精霊流し/さだまさし書籍名:精霊流し著者名:さだまさし 感想: 実は、かなり昔さだまさしのファンだった私。この本は私小説なので、さだまさしが昔、語っていた話がほとんど出てきて、あの歌のことだ、とかあの話か、とか思ったりしつつ読みました。さだワールドを久しぶりにどっぷりと楽しんだ感じです。 さだまさしに憧れ、長崎に憧れていた時代があったな、とほろ苦く思い出したりしますが、長崎の、今ではお祭りのようになってしまった「精霊流し」という風習に込められた人々の想いが心に響いてきます。 感情移入してしまい、思わず涙・・・の所も多々あります。 ラストはボロ泣きしてしまいました。 |