション建設のため、太陽電池パネル等の部材を積んだスペースシャトル、後ランティスは米東部時間8日午後7時38分（日本時間9日午前8時38分）にフロリダはケネディ宇宙センターから打上げられて、無事予定の軌道に乗ったのだそうな。幸いにも（？）休日の朝に打上げなので、ネットで観られると喜びこの日を待っていたのだけれど、いやぁ無事に打上げられて良かった良かった。元々は3月に打上げ予定だったのだけれど、あろうことか雹の直撃を喰らってしまい、外部燃料タンクが損傷するというトラブルに見舞われていていたのでありますな。で、最初そのニュースを知ったときは、新しいタンクを使うんだろうなと思っていた。そしたら・・・「直して使う」の言葉に正直ぶっ飛んだのでございます。ただでさえ断熱材の剥離が懸念されるのに、損傷したモノを直しても安心出来ないんでないかい？？？とず～っと心配だったのでありますよ。なので今日の打上げも、NASAの中継を見ながら、タンクが壊れたりしないだろうかとヒヤヒヤもんでしたな～。ま、とりあえずは打上げから軌道投入までは成功なわけで、肝心のオービターは国際宇宙ステーションから目視検査もするし、これ以上余計な心配をしなくても良いかも。それ以上に今後のミッションが滞りなく進むように、フレドリック・スターカウ船長達クルーの活躍を期待しましょう♪

  2007.06.09

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• 命名、「かぐや」

  ここ1,2年の間に日本、アメリカ、中国、インドと各国から相次いで打ち上げられる月探査機。我が日本は予定通りなら今年の夏に出発でございます。そんな新たなミッションに期待をしていたのだけれど、チョイ気になっていたのが探査機の名前。各国とも母国の言葉で名前を付けている中、日本はセレーネと英語名前。SELenological and ENgineering Explorerの略でSELENEなのだそうだけど、なんか寂しいと思っていたのでございます。そしたら少し前に愛称募集のキャンペーンが始まり、昨日めでたく愛称が決まったのでありますな。・・・でもね、日本人に月に向かう探査機に名前付けろと言えば大抵のヒトが付けるでしょうよ、かぐやって。ワシだってそれしか思い浮かばなかったし。同じコトを思ってる方は何人もいるようで、応募総数の中でも1位がかぐや、2位もかぐやひめとブッチギリの結果だったそうな。で、この中から抽選で打ち上げに招待してもらえるのだそうだけど、普通の抽選会だよね、コリャ。なんだか雑誌の広告とかにある、挽きたての豆が旨い、○○○○コーヒーの○にあてはまる文字を書いて応募してください。って～のを連想しております・・・。とまあ、あまりにもそのまんまの展開だったかぐやの命名だけれど、名前も決まって後は旅立ちの日を待つばかり。自分の書いたメッセージも共に月に向かうので、本当に楽しみだし、探査も是非とも成功して欲しい。とりあえず縁起担ぎでは無いけれど、週末のスペースシャトル打ち上げを始め、各国の計画が順調に行って、良い風に乗れるように期待せねばっ！！セレーネ改め、かぐやのサイトはこちらへ♪

  2007.06.07

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• おいでませ、火星の湯！？

  2004年に火星に着陸した探査車スピリット。兄弟のオポチュニティと共に赤く広大な大地を旅しております。このスピリット、6つある車輪のひとつが壊れてしまい、バランスがチョイ崩れた状態で走行しているので、轍が深くなってしまう部分があるのだそうな。しかしこの他より深い轍から新たなる発見が！轍から見つかった土は、二酸化ケイ素を９０％も含む土で、これほど高濃度になるには水が不可欠だという。研究者チームは「温泉があった可能性もある」と推測している。だそうな。地球ではマグマに加熱された高温の地下水に二酸化ケイ素が多く含まれている事が多いそうで、火星でも過去には同様の状態ではなかったかと推測されるのだそうな。おお～、スピリット大手柄。まさにけがの功名。かつて水があった事はほぼ間違いないなと思える発見は相次いでいたけれど、まさか温泉があったんではないかというのは新鮮でございます。で、そんな記事を読みながら、頭の中ではタコ型火星人が温泉でゆったりくつろぐ姿がモワモワモワと・・・。湯煙の向こうに極楽気分な火星人。湯上がりのマッサージなんかしちゃってる火星人。たくさんの足を駆使して温泉卓球で頑張る火星人。客がいれば当然温泉場で働くヒトもいるワケで、アッチコッチを忙しく駆けずり回る仲居さん火星人。団体様のお客の為に鮮やかな包丁さばきを見せる板長火星人。そしてテレビの取材に笑顔を振りまく女将さん火星人。・・・どうしてこう和風の温泉街しか思いつかんのだ、ワシのドタマは。でも、ちょっと行ってみたいぞ、火星の熱海

