2004~2013

2009/03/09(月)22:03

樹木希林

芸能人・有名人(85)

早番。 反省文を未提出の件、内心、また小言になるだろうと思っていたが、おとがめなし。まぁ、冷静に考えれば、いいおとなが遅刻ぐらいで反省文というほうが阿呆らしい。 ほかの社員は従順で、つまらないことでもなんでも店長の指示をこなそうとするから、無駄に神経をすり減らしてしまう。仕事を怠けるとただ不真面目なように思われるのだが、怠けることだって闘いなのだ。つらい仕事は、堂々と怠けたほうが良い。 昼食。男の焼焼、牛すじカレー丼。 ひさしぶりに入ったら、店員さんに「ひさしぶりですねぇ」と言われてしまった。意外と覚えられてるものだな。週イチくらいで来たいのはやまやまなのだが、シフトがむちゃくちゃだからランチタイムに合わないのです。 「東京かわら版」、「SIGHT」、購入。 小雨。 横浜西口。 モスバーガー、帆立コロッケバーガー、オニポテセット。 小雨から、雪に変わる。 帰宅。 日記更新。 テレビ。 「いいとも」テレフォンショッキング、樹木希林。11年ぶり。 バッグから、出演映画「歩いても歩いても」のDVDを取り出して、「DVDを、そのー、宣伝のひとが、今日持ってって、タモリさんに渡してくれって言ったんですけど、あのー、それはね、強制的に観せられるのはつらいから、それは、しませんけれども、あの、DVDになりましたという…」「すいません、お買いになるかたはね、買って、で、あたしはこれ、ひとつしかないのでうちへ持って帰ります。」「だって、もらったって困っちゃうでしょ?」 バッグから、今度は「キネマ旬報」を取り出し、「これね、じつはね、あのー、『キネマ旬報』って、2月号って、これはベストテン、『キネ旬』ていう、90年も続いてる映画雑誌の『キネ旬』の、この号は、主演男優と主演女優が表紙になるんですね。で、あのー、やっぱり、日本のそれぞれ役者たちは、こういうのを目指しているひとがいっぱいいてね、松田優作さんがこれを獲ったときも、やったーっ、つって、とても嬉しがったっていう話がありますし、ちなみに内田裕也さんもこれの表紙になってます。で、私は、50年やってますけど、なってません。もらってません。でね、なんで今日これを持ってきましたかといいますと、これはもうね、この号は、けっこうたくさん刷るんですけど、さっとなくなっちゃうそうなんですよね。そいでね、結局その、ある、あたしの友だちのプロデューサーがね、このふたりの、この受賞ね。小泉今日子さんと本木雅弘さんの受賞の、これを見てね、感慨深いなぁ、って言ったんですよね。これはね、どういうことかっていいますとね、あのー、ふたりともね、16歳でデビューしてんですよね。同期なの。で、アイドルで出てきてるわけ。みなさんはおわかりにならないと思いますけど、おびただしい数のひとたちが出てきて、ざーっと引けて、また、紆余曲折があってこの、鵜の目鷹の目の、ほんとにこう、百戦練磨のこの芸能界で、残っていくっていうのは…、ま、残っていくために生きてるわけじゃないけど、結果的に残るということは、けっこう大変な、ものをくぐり抜けてるわけね。で、そのふたりが、期せずしてその、日本を代表する賞のね、主演男優、主演女優をもらったっていうことを、舞台でしゃべってんのを見てプロデューサーがね、なんかこの、いろんなことがあっただろうって。片っぽ、シブがき隊でね、今日子さんも、なんにもわからないで着せられたまんま歌ってて、今日まで来てね、こういう結果…、結果って、これからだってまだあの、危ないですけども、ふたりともね。でも、その、ここまで来れたというものを映画人としてね、ああ、感慨深いなぁって言ったのがね、ちょっと印象に残ってたんで、今日は、これを、もうたぶん売り切れてると思いますけど、お見せするだけ。しまいますね。」 「じつはね、この花もね、いただいてもね、困っちゃうんですよ、持って帰るのにね。それで、できれば、美術さんにお願いして、墨汁と筆、用意してもらって、明日の私のお友だちに、看板ひっくり返して書きますから。書いていきますから、それ、このまんま置かしといていただけないでしょうかという、タモリさん、お願いです。」 100人中1人。内田裕也・沢田研二のコンサートで「ジュリィ~!」をやった樹木希林を観たひと、と訊いたら、見事、ひとり。タモリストラップを獲得したのだけれど、「あたしねぇ、ここ置いてくから、こういうのとってももらいたくないの。だから、置いてくからそのひともらって、あとで。」  

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