涙の詰まったガラス瓶
これは南伊豆子浦の浜に漂着した古いガラス瓶です。今なら何千何万というペットボトルなどが日本海や太平洋を漂流し陸地を求めて漂着していますが、中には危険性のある液体などが入っているものもあるそうです。また何十年も前に子供達が実験的に手紙を入れたビンを海に流したものが、今たどり着いたという報告もあるそうです。「無人島にいるので助けてくれ!」なんてことは書かれていなかったようです。一昔前にはロマンチックだったことも今となってはただのゴミとなっているのかもしれません。そんなことはたとえば、エベレストなどのヒマラヤや地球の軌道上の宇宙でも行われています。近いところでは富士山なども登ってみればただの壮大なゴミの山です。それを伊豆あたりから眺めればなんと美しいこと!。月から眺めた地球もそれと同様なのでしょうね。太陽系で最も美しい星は実はゴミの惑星だったのです。この茶色のビンには青く悲しい液体が入っていたのです。