2012/04/25(水)16:55
最近読んだ本の巻。
小路幸也さんの小説を2冊。
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これはデビュー作。メフィスト賞受賞の作品。
最近の作品のような洗練されたみずみずしさと奥深さはないけど、
ここから、作家小路幸也がスタートしたと思うと感慨深いものがあります。
SFファンタジーとでもいうのかな。残念ながら、ちょっと私としては
面白さに欠けるかな、という感じ。
これを最初に読んでいたら、東京バンドワゴンに手を出さなかったかも。
この作品を読んで、メフィスト賞に選んだ人たちは先見の明があったんだろうなぁ。
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こっちは、いや~すごい面白かったです。
ん?この話はどこにつながっていくのかな?という感じで
二つの物語が順番に語られていくのですが、読んでいくうちに
「こ、ここでリンクしたか!」と唸らせる展開です。
事件解決へ向けて動く、いろんな人が一本の筋道にいつの間にか並んでいる、というか。
最後の最後に「え・・・・そういうことなんだ」とビックリもします。
初期の作品のようで、ちょっと雑な作りを感じるところも少々ありますが
面白かったので目をつぶるとしよう・・・・って、えらそうな私。
でも、ホント、小路幸也さん大好きなんですってば。
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そして、ずっと読みたかったけどなかなかチャンスがなかったこの本。
映画で話題になってたけど、映画よりもまずは活字、と思っていました。
これはね~、切なく深くいいお話でした。
久しぶりに、読みながら涙しちゃったりして。
よし、映画。楽しみに見ようっと。
というわけで、最近は3冊ほどを一気読み。
今はやっぱり・・・・・小路幸也読んでます。えへへ。