2005/07/11(月)22:49
「カバレットシネマinかもめ座」
朝日朝刊「三者三論」“「笑いの時代」到来?”。高田文夫、木村政雄、五味一男。
現在の“お笑い”の多様性を評価する高田センセイ。
ジャンルの成熟によりカリスマが不要になったと指摘する木村政雄。
スタンスは異なるが、どちらも的確な状況分析に思える。
もうひとり、「エンタの神様」演出・五味一男。「『お笑いブームが起きている』という見方には賛同できません。」「テレビ史を見ても、笑いの要素を含む番組は常に多くあった。お笑い芸人の数も大きく増減してはいません。」と言うのだが、これは思い込みでしかないのではないか。
「笑いには、意外性と分かりやすさという、容易には両立しない要素が求められるからです。」「ダジャレが受けなくなった理由も、笑いの仕掛けが受け手に読まれてしまったからです。」とも。五味氏によると、どうやらダジャレが受けていた時代があったようで、しかも、受け手はダジャレの仕掛けを読めないので笑っていたらしい。にわかには信じがたい話だ。
「『エンタ』の若手も、目指す将来像は多様です。」と言っているかと思うと、「『エンタ』や若手芸人の行方も、新しい笑いを作り続けられるかにかかっている。」なんて言うじゃない。一番の関心事は自分の番組の延命か。残念。波田陽区の面倒を一生見てやれ斬り。
(※中途半端に波田陽区調になってしまったことを、お詫びいたします。)
バイト。
昨日の仕事を片付けねばならぬのに、知らないうちに防災訓練に参加することになってたりして、まるで時間が足りなくなる。
仕事、来週に持ち越し。どうせ、来週は来週で忙しい。
昼食。サンマルクカフェ、アイスカフェラテ、パン2種。パンの名前が覚えられない。
立ち読み、週刊文春。
近田春夫、電気×スチャ「聖☆おじさん」評。“電ダラ”って呼び名はどうかと思う。
桜木町へ。
にぎわい座手前のスポーツ用品店のあと、モスバーガーが建っていた。
結局、増えるのはファーストフードやコンビニばかり。町の表情が奪われてゆく。
でも、ここにモスバーガーはちょっと便利だな。
かもめ座、「カバレットシネマinかもめ座」。
日ノ出町に近いつぶれた映画館で不思議なイベント。
第2回だが、1回目は知らなかった。惜しい。
映画館のおもてには「野毛飲兵衛ラリー」ののぼりが立っているだけで、このイベントの案内がどこにもない。本当にやっているのか不安になるが、思いきって入場する。
当日券で。1ドリンク付きで、ビールかお茶。ペットボトルのお茶をいただく。
この映画館には初めて入る。さびれ具合がじつに良い雰囲気。横浜の古い映画館が次々に閉館してしまうのが残念でならない。ずっとやってるのはホモ映画館だけ。
客入り、8割ほど。客層、身内感濃厚。地元度、高し。ただの酔っぱらいも。
映画館らしくCMで開演。VJコミックカットによるパロディ。
三雲いおり、応援団のパフォーマンス。
武井純子、アカペラ昭和歌謡。
金原亭馬治「真田小僧」。なかなかに心地良い志ん朝テイスト。
そのまま馬治の進行で、VJコミックカット「リミックス笑点」。これはくだらない。
高篠雅也、和太鼓。聴き惚れる。
VJコミックカット、「スーパーマサオブラザーズ」。
休憩。
元気いいぞう。こうゆう怪しげな場にぴったり。馬鹿馬鹿しくも深遠なものを感じさせる傑作ネタ、連発。爆笑。
ふくろこうじ、手長パフォーマンス。よくわからない。
VJコミックカット、「ニューシネマパラダイス」。「バンキシャ」での塩爺のあの発言が挿入。
ヨロ昆撫。踊り子・タプエちゃんに逃げられ、ヨロ市ひとりで傷心のステージ。このひとは情けなさが可笑しみになる。爆笑。タプエちゃんが客席に居るのもまた傑作。
和田奈月、和妻。優雅。場内、薄暗くて見えにくかったが。
予定時間を大幅に過ぎて終了。めりはりのないだらだらしたライブだったが、まるで退屈せず。
次回がいつかはわからない。また観たいので、気をつけてなければならない。
なか卯、すだちおろしうどん。
みなとみらいを歩いて横浜東口へ。途中、雨が降りだすが小雨で済む。
帰宅。
日記更新。読書など。