  2007.05.24

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• 東大阪発宇宙へ！

  ニュースそのものは先週の話だし、存在自体はもう少し前から知っていた、東大阪の中小企業の皆さんが持てる技術を結集した人工衛星『まいど1号』、来年のH2Aロケットで打ち上げられる温室効果ガス観測技術衛星（ＧＯＳＡＴ）の相乗り衛星として他の5機と共に発表されたようで。そもそも大阪の物作りをもっと盛り上げようと思い立ち、ロケットを民間で打ち上げたいから始まった計画だそうで、さすがに民間でロケットは無理だから人工衛星で行きましょうとなったそうな。しかもこの衛星『まいど1号』、ただ打ち上げられて軌道を回るだけのモノでは無く、高度660キロの宇宙空間から雷の観測を行うのだとか。いやぁ、何とも微笑ましいと言うか、この話がとても好きで、打ち上げから軌道投入、とそして運用まで是非とも成功して欲しい。バカ高い金を出して、思い出の品だかなんだかを軌道に打ち上げるという人工衛星の名を借りたデブリ商売なんかよりうんと価値のある内容。他にも大学等の学術機関やソフトウエア企業みたいな“いかにも”なトコが一緒に衛星を打ち上げるのだけれど、物作りという日本の底辺支えている方々の気合いが結集されていそうな『まいど1号』にどうしても視点が行ってしまっているような・・・。自分自身は宇宙の話やロケットの打ち上げなんて本や映像で見て満足している程度だけれど、国家計画でやったとしても相当に難しいモノだというコトは十分承知している（つもり）。だからたとえ小さな衛星だったとしても、民間の手で開発されて本当に宇宙に旅立とうとしている事が何とも素晴らしいように感じてしまう。努力って小さなコトの積み重ねなんだろうねぇ・・・。同じ民生の宇宙開発でももっと規模の大きいスペースシップ・ワンに比べたら、小規模な話だけれど、そこに浪速のクラフトマン・シップがたっぷり詰め込まれたまいど1号、来年の夏がとても楽しみに。そしてこの夏には日本の月探査機『セレーネ』も旅立つ。ここ数年毎年のように訪れるロケットの夏。しろくま片手に応援ですな～♪

  2007.05.21

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• SETI@home沈黙す

  先日から参加している、地球外知的生命探査計画、SETI@home。実は宇宙からの様々な電波を受信する世界最大の電波望遠鏡、アレシボ天文台が集中整備の関係でここ数ヶ月お休みしているのだそうな。けれど、受信したデータはしっかりと残っているようで、自分のトコにも2005年に受信したデータを送ってくれたりしていた。んがっ！５月になった途端にトラブル発生！登録者にデータを送信したりするサーバー自体がダウンしてしまった様子で、自分の端末から何度も呼びかけても返事は無いとのメッセージ。SETIのサイトに行って見ると、既に対処は始まっているようで、そんなに長い間沈黙するコトにはならない様子。「メーデーおめでとう。でも我々にとっちゃメイデイ、メイデイの緊急事態でございます。」とユーモアたっぷりに状況報告をしてくれる担当者さんのセンスもなかなかですな♪そんなわけで今SETI@homeからは何も仕事が無い状態なのだけれど、もうひとつのプロジェクト、Einstein@Homeはしっかり稼働しておりまして、そっちから来る仕事を連休中も黙々とこなしておりましたな、オイラのパソは。それでもEinstein@Homeだけだとやっぱ寂しいかな～とヘンな欲を出して、もうひとつくらい新しいプロジェクトに参加しようと思った矢先、Einstein@Homeから新たな仕事がやってくる。内容を見ると、27時間も解析時間を要する超大作！・・・暫くはコレやっとけば大丈夫だわな。で、オイラのパソは電源が入っている間は中性星を探して、広い宇宙を駆けずり回っておるのでございます～。

