倖和（サチナゴム）の妄想小説・・・

いつもながら人さわがせな大国です。中国商務省が「突発の状況に備えるため」として、食料などの生活必需品を備蓄するように呼び掛けたのです。すると各地のスーパーなどでは食料の買い占めが発生しました。一部の国民がネットで「台湾との戦争の準備では」と騒いだのです。

　私は戦争ではないと思っています。商務省も「新型コロナへの備え」と言っています。確かに感染が一部地域で再び拡大しています。しかし、あの国の国民は自国の政府を信じていません。何かカタストロフィが起きている可能性があります。

　なにしろ中国は簡単に自国民を大量に犠牲にした歴史を山のように抱えています。今も酷い。だからこそ愛国教育が盛んなのです。普段は中国偉いという感じで盛り上がりますが、何かあるとすぐにご覧の通りです。愛国など吹っ飛びます。

　今、中国は世界中の消費財を作っている工場国家です。私の持ち物もmade in Chinaがほとんどです。もし中国に何かあると大変なことになる。ヒヤヒヤしながら中国人の騒ぎを眺めています。

　私は中国が台湾を武力侵攻することはないと考えています。なぜなら今騒いでいるからです。小説まで出ています。日本の真珠湾攻撃の場合は本当に極秘でした。「もしいうこと聞かなければ世界一流の機動部隊で真珠湾を壊滅させるぞ、新兵器もあるぞ」なんて脅かすことはありませんでした。それどころか日本はギリギリまで米国との交渉妥結を本気で模索していました。もっとも統帥権の壁で不徹底な条件でしたけども。

　しかし、アメリカはルーズベルトがヨーロッパの戦いに参加したかったので日本を追い込む戦略をとっていましたから、交渉が妥結する見込みは事実上ゼロだったわけです。日本に最初の一発を撃たせる奇襲が発生しアメリカは予想以上の打撃を受けますが宣戦布告が遅れるというハプニングもあって大威張りでヨーロッパの戦争に参加する口実を得ました。

　今のアメリカが中国をかつての日本のように追い込んで戦端を開かせるつもりかどうかはわかりませんが、多分それはないでしょう。ソ連を追い込んだように図体のでかい国家の自重で自滅するように仕向けると思います。つまりは経済です。今やっています。それが今回の食糧買い占め騒ぎの遠因になっていると私は思います。実際かつて共産中国では大躍進政策が大失敗、大量の餓死者を出しています。その生き残りはまだまだいますから恐怖の記憶は生々しいと思います。国は自分達を守ってくれないと思っています。ここは新種の“社会主義国家”と揶揄された日本とは違うのです。

　いつ台湾が中国に併合されるでしょうか。意外に近い将来かもしれません。私は逆に台湾が中国を飲み込むことになるような気がしています。今はとても無理そうですが共産中国が自壊・自滅する過程で世界が台湾の方が儲かる、利があると考えたら意外にあっさり行ってしまうかも知れません。台湾の民主主義は信頼性が高いですからね。中国本土の人々が支配者が交代した方がいいと思い出したらどう動くかわかりません。

Destiny 体験版を遊びつくしてみた。
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↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！
もう一つのアリとキリギリス
by 倖和（サチナゴム）