米国人が今年ペットやペット用品に使うのは、約３４３億ドル（約３兆７４００億円）と１０年前の２倍以上に達する見込みであることが２３日、米ペット用品業協会の調べで分かった。
　同協会によると、１９９４年のペット市場は１７０億ドル程度だったが、２０００年に入ってからの米景気低迷にもかかわらず成長を続け、０３年は３２４億ドルと３００億ドルの大台を突破。０４年は前年比５・９％増の３４３億ドルとなる見込みで、子どものおもちゃ市場（２００億ドル）を大きくしのぐ規模になる。
　急成長について同協会は「ペットの存在は血圧を下げるなど健康にもよく、子供が巣立った団塊世代の夫婦がペットを飼い始めたため」としている。（共同通信）