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●アルツハイマー病患者への福音
…アルツハイマー病は脳のある領域が、時には緩慢に、時には迅速に蝕まれて起こる痴呆症であり、記憶、会話、情報整理能などが傷害される。病気が悪化すると自己管理ができなくなり、四六時中介護が必要となる。 アルツハイマー病にかかると神経細胞が死んで脳組織が傷害されるが、その原因は分かっていない。この病気ではβアミロイドと呼ばれるタンパク質が脳内に蓄積している。酸化傷害のマーカーである脂質過酸化物の脳内濃度が高いこと、および神経細胞の膜が酸化されやすいことから、その進行にフリーラジカルが関与していると思われている。多くの研究者は、思考に必要な神経細胞の情報伝達物質の産生がフリーラジカルにより傷害されると考えられている。 341人のアルツハイマー病患者を4つのグループに分け、1群には10グラムのセレグリン(モノアミンオキシダーゼ阻害剤)、2群には2000単位のビタミンEを、3群にはセレグリンとビタミンE、4群にはプラセボ(偽薬)を投与して、2年後にその効果が評価された。その結果、ブラセボ投与群に比べてビタミンE投与群では重度のアルツハイマー病に至る率が53%も低く、セレグリン単独群では43%、両者併用群では31%も低かった。このことからビタミンEはもっとも有効な治療薬であることがわかる。 『アンチオキシダントミラクル』Lパッカー・C・コールマン著 講談社サイエンティフィィク P83から85より (satom) 脳がフルーラジカルに傷付けられると、記憶や認知など高等な人間の意識に影響がでるとのこと。抗酸化物をよく摂取して予防に気をつけましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.04.03 01:46:21
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