二代目のお嫁さんなり

2012/04/25(水)16:55

最近読んだ本の巻。

本のはなしの巻(141)

小路幸也さんの小説を2冊。 【送料無料】空を見上げる古い歌を口ずさむ これはデビュー作。メフィスト賞受賞の作品。 最近の作品のような洗練されたみずみずしさと奥深さはないけど、 ここから、作家小路幸也がスタートしたと思うと感慨深いものがあります。 SFファンタジーとでもいうのかな。残念ながら、ちょっと私としては 面白さに欠けるかな、という感じ。 これを最初に読んでいたら、東京バンドワゴンに手を出さなかったかも。 この作品を読んで、メフィスト賞に選んだ人たちは先見の明があったんだろうなぁ。 ミステリ・フロンティア 15【86時間限定!エントリーで最大19倍!!22日10:00~25日23:59まで】HEARTBEAT/小路幸也 こっちは、いや~すごい面白かったです。 ん?この話はどこにつながっていくのかな?という感じで 二つの物語が順番に語られていくのですが、読んでいくうちに 「こ、ここでリンクしたか!」と唸らせる展開です。 事件解決へ向けて動く、いろんな人が一本の筋道にいつの間にか並んでいる、というか。 最後の最後に「え・・・・そういうことなんだ」とビックリもします。 初期の作品のようで、ちょっと雑な作りを感じるところも少々ありますが 面白かったので目をつぶるとしよう・・・・って、えらそうな私。 でも、ホント、小路幸也さん大好きなんですってば。 【送料無料】博士の愛した数式 そして、ずっと読みたかったけどなかなかチャンスがなかったこの本。 映画で話題になってたけど、映画よりもまずは活字、と思っていました。 これはね~、切なく深くいいお話でした。 久しぶりに、読みながら涙しちゃったりして。 よし、映画。楽しみに見ようっと。 というわけで、最近は3冊ほどを一気読み。 今はやっぱり・・・・・小路幸也読んでます。えへへ。

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