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※「今更書くな!」と怒られそうですが・・・スイマセン。日記は16日枠に書いてますけど、実際にアップしたのは19日です。色々と考えてました。ただし、私個人的な意見なので、ご了承下さい。
※適当な感覚だけのパーセンテージなので突っ込み禁止です。 『第30回日本アカデミー賞』各賞は以下の通りです。 最優秀賞に関しては、私の予想も載せておきました。 ※敬称略させていただきました。
*私がいつも映画を見ていて思うことですが、スクリーンから感じる“本気”とか“情熱”とか“汗”とか・・・一生懸命、必死にやればやっただけ、一番結果が表れやすくて、見る側に伝わりやすい作品だと思います。その点から考えると、やはり“成長型・パフォーマンス系”(←勝手に名づけました)の映画:役柄の成長過程と、役者が実際に特訓を積んで魅せてくれる作品、『フラガール』は強いと思いました。 それに、私にとっては「常磐ハワイアンセンター」という幼少の頃から慣れ親しんだレジャー施設の誕生を描いた作品、という事もあって、映画を見ていて特に身近に感じられたということが大きかったような気がします。ちなみに、映画の中に出てきたダンサーズの中で私が一番好きだったのは、池津祥子さん演じた初子さんです。
*私は前作の『下妻物語』を見てないのですが・・・今回の『嫌われ松子の一生』を見た時、色んなモノ作りが凝ってると思ったし、ミュージカル仕立ての演出もあれだけ主演の中谷さんが頑張ってるだけあって素直に面白いなーと思ったんです。しかし、やっぱり普通は作品賞と監督賞って同じ作品(の監督)が受賞される場合が殆どなのでしょうかねぇ??『フラガール』は、とにかく監督も凄かったんでしょうけど、役者がそれ以上に魅せてくれたような気がしました。だから李監督も、最優秀を逃して落胆してる(バッチリその様子が映ってた)三谷監督を横目に「意味が無い」(でしたっけ?)と仰ってましたように・・・その事が解ってたんでしょうね。
*やっぱり、この中から選ぶ“最優秀主演男優”となると・・・今のところまだ謙さんに勝る方はいらっしゃらないかと思いました。寺尾さんも役柄を掴むのが難しかっただろうけど良かったし、役所さんも三谷演出で動いてて面白かったし、妻夫木さんも等身大の兄が出てて良かったけど・・・監督のやりたい事、作品の出来、周りの共演者、全部を受け止めて応えてくれた主演男優は、私の中では謙さんでした。原作『明日の記憶』自体に惚れ込んで、自ら原作者に手紙を書いて映像化の交渉をし、2年間かけた作品です。“産みの苦しみ”人一倍感じて感無量だった事と思います。でも、今回の作品ではエグゼクティブプロデューサーもやられたということで・・・(実際にどんな事をやったのかは分かりませんが)その辺も、ご自分のイメージ通りに全部を動かせた有利さはあるかもしれませんね。
*時間経過によって、凄まじく色んなテンションをコロコロ変えて演じなきゃならない一方で、基本である“自分にとっての愛”だけは変えずに保ちつつ・・・そういう演技は『嫌われ松子の一生』の中谷美紀さん、(ご自分でも仰ってましたが)女優生命かけて頑張ってたと思います。しかし、そんな中谷さんと僅差で競ってると思ったのが・・・松雪泰子さんでした。ただのダンサーではなく、“プロダンサー”の役ということで素人ダンサーよりも何倍も上手く見せなきゃならない役どころや、元SKDが田舎でフラダンスを教えなきゃならなくなった背景、真剣に取り組む田舎の素人ダンスチームへ次第に本気で入れ込んでいく様子・・・ダンサーズの成長ぶりばかりに目が行きがちだが、松雪さんもとても素敵でした。
*実は『ゆれる』を私は見てないのに、香川さんだと予想してました。今回こそは!!最優秀取って欲しかったんです(個人的に)。第28回『赤い月』、第29回『北の零年』、共に優秀助演男優賞として受賞していながら、あと一歩最優秀へ届かず・・・今回も残念でした。私が思うことではありませんが、もしかしたら来年、再来年と・・・もっともっと凄い香川さんを見せてくれて、それで最優秀を取らせようと神様が操作しているのかもしれませんね(笑)。 もう一つ、実は『武士の一分』、私見てないんです(笑)。笹野さんの最優秀受賞されたことによって、凄く興味が湧いてきました。作品自体ではなく、柿の種のCMで御馴染みの“笹野さん”に興味が・・・『男はつらいよ』や『釣りバカ』ではない、また違った演技が見られるのかな?!
*贔屓ナシ!文句ナシ!蒼井優さんには、『フラガール』で本当に凄まじいぐらいの集中力を見せつけられました。紀美子には心打たれたし、今回優秀助演女優賞を受賞された女優さん(ベテラン勢も差し置いて)誰よりも頑張った!と思いました。それが世間にも伝わっていたのでしょう。予想もドンピシャでした。 でも、(『武士の一分』を見てないので桃井さんに関しては言えないのですが)富司純子さんに関しては、最近また映画で凄く目立ってるし、もたいまさこさんに関しては、皆さんご存知の通りテレビと映画の“隠し味”として引っ張りだこだし・・・もう世代的に変化よりも“安心”を求められてる位置にいるお二人も、「炭鉱で生きてきた女で、次第に娘の頑張りを応援するようになる母親」という役と、「訳アリの旅行者」という役、期待以上に演ってくれたと思います。 ・・・(得意な)“2”へつづきます・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.19 18:32:22
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