  2007.05.08

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  Einstein@Homeにも参加

  昨日の日記に書いたSETI@home。それ単体で存在しているプログラムでは無くて、カリフォルニア大学バークレー校が開発したBOINC（Berkeley Open Infrastructure for Network Computing）という分散コンピューティングプロジェクトを土台にしているモノなんだそうな。なのでSETI以外にもネットを介してデータを登録者にデータを送り、各パソで解析をしてもらうというモノが他にも幾つもあるそうな。天文学から環境学、医学、生物学に数学と、とにかく大量のデータを解析しなければいけないようなモノには最適なシステムなようですな。BOINCの提供元も、「複数のプロジェクトに是非参加してちょ」と協力を呼びかけております。実際どのプロジェクトが人気なのかと見てみたら、圧倒的にSETI@homeの登録者が多くて、残りはチト寂しく見える。なので、ここはもう一つくらい何かの計画に参加して見ましょうかねと物色開始。巨大なスーパーコンピュータを使って気象の解析をする地球シミュレータのようなコトをやっているトコもあって、そこにしようかと思ったら、メモリを1GB程使います。・・・。・・・。・・・。見なかったコトにしよう。で、他にはと見ていくとEinstein@Homeという計画を見つける。重力波検知器を使って自転している中性子星を探すとかナントカという、すっごく難しそうなプロジェクトで、担当者に講義してもらっても、たぶん夢の中へ一直線なコトでしょうな～。それでも、天文関連になっているので、ここに入れてもらうコトにしちゃいましょ。こんな感じで解析作業をしているようでございます。 天球に星座を描いたりして、なかなか見てて面白いスクリーンセーバーになっとりますな♪我がパソよ頑張って解析を進めるのだぞ！と言っている間にもSETI@homeから次のデータが送られて、何かと忙しい様子。さて、昨日のSETI@home同様に興味を持たれた方はBOINCのサイトまでどうぞ。但し、インストールや運用時の問題点の処理等は自己責任でお願いいたします。そして、昨日の日記を読んでいただいて、実際にSETI@homeに参加されたemmitt22さん、ありがとうございましたっ！！

  2007.05.02

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  SETI@homeに参加

  宇宙のあらゆる方向から飛んでくる電波を受信して、その中から人工的な電波を探し出し、地球外文明を探る計画がSETI。映画『コンタクト』のモトになった計画でございます。ただし幾ら強力なコンピュータを関係機関がフル稼働させても、受信するデータの膨大さについて行けない。さあ、どうする！！で、発案されたのがインターネットを通して世界中に繋がっている人々に協力してもらい、各自のパソの領域を提供してデータ解析をしてもらうというのがSETI@homeという計画。もう大部前から行われていて、2005年には新システムになって処理速度が一気に増えたのだとか。前々から興味があって参加したかったのだけれど、登録するのを忘れていたりで延ばし延ばしだったのを、一昨日にやっとこさ登録完了。壮大な計画の一員として頑張っております（パソコンが）。 こんな感じでデータの解析をしてくれとります。パソで何か他のコトをやっていても裏でしっかりと解析を進めていてくれるのでございます。けれどコレは本当に果てしない話なんだろうね～。そもそもBINGOになるのかどうかさえはっきりしない話だし。それでも参加者の数を見るに、この計画を通して地球外文明を探し出して、宇宙の深遠さに触れてみたいと感じているヒトが世界中にたくさんいるんだなぁと感動すらしてしまいますな。同じように参加されている方、いつか自分たちのトコに届くかもしれない「ハロ～」を信じて気長に待ちましょう♪そして、興味を持たれた方は是非SETI@homeのサイトまで。ただし、登録やらプログラムのインストールなどについては、問題時の対処も含めて各自の責任で宜しくお願い致しますm(_ _)mあと、登録する端末は必ず、自分所有のパソでどうぞ。職場とか学校のでやると問題になるケースもあって、最悪解雇されたという事例もあるそうなのでご注意を・・・。

