カテゴリ:2017
相棒スペシャルやってましたね!見ましたか? 細かいところが気になるもんで。持ち方が変わってたりするとね。 アルフヘイムの魔物使いでは、 今年一発目のメンテで、新UR(ウルトラレア)のフェンリルが登場! で、出ちゃった! そして今思い出してもニヤニヤしてしまう、クリスマスの話をちょっと書いておく。 クリスマスイブの夜。 仕事でとあるラジオ局に居た。といっても時刻は28時。 そう、もうとっくにクリスマスの朝になっていた。 オレは会議室のような部屋で席に着き、たぶん始発電車の時間を待っていた。 その会議室は大きくはないのだが、部屋がカーテンで半分に区切られていたので、 ドアから離れたカーテンギリギリの所で、授業中の生徒のように、机にうつ伏せて少し寝た。 どのくらい眠ったのだろうか。自分のイビキで目が覚めた。 時々大きなイビキを掻いて目が覚める事があるけれど、その日は小さなイビキだった。 ただ「ぐぅ~・・・ ぐぅ~・・・ ぐぅ~・・・」とテンポの良いイビキだったのを覚えてる。 目が覚めたと言っても脳が起きてるだけで、目は開いてない。 体も感覚が徐々に戻ってきていて、なんとなく「会議室で寝ているんだっけ」と感じる程度。 その時、腰の少し上の背中より下のあたりに温かい感触があるのを感じた。 ふわりとしてて重くなく、なんとなく丸いような、何かが乗ってるみたいだった。 その時、もう1つの感触を感じた。イヤフォンだ。寝る前にラジオを聞きながら寝る習慣があり、 仕事で行ったそのラジオ局の放送をPCのRADICOで聞いていたのだと思いだした。 若い女性が淡々と喋ってる。ふと彼女は笑いだし「実は~私~今幸せな気分なんですぅ~」と言う。 そうか、クリスマスだしきっと恋人とラブラブなんだろうな・・・と思った瞬間。 腰の部分に当たってる何かが、少し肩の方に近付いた。 そして更に上に、そしてまた上に。遂に肩にまで乗ってきた。 オレはすぐに閃いた。この丸くて温かい物体は仔ネコなんだ!と。 なんだか気分が和んだ。朝から寒がりの猫が甘えてスリスリしてきている。 背中がポカポカしてきたが、耳が少しずつ熱くなってきた。 ラジオで喋っている女性が「今幸せな気分」の理由を説明し始めたせいである。 「今放送をしている部屋にカーテンがあるんですけどぉ~、その向こうで誰かが寝ていて~、 私、今、その人に頭をもたれかかっていて、甘えん坊さんしながら話してるんですぅ~♪」 「それオレ!!!!!」と思わず心の中で叫んだ。 どうやら可愛いイビキが聞こえて、男性っぽいので遊び半分でもたれていたらしい。 オレは恥ずかしいけれど、若い女性に甘えられてるとわかって、にやにやする。 確かに仔猫ちゃんだった。のは、良いのだけれど、この状況をどうしようかと悩む。 直ぐに思いついたのは、PCで開いているその放送局の掲示板に書き込むことだった。 「<R3>起きてますよ」 と書きこ込んで、しばらくすると彼女が放送中に読んでくれた。 「あー! リスナーさんからコメントを頂きました~!<R3>さん、おはようございます! 起きてますよっていうことで・・・ う~ん・・・どういうことかしら?w あ、でも、こんな早朝から聞いて頂きありがとうございまーす!」 と、オレが書いたことはもちろん、どういう意味なのかもわからない様子だった。 相手がラジオ中なので、声ではなく文字でメッセージを伝えようと思い、更にコメント書く。 「<R3>とても可愛い声ですね 聞けてよかったです」 と書いてみた 自分的には『”放送”を聞いているのではなく隣で”声”を聞いています』の意味だったのだが、 それは彼女には伝わらなかった。彼女はそれからも楽しそうに、嬉しそうに喋っている。 「クリスマスの朝に一人でラジオやるのは寂しかったけど、今年はとても幸せな気分です!」とか。 そして彼女はしばらくして仕事を終え、カーテンの向こうの扉から出て行った。 オレは温かい仔猫ちゃんが居なくなり、少し寒さを感じてブルッとなった。だから、 「<R3>もうちょっと居てくれてもよかったのにw」 と掲示板に書いて、家に帰ることにした。 後で知ったのだけれど、この<R3>てのは掲示板に書いた三人目のリスナーという意味らしい。 本来ならちゃんと匿名希望とかハンドルネームなどを書いて投稿するそうな。 ラジオで名前を呼ばれると嬉しいものである。寝起き直後だったオレは気付きもしなかった。 そして家に帰って、ベッドを整え・・・ 寝た。 昼頃に起きて、朝書いたコメントに何か返事は無いかと掲示板を開いてみる。 なんか、返信があった。なぜか、いっぱいあった。 どうやらオレが書いた<R3>のコメントが、彼女が寄り添っていた本人では?と、 ラジオを聞いていたリスナー達が気付いてくれたのである。 そして所々に彼女のコメントで「うそ!?」とか「もっと早く気付きたかった!」と書いてある。 「もしこの掲示板を見ていらっしゃれば、私のツイッターに連絡下さい!」とも書いてある。 どんなツイッターなのかと見に行くと、そこでもリスナーと数多くのやり取りをしていた。 「相手の人は間違いなく男性なの?」 「うん!イビキが絶対男だった!」とか、 「なんで放送終わってから声かけなかった!」 「だって寝てるんだもん!」とか、 「<R3>さん!私あなたが気になってどうしようもありません!連絡待ってます!好きです!」とか。 オレは、オレの知らない所で、顔も知らない女性に告白されていた。 でも、オレは・・・ にやにやしていた。 どんな女の子なんだろうと思い、パーソナリティー紹介のページを探す。 そこに彼女は載っていた。大学を卒業して間もない、とても美人の女の子だった。 彼女は、山ナントカ放送の〇〇〇さんというらしいのだが、どうしても思い出せない。 なぜなら、これ全部、夢だからw とってもリアルな夢だった。行った事ある場所や感触、ぬくもり、全てが現実の様だった。 夢だったのに、彼女はとても良い香りがしたのも覚えている。 はぁ・・・ とても残念です。 最後になったけど、明けまして、おめでとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/07/29 11:47:55 AM
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