2008/11/02(日)02:29
横浜松坂屋
雨。
早番。
昼食。七蔵、稲庭うどん小セット、まぐろ丼。
関内へ。
イセザキモール。
横浜松坂屋。
明後日、26日に、144年の歴史に幕を閉じる。
最後の日は間に合いそうにないので、今日、来てみた。
子どものころに来た記憶というのは、じつはほとんどないのだが、来てないはずはないだろう。なにしろ、向かい側の、有隣堂に来た記憶はしっかりとあるのだ。
おもちゃ屋か本屋があれば覚えていると思うが、おそらく、そういうものはなかったのかもしれない。屋上に遊戯施設があるわけでもなく、となると、子どもには用のある場所ではない。
かといって、おとなになってからもさほど用があったわけでもない。
閉店だからといってやってきたものの、考えたら、松坂屋で買い物をしたことは一度もないのではないか。そんな人間に、はたして惜しむ資格があるのか。
1階から、エスカレーターで順に昇っていく。
6階には、数年前、「横濱シネマ」という簡易な映画館があって、いくつかの映画を観た。
なにを観たんだったけかと思い返してみるが、関内MGAと記憶がごっちゃになってしまっているようで、さっぱり思い出せない。
手づくりで運営している感じがなかなか良かったのだが、この映画館は短い期間でなくなってしまった。
6階から、階段で屋上へ。
僕にとっては、ここ数年は、野毛大道芸のときに「青江二奈」を観る場所だった。
ゆずの壁画の前で、記念写真を撮るファンのすがたがちらほら。
松坂屋の前でゆずが路上ライブをやっていたのは約10年前のことで、路上ライブという文化がいつごろからあるものなのかは知らないが、伊勢佐木町に根づいたのは、やはり、ゆず以降ということになるだろうか。
先日も、夜、松坂屋前で、ひとりはギター、ひとりはワンカップを持った中年男性ふたり組が、ごきげんな調子で「知床旅情」を歌っているのを目撃したことがあるが、あれなんかももちろん、ゆずに憧れてのことであろう。
屋上と同じ階にある「お好み食堂」。
今日はここで食べようと思っていたのだが、18時でオーダーストップ。間に合わず!
閉店が決まる前から、一回ぐらいここで食べてみたいと思っていたのに、ついにここで食べることはなかった。
再び、エスカレーターで下へ。
エスタレーターやら、エレベーターやらのアール・デコ調の装飾を見ていると、144年もの歳月、ずっとあったものがなくなるということの重さを、じわじわと感じていく。
エレベーターの上に時計があるなぁとなんとなく思っていたのだが、よく見たらこれは、階数を表示するものなのだな。こんなの、全国にどのくらい残ってるものなのか。
外壁には「横浜松坂屋」の文字。
歴史的建造物である外壁は残すように横浜市が要請しているが、どうしたって、この文字は消えていくことになるだろう。
イセザキモール、ぶらぶら。
ブックオフ。
100円文庫本コーナーで、阿木燿子のサイン本を発見!
その他、100円文庫本9冊、計10冊。阿刀田高、いとうせいこう、景山民夫、山下洋輔、野田秀樹、平松洋子、島尾伸三、高島俊男、中谷彰宏。
日の出町から野毛を抜けて、桜木町へ。
バーミヤン、豚ニラ焼肉ご飯。
帰宅。
早めに寝る。