  2007.05.01

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  地球型惑星発見！生命も存在・・・・・・か？

  南米はチリにある欧州南天文台の研究チームが、太陽系外に地球型惑星を発見したのだそうな。地球から天秤座の方角に20光年程離れた距離にある「グリーゼ581」というシャンプーか育毛剤のような名前の恒星を13日の周期で公転しているのだとか。半径は地球の1.5倍、重さは5倍となかなかのサイズのモノがとんでもねぇ速さで動いてるわけですな（ってあくまでも地球基準で言っとりますが・・・）。以前は惑星そのものを見つける事自体が困難だったのに、ここ数年は惑星発見のラッシュに近い雰囲気かも。そんな訳で岩石等で形成されている地球型惑星が見つかるというコト自体はそれほど驚きでは無いのだけれど、この発見によると件の惑星は地球での太陽に相当する恒星との距離は地球-太陽間の14分の1しか無いのだけれど、恒星自体が小さく発する光も微弱な為、惑星の表面温度は水が液体で存在出来る摂氏0～40度程度になるのだそうな。おおお～！水が液体で存在出来るのであれば、生命が存在出来る可能性は十分にあるかもしれない。そして、この推測からすれば、地球生命も生存できる環境なのかもしれないのだそうな。というコトは引っ越し先の候補が一つ増えたという話になるのかもしれませんな～。20光年という遠距離が問題だけれど・・・。自分の個人的な考えとしては、ひそかに地球にやってきて、米軍と一緒にUFO作ってるとは思ってないけれど、この途方もなく広い宇宙の中に地球だけに生命が存在しているとは思えないのでありますな。（ちなみにリトル・グレイはストロベリーアイスが好物だとか。やっぱハー■ンダッツか？）お互いの距離があまりに遠すぎて確かめられないけれど、実は宇宙は生命に溢れた空間なのではないかと信じたいのでございます。そんなニュースを見て、読みかけていたすばる望遠鏡建設の物語『宇宙の果てまで』を最初から読み直しているのでありました。

  2007.04.26

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• 土星あれこれ

  昨日のネット上のニュースで土星系に関する記事が二つ。まずは、衛星タイタンの北極地方で低温の液状メタンからなる「海」を撮影する事に成功した。というモノ。以前にも海とまではいかなくても、液状の物質が溜まってる部分がある事は判明していた。それでも探査機が行く前は海に覆われているかもしれないと期待されていただけに肩透かし状態だったのも確かなわけでありますな。で、今回撮影された「海」の表面積は、写っている部分だけでも推定10万平方キロ。日本の面積の25%に相当する広さで、衛星の大きさから考えると「海」と言って十分なようで。誕生時の原始地球の姿に似ているとされている衛星タイタンだけに、海の存在で一層研究に拍車がかかると良いですな～。で、お次が、水の存在が確認されている衛星エンセラダスの内部に放射性物質があり熱を発している。というモノだそうな。一見、「ふ～ん」で終わってしまいそうな話だけれど、エンセラダスの南極付近には火山のように水蒸気を噴出している箇所があり、その水蒸気の中に窒素ガスが混ざっているのだそうな。そこから推測されるのは、エンセラダスの地中には高温・高圧の地点があり、そこから噴出す熱水の中で有機物が豊富に作られているというコトなのだそうで。・・・なんかワシが書くと「ふ～ん」で終わってしまいそうな内容ですな、コリャ。実はここからが重要で、両衛星に関するニュース、両方とももしかしたら生命が存在するかも知れない、もしくはこれから誕生する可能性があるかもしれないというコトなのだそうな。実際エンセラダスの高温高圧という場所は地球の深海底にもあって、生物が沢山生息している場所でもあるわけですな。ここ数年、火星と土星で次々に見つかる水の痕跡。そこから果たして本当に生命に繋がる何かを見つけられるのか実に楽しみだったりも。そして自分が大好きな惑星木星にもエウロパと呼ばれる衛星があって、そこも生命が存在する可能性が。今はまだまだ可能性の域を出ないような話だけれど、地球以外の天体も急に賑やかになって来たな～と感じてしまうのでありました♪

