2004~2013

2007/02/13(火)20:53

そのまんま東

ニュース(45)

休日。 DVD、ダビング。 どういうわけかうまくいかず、ディスクを2枚、無駄にしてしまう。 できることならば、こんな開発途上の商品は使いたくないのだが、使わなければ社会と距離を置くことになるので、不本意ながら使わざるを得ない。 今、世の中でいちばん権力を持っているのは電気屋の連中だ。 テレビ、あれこれ。 ◆「サンデージャポン」。そのまんま東、中継で生出演。 選挙活動中、そして、先週の当選直後の段階では、ひとが変わってしまったかのような硬直した顔つきに警戒心を抱かざるを得なかったのだが、ここでのやりとりを観て、だいぶ印象が変わる。 スタジオゲスト、島田洋七「俺ね、2週間前に宮崎へ講演で行ったとき、ポスター見たの、街中で。やっぱり、20分は笑いましたね、最初。」「お前が気づかんだけやて。」に、苦笑しかできない東。このリアクションには、やはり政治家の顔になってしまうのかと失望しかけたのだが、そのあとから、バラエティの勘をきっちりと取り戻してゆくのには安心するものがあった。 政治家出演時の恒例、10の質問。 「軍団から祝福の電話が鳴り止まない」に、「○」。「鳴り止まなくはないですけど、きました。」「いちばん早かったのは、井出らっきょでした。」 「宮崎弁は無理して使っている」に、悩んで「×」。「一応、立ち場がございますので…。」 「じつは増毛した」に、「×」。「友だちからもらった薬をつけてるんですよ。」「薬っていうか、シャンプーですね。」 これは、水道橋博士の本にあるプロテイン入りシャンプーだろうか。 「県会議員や県庁職員から冷たくされたことがある」に、「○」。田中康夫が名刺を折られた件を例に出されると、「名刺はできるだけ配らないようにしました。」とギャグで返答。 しかし、芸能人連中が東に好意的過ぎるのには、非常に薄気味の悪いものを感じる。「見てて感じが悪い」と飯島愛は言うが、ある日突然、自分の上司がそのまんま東になったら困惑するに決まってるじゃないか。 「『サンデープロジェクト』だけに出演すれば良かったと思っている」に、「○」。これは公式通り。さすが。 VTR。当選発表の会見場に、大川興業・大川豊総裁のすがたが。サンジャポジャーナリストに「たけし軍団からはひとり県知事が産まれましたけれど、大川興業からは?」とマイクを向けられると、「江頭がねぇ、幹事長になりたいっつってんだ、自民党の。俺が出るんだったらアメリカ大統領選とか出たいねぇ。あと出るんなら北朝鮮の選挙戦とか出てみたいねぇ。出るんだったら。」 東国原県知事をよく知るかたからのメッセージとして、VTRで、大森うたえもんがコメント! 「♪そのまんま東が走り出す そのまんまのひが知事を見て下さい 地元をセールス ガンバルマン」と、まったく笑いどころが不明瞭な応援歌を披露。さらに、「いつまでも励ましますので、ハゲ増さないで!」と、衝撃的なメッセージを。これには、洋七「コンビ別れて良かったな。」 最後に、洋七が「2週間あとに行くって、宮崎に。講演で。」と言うと、東、「洋七師匠のポスターがそこらじゅうに貼ってありました。一応、はがしておきましたから。」 東、根っこは変わらず。 ◆「高田・大竹・渡辺のオヤジ三人旅 in 北海道」。 何故か今、高田純次が好調なのだ。この年齢で、ふんどし一丁で雪中を走って自然な笑いが起こるなんて。例えば、たけしや志村けんだと、このような乾いたニュアンスにはならない。これは驚異的。 渡辺正行。コント赤信号ではリーダーだが、この3人になるとレツゴー長作的な位置に。 ◆「スタ☆メン」、今週も2時間の拡大版。 そのまんま東、生出演。「サンジャポ」では中継だったが、こちらはスタジオへ。 太田「タレントのときより出てるじゃないですか。」 田中「去年のレイザーラモンより出てますよ。」 VTR。東の演説の上手さを、田中角栄と比較して分析。しかし、ついこの前までタレントだったひとの話術を、政治家の話術と一緒にすることにはかなりの違和感がある。 あまり知られていないかもしれないが、もともと、そのまんま東はそれなりに漫談のできるひとだ。話が上手いくらいで驚かれてしまうとは、芸人時代にこの部分がいかに認知されていないか。 太田「芸人でなにかを残そうというか、価値観を変えていこうってのは、ものすごくまどろっこしい部分があるんですよね。要するに、だって政治家ってのは、直接、法律作って、直接、ストレートに変えられるわけじゃない。そこが俺はつまんないと思ってるとこなんだけど。」「芸人のほうがなんで偉大かっていうと、芸人が変えたことは普遍的に…、価値観を変えるってことだから、すごく普遍的になるんだけど、政治家の変えたことって、また次の政治家が変えられちゃうことだから、そのへんがやっぱり、芸人は偉大だなぁと。」

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