2005/10/18(火)01:04
「M-1グランプリ」1回戦
睡眠、2時間。
休日。
朝9時、浜松町。
Kさん、Iさん、Tさんと待ち合わせ。
「M-1グランプリ」1回戦、本番当日。
何故か、Tさんの会社で稽古ができるということで、そちらへ。
休日で誰も居ないオフィスへ、部外者なのにぞろぞろと。
見つかったら、確実に問題。
Kさん、Iさん、本番当日にも関わらず、合わせるのは初めて。
稽古不足どころの話ではない。
それぞれが台本を暗記しただけという状況、であるならまだマシなのだが、暗記すらしていないのだから弱ってしまう。
百戦錬磨のプロの漫才師ならともかく、ど素人なのに。
とりあえず、台本を読み合わせることから始める。
ふたりとも落研出身だし、お笑いもかなり観ているひとなので、すんなりできるかと思っていたのだが、どうしても漫才らしい口調にならない。
オーソドックスなスタイルにしなかったので、つかみにくかったかもしれないという反省はある。
力量に見合った台本にすべきだった。
そして、衣裳合わせ。
おもいっきりドレスアップしてもらった。
見た目は傑作。
ちからの入れどころが明らかに間違っている。
稽古もそこそこに、昼食へ。
おむらいす亭、チーズたっぷりデミ・オムライス。
浜松町駅から都営バスで東京ビッグサイトまで。
朝早いので、僕はすでに眠い。疲れた。
パナソニックセンター東京。
出場者の応援団として、2人まで無料で入れるとは知らなかった。
出入り自由。イベントホールと有明スタジオ、2会場のどちらも入れる。
イベントホールはお笑いライブのような雰囲気、有明スタジオはスタジオだけあってテレビの公開録画のような雰囲気。
Kさん、Iさん、受付を済ませ、集合時間まで、近くの公園で稽古。
ようやく真剣になってきた。
少し離れた日陰のベンチに座って稽古の様子を観ていたのだが、姿だけだとなかなかさまになってきたようにも見える。
有明スタジオへ戻る。
Kさん、Iさん、それぞれトイレで着替え。これがかなり大変。
Iさん、先に着替え終わり、タキシード姿で廊下に立っていると、「おつかれさまです」とあいさつしてゆくひとが居るのが可笑しい。お偉いさんに見えるのだろうか。
Kさん、ドレスアップ&メイクアップ、完了。
Kさん、Iさんは控室へ。僕とTさんは客席へ。
司会は、解散した「おはよう。」のひとがひとりで。名前は知らない。
順番はエントリー順。司会が出場者を5組ずつ紹介し、5組連続で漫才を披露。その繰り返し。
キャンセルの組もけっこうあるので、出番はどんどん繰り上がる。
20組くらい観ただろうか。そのほとんどがアマチュアであることを思えば、全体の水準は驚くほど高いと言っていいだろう。
だが、飛び抜けた存在は居ない。
昨日はハリガネロックや森三中も出たようだが、今日は名のあるひとは出てこなかった。
かなりの時間を、うとうとして過ごす。
いよいよ、Kさん、Iさんの出番。コンビ名は「ダイアナ妃とチャールズ皇太子ではございません」。
うーむ、あらゆる面で、作戦が裏目に出たかもしれない。
登場したときには、軽く笑いが起こったのだが、漫才に入ったらもう駄目。ずぶずぶとぬかるみにはまっていった。
まず、ほかと比べてテンションが低い。ふっきれかたが足りないので、観ているほうが恥ずかしくなる。
今朝、僕がポイントとして挙げたセリフを軽く流しちゃってるのにはがっかりした。ギャグもギャグでないところも、並列に喋っているからなにが面白いのかさっぱりわからない。
さらに、言いとちり。決定打。
1回戦敗退は誰の目にも明らか。
ふたりの出番が終わっても、僕はもう少し、客席に居たかった。
このままでは、あまりにも後味が悪すぎる。
このあと、さらにたくさんの漫才を観たが、彼ら彼女らは、当たり前だが、例外なく自分の言葉で喋っていた。
自分たちが面白いと思うことを喋らなければウケるはずがない。
簡単なことだが、重要なことだ。
「SHOHEI」、「ふゆーす」、「ぼくえくぼ」が面白かった。
5分休憩。会場を出る。
僕らが着替えを預かっていたので、ふたりはずっと着替えることができなかった。
ウケたならすぐにでも顔を合わせたいところだが、あの出来ではどんな顔して会いに行けば良いものやら困る。
Kさんの友だちが数人観に来ていたが、このあとは別行動。
元の4人で、有明駅からゆりかもめで新橋へ。
外は雨。
東京駅へ移動。
打ち上げ。ひとつと家。
Sさん、合流。日本海庄や。23時まで。
もう僕は疲れてぐったり。
東京駅でみんなと別れる。
東海道線。横浜で降りるところを寝過ごして、藤沢。
逆方向はすでに終電のあと。
また朝までファミレスかと覚悟を決めかけたのだが、調べたら、小田急線で帰れることがわかり助かる。
深夜1時、無事、帰宅。
ぐったり。