  2007.03.15

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• 

  シャトルファン御用達の一冊！？

  雹による被害で打ち上げ延期を余儀なくされてしまったスペースシャトル。ま～、きちんと修理さえすれば良いのだから、打ち上げが無事に済むコトを願って気長に待ちましょうと思っていた。そんな昨日、本屋に行ったらある雑誌を目にする。コクピットイズムという車から鉄道、航空機に船舶の操縦席や操縦方を中心にして紹介するという何ともマニアックな雑誌。で、この第３号の巻頭特集がスペースシャトル最終便。と題して、退役迫るシャトルを大々的に扱っておりますな。シャトルファンとしてこれは是非買わなければと1500円という雑誌にしちゃメチャ高値にもかかわらずレジへGO！で、読んでみたのだけれど・・・そう！こんな感じでシャトルを紹介してくれる本を探していたのでございますよっ！！シャトルを扱った本で一番気に入っていたのが初めて打ち上げが行われた1981年の雑誌『Newton』の特集号で、以降の本はなかなか良いモノを見つけられなかった。特に一番知りたいな～と思っていた操縦席の詳細も最新の写真と各操作パネルの紹介まであって嬉しいのなんの。他にも打ち上げから帰還までのシャトルの動きとクルーのお仕事や、パイロットへのインタビュー等、雑誌の特集記事としては決定版と言っていいかもしれない。そして何よりも喜んでしまったのが、テスト機や事故機も含めた全オービターの紹介コーナーで、自分が一番好きな『ディスカバリー』のコトを２度の打ち上げ再開に抜擢されたフラッグシップと表現している部分！いや～雑誌の編集さん、話がわかりますなぁ♪と、思わずマニアックぶり全開の日記になってしまったけれど、スペースシャトルファンの方なら是非とも手にしていただきたい本でございますっ！

  2007.03.01

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• 打ち上げ延期、まさか雹が・・・。

  アメリカはフロリダのケネディ宇宙センターで3月15日の打ち上げを目指して準備を進めていたスペースシャトル「アトランティス」だったのだけれど、こともあろうに雹の直撃を食らってしまい、外部燃料タンクの断熱材が相当のダメージを受けてしまったそうな・・・。もちろん発射は延期。燃料タンクだけでなく、カバーがしてあったオービターの翼にも傷が出てしまったそうなので、本当に細かいトコロまでチェックと修理が必要になるようだ。NASAの発表だと４月下旬以降まで延期することになるそうで、これでまた国際宇宙ステーションの建造にも影響が出てしまうのだろうな～。日本の実験モジュール「きぼう」は一体どうなるのやら・・・。それにしても、よりによって雹とは・・・。自分としてはカリフォルニアって年中暖かくて、雪や雹の類なんぞ無縁かと思っていたのだけれど、スペースシャトルが雹の被害に遭うのはこれが３度目なのだそうな。しかも今回が過去最悪だとか・・・。やっぱ車や列車と違って、陸地を離れて移動する手段というのは、リスクが格段に違うモノなのだな～と改めて感じてしまいますな。飛行機だってあまりの悪天候になれば飛ばないのだし、ましてや宇宙に行くなどという、膨大なエネルギーを繊細に扱うようなコトは少しのコトで大惨事に。天候だけはどんなに頑張ってもどうにもならないし、今回のように予期せぬ嵐に巻き込まれるのは本当にどうしようも無い。もうこれ以上飛行士の命もオービターも失うわけには行かないので、NASAのスタッフの皆様、ここはひとつ踏ん張りどころというコトで、頑張ってくださいましっ！！

