Satokoの徒然きままなときどき日記

2005/05/18(水)11:08

モノハイイヨウ2

my home asia(30)

少し前の日記で・・・日本語の言葉の「あや」について、怒っていたわたしですが、実は言葉の達人でもなく・・・すこしうしろめたかったりいたします。本当に・・だれがつくったか謙譲語と尊敬語・・・正しく使うのがとっても難しくて・・・主婦歴・・・ながながのわたしとしては、たまに「生協」さんにメールを送るも・・・普段のくせで「てんてん(・・・)」はいれてしまうし、完璧にもう・・「普通語」で「お話感覚」になってしまっています。いや・・ひきしめておかないと「社会復帰」ができなくなります。(・・・再就職したいです~) 4月街を見ていますと、着慣れないスーツを着心地わるそうに、駅から会社へと向かう、ニュー社会人がいっぱいです。最近では日本ではその「伝説」は崩壊しつつありますが・・・はいった会社には「一生ご奉公」という構図がまだまだ根強く残っております。 日本で女性がいわゆる「男性職」につこうと思うと・・・まだまだ偏見があったり、そのチャンスをもらった女性でさえ、女性の権利みたいなものをふりかざしてしまったりして・・結局「平等」はとっても難しかったりします。 いや・・なんでこんなことをいっているかというと・・・ とにかく・・・日本は職業ということに対して・・プロ意識がちょっと他の国とは違うということなんです。 男性でも・・専門職の方を除いては・・・入社のときにはいった部署で、大きくしてもらって、どんどんその専門になっていく方が多いでしょうし・・・研究職や、専門知識で職制を選んで働いている人以外は・・・就職時に「わたしは○○の部署で○○として働きたい!」なんて言う権利はあまりないのでございます。女性に関しては・・・まったくもって、これはいえないでしょう。 学生時代に、とっても優秀な台湾人のグラフィックデザイン専攻の友達が「○版印刷」に就職したんですけど、最初にもらったポジションがまったく彼女の専門からはかけ離れていて・・・愕然としたって、話したことがあります。 きっと台湾でも新卒でも、専門を生かした、職制に会社がつけてくれるのでしょうね。 そうそう、シンガポールでの話をしたかったのです。 アメリカや欧州の状況はすこし理解できませんが・・(働いたことがないので・・・)シンガポールはちゃんと女性も平等に扱ってくれますよ(日系企業はあくまでも小日本です)。 そして・・・就職するときは「職制」での応募だから、自分がどうなろう!と思うものがあったら、それにぴったりの仕事にちゃんと最初から無駄な時間をなくして、就くことが可能なのです。たとえば、バイヤーになりたい!衣服のバイヤーに・・・って思ったら、そういう会社にはいって、見習いからはじめたらいいのです。2年もいたら、きっといいバイヤーになって、転職も可能でしょう。 結婚して、最初に働いたのが、日系の人材派遣の会社だったのですが・・・当時のシンガポールは経済がまだまだ高騰する前・・のんびりしておりました。当時の平均収入は・・・1000ドルぐらいだったと記憶しています。それでも生活していけるだけの物価の安さがあったのですね。大学卒業した人でも(シンガポールでは当時は100人にひとりという大学進学率でした)最初の給料が1500ドルぐらいといわれていました。 とにかく・・・会社では・・・いろんな企業から、「こんな人材」を見つけてもらいたい!というお話をいただき、わたしたちの会社ではその「人材」を探すべく「新聞広告」をうったりします。 シンガポールでは・・いまでもそうでしょうけど、「JOB HOP」が当たり前です。特に下のほうのポジションでは・・・なかなかいい人材を確保するのは難しいところです。いわゆる「事務員さん」は・・・ちょっとでもとなりの会社の給料がたかかったり、福利厚生がよろしいと・・・ボーナス支給のあとで、みんな職替えをしてしまいます。 ところが・・・彼女たちにもいろんなプライドがありまして・・・ "CLERK" (いわゆる、事務員) と宣伝をだしますと・・・響きがわるすぎて・・まったく反響がありません。 その「呼び名」だと、会社で一番下のランク付けになってしまうからです。 会社の人が・・・苦肉の策で・・・ "JUNIOR ADMINISTRATOR" (総務手伝い) みたいに書いたら・・・すこし反響があがり・・・同じお給料なのにたくさんの女性が登録に来てくれました。 いや・・・ものはいいようなのです。 また・・・同じようなポジションでも秘書業務がちょっとはいっていたら・・・ "JUNIOR SECRETARY" なんて・・・書いたら・・・将来秘書の上級職を目指している女性が山のように・・・応募してくれます。 お陰で・・・そのお客様に無事、正しい人材をお送りすることができました。 これって、だまし?とも思えますが・・・仕事は本人の気持ちの満足度にもよると思いますので・・仕事の名前で満足していただけるのであれば・・・それをどうまげようと、問題はないかと思います。 シンガポールはご存知のとおり、男性に「兵役」が義務付けられています。多感な・・・17歳ぐらいから2,3年軍隊にご奉公にあがるのです。 当然・・・女性は行きませんから・・・その間に先に就職して、20歳を超える頃には・・男性より上の役職についているってこともよくあります。 日本ではそんなこと・・・ありえないでしょうけど・・・

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