2004~2013

2005/11/27(日)09:05

「kamipro」菊地成孔×水道橋博士

雑誌(96)

どっと疲れが出る。 異常に眠い。 バイト。 ほぼ眠りながら働く。 昼食。吉野家、牛焼肉丼。ドトールで眠る。 東京駅。ブックガーデン。kamipro、購入。 うちの店では配本たった2冊でもう売り切れのため、ここで。 帰宅。 「kamipro」。「ハッスル・マニア」特集を読みたくて買ったのだが、特集以外では、対談・菊地成孔×水道橋博士が読み応えたっぷり。 僕は格闘技に疎いのでわからない話も多いのだが、「批評の難しさ」についてはとても興味深かった。 博士、菊地の著書「サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍」を評して、「重要なのは、この本は業界に『ぶら下がってない』人が書いてるってこと。それに今後も『ぶら下がる』気配は微塵もないことなの。」 菊地は博士を、「やっぱジャーナリズムですよね。古き良きジャーナリズムというか。ジャーナリストというのは業界の秘密を抱える仕事で、人間関係の束に絡め取られる仕事で、捏造と報道の狭間でもがき苦しむ仕事で、肝の中に『言っちゃいけないこと』がバンクされてる仕事で、それをどの程度、暴露するか。というさじ加減と覚悟がジャーナリストの仕事のすべてですよね。ただ僕自身は全然それがないから(笑)。」「人と人は、出逢ったら深まるに決まってる。というのは、ジャーナリズム精神というか、関係性に関する感性が極論的だと思うんですよ。そこが水道橋さんのエネルギーだと思いますけど。一種の運命論的なロマンチシズムというか。関係主義というか。」 博士の著書「本業」について、「水道橋さんの『発掘し、関係し、転がす』という、もうひれ伏すしかない圧倒的な技術と情熱の塊であると同時に、文字通り『関係者』である水道橋さん御本人の『本業とは何なのか?』ひいては『俺とは誰なのか?』という問いを、膨大な関係の束にからめ取られてもがき苦しむマゾヒズムと共に問うてゆく本になっていると思いました。良くできた洒落。というのは、多く、気が付かないウチに自分自身の問題を言い表わしている物です。水道橋さんの師匠であり唯一神であるたけしさんが持っている属性と相同的とも言えますよね。何にせよすごい本であって、多くの人々と関係してゆく本ですから……まあ、それは数字が証明しますよ(笑)。」 「巻きこまれる」ことを証明したい博士と、「関わらない」ことを証明したい菊地。しかし、この対談からしてすでに、博士に巻き込まれ気味。今後のふたりの関係が気になる。 テレビ。「笑いがいちばん」。 志ら乃さん「狸札」。昨日、会ってたひとを、テレビで観るのも不思議な感覚。 楽天、ミクシィ、合わせてコメント多数。 観客は、観に来たひとだけではないということだ。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る