  2007.02.28

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  『宇宙飛行士の世界』

  相変わらずス▲パーなどに契約を一切していなので、面白そうな内容の放送があってもなかなか観られない『ディスカバリーチャンネル』。某公共放送もそんなに毎回宇宙モノを扱ってもいられないんだろうしな～と思っていたら、宇宙飛行士の世界というDVDが発売される事を先月に知る。番組自体は2000年に放送されたモノらしいのでそんなに新しい情報や技術が紹介される事は無いのだろうけれど、子供の頃にも真剣に憧れた職業のネタであるから、是非観たいと思っていた。で、発売となった今日(本当は昨日だったのだけれど、見つけられず)、早速買ってきて鑑賞スタート♪あっという間の50分でございましたな。一時間に満たない内容に3000円出すのもどうかとも思うけれど、好きなネタであったし、知りたいテーマもあったので、十分モトは取れたような・・・。漆黒の闇に浮かぶ青く美しい地球を背に、ハイテクの塊の宇宙服を身に纏って船外活動を行う宇宙飛行士。宇宙開発の花形に見えるけれど、実戦を迎えるまでの訓練はあまりにもタイヘンそう。そして数人の飛行士の活動を全面で支えるスタッフ達も常に困難を強いられるような毎日なのだろうな～と思ってしまう。安全に飛行士を宇宙空間に送り出す為の宇宙服の開発の歴史や、往年の宇宙飛行士、ジーン・サーナン船長のコメントも実際に地球を離れて宇宙に行った人ならではの重みがあって聞き入ってしまったような。そして、新たな月面探査や火星探査のために用意されるであろう新型の宇宙服とアポロの時代との宇宙服を実際に着用して動作の比較をするという場面は本当に面白かった。若田さんや野口さんが来たようなモノと外見はそんなに変わらないように見えた宇宙服も、自際は20年以上の技術の積み重ねでとても進化しているんだろうな～と当たり前なんだけれど感心してしまいましたな。そんなこんなで存分に楽しんだのだけれど、前半部分でハッブル宇宙望遠鏡の修理を扱っていたのでございます。そして、この『宇宙飛行士の世界』と同時発売されたのが『ハッブル宇宙望遠鏡：宇宙の神秘に迫る』。ディスカバリーチャンネルよ、そして角川書店よ、オヌシも悪よのう・・・。

  2007.02.24

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• 祝！若田さんISS長期滞在要員に！！

  さっきネットのニュースで知ったのだけれど、日本人宇宙飛行士、若田光一さんが来年度から国際宇宙ステーションの長期滞在要員に決まったそうだ。う～ん、コレは本当に嬉しい！2005年の野口さんの時もMS-1という主ミッションスペシャリストに選ばれたりもして、ここ数年で日本人宇宙飛行士が国際計画の中でも要職を努めるようになって来たようでございます。モノとゼニしか出してなくて、人間そのものにイマイチ注目が集まって来なかったけれど、そんな中でも地道に訓練を重ねたりして、他から見えないようなトコロで努力されているのだろうな～と感慨もひとしお・・・。で、同じタイミングで日本が作ったISSの実験用施設「きぼう」もいよいよ組み付け・運用が開始される。若田さんもそれの管理運用が中心になるだろうし、それ以外のステーション全般の運用も担当するそうな。出発の日がなんだか待ち遠しく感じてしまいますな、自分が行くわけでも無いのに(苦笑)でも浮かれてばかりもいられない。例の衛星破壊実験の影響だって考えなくてはイケナイ。散らばった破片を素早くどうにかする手段は残念ながらナシ。さらにオソロシイのは日本のモジュールはISSの進行方向、つまり最前部に位置するようになっていて、一番ゴミとぶつかりやすかったりも・・・。そういう物騒な部位で各種の実験がマトモに出来るかどうかと心配になってしまうケド、そこは気合でナントカ・・・。ま、心配し始めたらキリがないので、今はめでたい気分で若田さんのこれからを応援しましょうかね～。野口さんの時みたいに、少しでも世の中が盛り上がってくれるとなお嬉しい。そのお手伝い(？)を本当に微々たるモノだけど、このブログを使って出来ればな～、なんて・・・。追記：今しがた改めてニュースを見ると、野口さんもバックアップ要員に選ばれたそうで。う～む、めでたいっ！！

  2007.02.13

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