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●抗酸化ネットワークのなかまたち
ネットワーク(リポ酸、コエンザイムQ10、ビタミンC・E、グルタチオン)以外の抗酸化物や非抗酸化物にも、複数のネットワーク系抗酸化物の作用を高める効果があることが知られている。それには植物に由来する無数のフラボノイドが含まれており、そのうち15種類んフラボノイドが果物、野菜、緑茶、赤ワインなどに多量に含まれている。 また、ネットワーク系抗酸化物の作用を増強するセレンは、非項酸化物のミラクルメーカーである。 抗酸化ネットワークとは直接相互作用しないが、体内でフリーラジカルを減少させることにより抗酸化作用を示す多くの抗酸化物がある。ヘルパー抗酸化物とも呼ぶことができるこれらの物質としては、緑黄色野菜や橙黄色の果物などの色素カロテノイドがる。 ●食事だけで抗酸化物摂取は十分か? 食事中にはすべてのネットワーク系抗酸化物が検出されるのに、なぜさらに補給物を摂取する必要があるのだろうか。抗酸化物を多く含んだ食物をとることはもっとも重要なことであるが、実際には食物のみで最適な量の抗酸化物を摂取することは困難である。 たとえば、パッカープランでは毎日500単位のビタモンEを摂取することを推奨している。この量はビタミンEを食事のみで摂るには、45キログラム以上のレバーや、スプーン125杯分のピーナッツオイルを摂取しなくてはならない。しかしわずかなビタミンE補給剤(サプリメント)を飲むことにより同じ効果を得ることができる。 70%以上のアメリカ人は、抗酸化ネットワークの欠如に起因するさまざまな病気によって本来の寿命より早く死んでいると思われる。このような状態を抗酸化物によりコントロールし、場合によっては病気を予防治療することが可能である。 一種類の抗酸化物を毎日補給するだけで、心臓病や前立腺癌のリスクを大幅に減らすことができる。したがって、抗酸化ネットワークに関与するすべての抗酸化物を補給すれば、大きな効果があることが予想できる。 『アンチオキシダントミラクル』Lパッカー・C・コールマン著 講談社サイエンティフィィク P25から28より (satom) どうもサプリメントというと日本では胡散臭いイメージがまだありますが、細胞レベルの分子研究の成果を基盤にしてアメリカではある程度の信頼性を持たれているようです。 運動療法や食事療法などの健康法も大切だと思いますが、「老化」に対抗するために積極的に抗酸化物を補給剤(サプリメント)として摂取することも選択肢の一つだと思います。 また今、環境関連の本を読んでいるのですが、「情報の非対称性」という言葉が出てきます。一方で技術や経営などの十分な知識があるものと、まったくの素人の人が何らかの交渉及び取引をする場合、知識の十分ある者がない者に対して特別に有利な立場になる、また時には詐欺的な内容になるとのことです。また十分知識がない消費者は、環境に悪い・質が割るいが格安なサービスを提供する会社を受け容れて、環境に配慮し・質が良いが割高なサービスを提供する誠実な会社を排除してしまうことがあるようです。 環境問題も健康食品についても草の根的な啓蒙運動が必要だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.02.17 01:42:44
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