ストォリィ(第18話

MOTHER 2
       ギーグの逆襲  第18話

ネス「イエーイ♪プー、行くぜー。」

プー「はい。」

ポーラ「どこによ!」

ネス「さぁ?」

ジェフ「一度博物館に行ってみないか??」

ネス「おぉ、いいねー。」

~スカラビ文化博物館~

姉さん「今、「スカラビ文化博物館」は一部改装中ですが
それでもいいですか?」

ネス「Yes.」

姉さん「ではお一人3ドルです。しっかりお勉強してね。」

ネス「プー、払いたまえ。」

ポーラ「そんくらい自分で払いなさいよ。」

ネス「ちっ…仕方ねーな…」

ジェフ「皆自分の分払ったらどうだ?」

ポーラ「プーはランマのお金しかもってないだろうから私がおごるわ。」

プー「すまない。」

姉さん「じゃ、どうぞ。詳しい説明は中の人に聞いてね。」

ポーラ「はーい。」

チャップスティック「フォーサイド自然博物館」のライスボウル君が
なにか自慢そうな電話をかけてきてるらしいんだが…
…なんなんだろう?あー知りたい!あーくやしい!
…あ、今のは独り言さ。気にしないでくれたまえね。コホン。」

ネス「滅茶苦茶気になるんですが。」

アロハ兄ちゃん「ちょうどお前らと同い年くらいのデブが、さっきいまでいたぜ。
やたらに金回りのよさそうなガキだった。」

ネス「あの豚かい!」

プー「あの豚とは?」

ネス「俺の最悪の隣人のポーキーだよ…うっさいんだ。毎回邪魔してくるし。」

ポーラ「まぁプーは気にしなくて良いのよ。」

プー「そうか。」

ネス「おー、何か色々あるぜ。」

ポーラ「えーと…これは…ラムレーズン3世の棺ですって。」

ネス「こっちはラムレーズン4世の棺。」

ジェフ「これは…」

ネス「何だー?」

ジェフ「……………」

ポーラ「読んでよー。」

ジェフ「…ラムレーズン5世のおまる…」

ネス「何じゃそりゃ!」

ポーラ「おまる!?」

プルルルルルルルルル………

ネス「お?電話だ。」

ポーラ「でちゃいましょう。」

ジェフ「おいおい!」

ライスボウル「もしもし!「スカラビ文化博物館」のチャップスティック君かい!?
…ちょっと声が違うみたいだけど、ま、いいや。
ぼくは自分の用事だけ言います。…忙しいから。
とにかく口では言えないくらい大変なものを発見したんですよ!
…誰って私ですよ!「フォーサイド自然博物館」のライスボウルですよ!
別にこれは自慢話じゃないんだよ。
でも、私は…ある「とんでもないもの」を発見した!と…。」

ネス「はぁ?はぁ??はぁ???」

ポーラ「ま、ほっときましょう。」

ジェフ「ほっとくなよ…」

~2階~

おっさん「この部屋は改装中で見せるわけにはいかないが…
おっと、そっちのべんぱつの人、その宝石を私に?」

ポーラ「宝石?」

ネス「はいはいはーい。ほら渡すよ。」

おっさん「よほど勉強熱心な方。その気持ちにうたれました。
どうぞお入りください。」

ネス「イエーイ♪入れたぜー♪」

おっさん「素晴らしい!偉大なる歴史を感じるでしょう?
この小さな宝石以上の価値のある…ワッハッハ!
こないだもヘリコプターでサマーズにやってきた少年がね…
ヒエログリフを写真に撮っていきましたよ。
あんときゃ、現金をたっぷりもらったっけなぁ、へっへっへ。」

ネス「またあの豚かい!」

ポーラ「行く所に必ず行ってるのね。」

ネス「プー、これ読んで~」

プーがヒエログリフを読んだ!

「天よりの侵略者に、我々は四角すいの要塞を建造し
 戦いに備えた。しかし我々は敗れた。
 だが、我々の要塞はスカラビの神々によって守られた。
 天から来た侵略者は1000年ごとに生まれ変わり襲ってくるという。
 侵略者は時の彼方に隠れ、悪の「巣箱」をおいた。
 時の彼方は魔境のはるか先。地の底の向こう。
 魔境は暗き闇。「タカの目」だけが見る。
 スフィンクスがすべてを守り真の勇者の訪れを待つ。


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スフィンクスの前で踊れ

皆!なんとかスカラビに行ってみよう。
ピラミッドがカギだ!」

ネス「おす!」

ポーラ「敬語じゃないわよ。」

ネス「いいんだ。俺一人に言ったわけじゃないからな。」

おっさん「ちょっとお待ちを。勉強熱心な方に
「ヒエログリフの写し」を特別に差しあげましょう。
人類の文化のために役立ててください。ワッハッハ!」

ネス「どーもー。」

ポーラ「それじゃ、フォーサイドに行きましょ。」

ネス「よっしゃ!プー!!」

プー「PKテレポートβ!!」

~フォーサイド~

~の恐竜博物館~

ライスボウル「君達「とんでもないもの」について知りたいっていうの?
……。…………。
…あのトポロ劇場に、ビーナスって新人歌手がでてるでしょ。
あの人のサイン入り消しゴムもらってきてくれませんか。
「とんでもないもの」を見せてあげるから。
…あ。サイン入りなら消しゴムじゃなくてもいいです。
サイン入りチリ紙でも。」

ネス「んじゃサイン入りゴミでいっかー。」

ポーラ「ゴミはないでしょ。」

ビーナス「あらサイン?いいわよ。
じゃ、このバナナにサインして…ハイ、どうぞ。」

ネス「イエーイ♪」

ビーナス「あ、これはおまけよ。チュッ!」

ネス「イエーイ♪」

ポーラ「イエーイ♪じゃないわよ!ライスボウルがうらやましがるわよー。」

ネス「やいてんのか?」

ポーラ「全然。」

ライスボウル「やった!これは間違いなくサインいりバナナの皮!
じゃ、約束どおり…「とんでもないもの」を見せましょう。
となりの部屋のマンホールの奥の奥に
まぶしい光が見えましてね…その向こうにとてつもなく…
でかいネズミのバケモノを発見したんですよ…私が。
…自慢してるんじゃあないんですよ。
でも、私が許可するから見てきていいですよ。」

ポーラ「バナナの皮…嬉しいのかな?」

ネス「でかいネズミ~。」

ポーラ「ネズミ~!?最悪!!」

ジェフ「よし、行こう。」

ネス「ちなみに下水の中を通らなくてはいけないらしい。」

ポーラ「嫌~~~(泣」

「よく来た。ここは5番目の「お前の場所」だ。
 しかし、今は私の場所だ。
 うばいかえせばよい。…できるものなら。」

ネス「えいえいえーい。」

ポーラ「はいやられた。」

ジェフ「弱すぎだって!」

~マグネットヒル~

ネスの目に一瞬、ほ乳ビンが見えた。

ネスの持っている「音の石」が
マグネットヒルの音を記憶した。

5番目のメロディーを手に入れたネス!!
次に向かうべき場所は、スカラビ!!

MOTHER 2
       ギーグの逆襲  第18話 終わり


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