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テーマ:■□■ 大道芸 ■□■(92)
カテゴリ:大道芸
前項からの続き。
「野毛大道芸」。 けっこう観てるようで、まだ13時にもなってないんだよね。 サンキュー手塚。このひとも「ヨコハマ大道芸」と「野毛大道芸」の両方に出演。特に観るつもりじゃなかったんだけれども、けっこう、盛りあがってるふうだったので、これは勘で、観たほうがいいと思い直す。 ひさしぶりに観たが、歌謡曲に乗せたマイムなど、むかしからやってることは同じなのだろうが、いい感じに歳を取ったのか、ナルシスティックに感じられた部分が抜けて、より可笑しいものになっていた。お客を引っぱりだしてかなりのことを手伝わせるのだけれど、このお客選びの見極めは難しいだろうなぁ。 ささらほうさら。2回目のステージ。大盛況には変わりないが、1回目よりはややマシか。坂の下からだとなんとか観ることができる。 毎度おなじみ、金粉ショー。芸術、芸能、祝祭的なことと、ただの酒飲みの行為を一緒にしてはいけませんが、このご時世に、白昼堂々、往来でこれを楽しむおおらかさは、どこぞのミッドタウン周辺の似非文化レベルにはないものでしょう。鳩山邦夫大臣にも、是非、観ていただきたい。 再び、柳通りへ。 近隣の飲食店が露天でいろいろなものを売っていて、焼き鳥や団子、ビールなどの匂いが入り混じって、通り全体を香ばしくしているのは毎度のごとく。 小腹が空いたからなにか軽く食べたいと思ったのだが、ひとの行き交いが激しくて、なかなか、立ち止まって食べるものを選ぼうという気になれない。 やっぱり、どこか店に入って、ちゃんと食事をしようと考え直すが、しかし、それにしても、近辺の店だってどこも混雑しているに決まっている。 一旦、日ノ出町駅方面に離れる。 わずかの距離だけれども、大道芸の会場の外に出ないと落ち着けない。 クエタ、バターチキンカレーセット。 24時間営業のカレー屋。15時前、ランチタイムに間に合った。サラダ、ドリンク付き。ナンが美味い。 食事中、後輩Oからメール。 昨日、来るように誘いのメールを送っていたのだが、返信がなかった。どうせもう来ないだろうと思っていたのだが、今ごろになってようやく返信かよ。しかも、今、向かっているという。 遅い! 今から来ても、もう終わる時間だ。 すっかりメシも食ってしまったし、なんならもう、そろそろ帰ろうかと思っていたのに。困ったタイミングだが、来るというのなら待ってなければしょうがないか。 また、ぶらぶらとまわりなおすことになる。 ミス・サリバン。背の高い一輪車に乗ってジャグリング。自力では乗れないもののようで、オーディエンスから体格のいい男性を選んで支えてもらうんだけども、強く命令したり、またがったりといった、若い女性だからこそ成立するギャグをやる。しかし、都合良く体格のいい男がいなかった場合はどうするのだろう。ひ弱な男用のネタもあるのだろうか。 桔梗ブラザーズ。男前な兄弟ジャグラー。 強風がひどくて、弟のほうがずいぶん失敗していた。笑わせる芸ではないし、かっこよく決めなきゃいけないから大変だ。 ちぇるる野毛のトイレへ。 トイレはここを使うしかないのか、列ができていた。 上の階は野毛地区センターになっていて、階段を、「野毛大道芸」のTシャツを着たスタッフが出入りしている。 ちぇるる野毛、階段から、裏の公園で準備中のカナ。 加納真実、パントマイム。 このひとも「ヨコハマ大道芸」と「野毛大道芸」の両方に出演。陰気で貧乏臭い芸風で、あまり観たい気がしない。 交差点で、Shivaとすれ違う。前身白ずくめでロービング。 カーボーイボブ。ザット・アメージング・ガイというひとの変名ということなのだろうか。いわゆる、“キャラ芸人”みたいな。 オーディエンスから小さい子どもを引っぱり出して、からかいながらバルーンなどをやるやりかたなのだが、選んだ子の弟が勝手に出てきちゃって、これがそうとう可愛くて、可笑しかった。 最後には、背の高い一輪車に乗って、ジャグリングでリンゴを放りながら齧るという技を。 カーボーイボブに集まる人垣の外から、足長のひとたちが覗いているのも面白い光景だった。 その足長のスペックというチームと、料理人のかっこうで冗談音楽のようなことをするハイビームというコンビとが、通りの真ん中で対決らしきことを始める。どうなったら勝ちなのかよくわからないけれども、プログラムと関係なく、突発的にやってるのがなかなか楽しい。 16時を過ぎると、そろそろ片付けが始まる。 まわりが片付けられても、カーボーイボブは、まだ、カーボーイボブのままだった。 もう、ほとんど終了したようなもんだし、このままうろついていても退屈なだけだ。 とりあえず、伊勢佐木町のほうにでも行ってくつろごうかと思うが、野毛本通りから、都橋まで来たところで、Oから到着したとのメールがあった。 終わってから来られてもなぁと思いながら、どう返信しようかと困っていたら、ちょうど、橋の野毛側からOのすがたが現れた。 伊勢佐木町。 ベローチェ。 ものすごくひさしぶりにOとしゃべる。 去年、Oが作・演出の芝居を観に行ったが、そのときは会話らしい会話はなかった。その前は、今から3年前で、そのときは一緒に食事したが、短い時間だったし、ほかのひともいたから、それほど込み入った話はしていない。さらにその前になると、ちょっと記憶がなくなる。 今日、Oがなんの仕事をしているのか初めて知ったくらいで、お互いにドライなところがあるから、なにもなければ接触しようともしない。 僕を落研のころの高座名で呼ぶやつも今ではほとんどいない。大学のころの連中の話にもなるが、ほかのやつはなにやってるのかまったく知らない。あと、なにを話したっけか。結局、コネが大事だという話をしていたような気がする。 Oは書くものは面白いのだから、チャンスがめぐるようになればいいだけだと思う。ブログを始めることを強力に薦める。 3時間ぐらいしゃべっただろうか。 一緒にブックオフへ。 100円文庫本コーナーで、雑談しながら本を薦める。学生のころと、やってることはほとんど同じだ。 今日は薦めるだけで買わないで済むかと思ったら、レジ前で、なんと、根本敬「夜間中学」が500円の特価で売ってるのを見つけてしまって即買い。やっぱり、買い物するはめに。しかし、これはとてもお買い得。 関内駅から根岸線。 Oとは、横浜駅で別れる。 また、しゃっくりがひどい。 こう頻繁にしゃっくりが出ると、少しは心配になってくる。 帰宅。 すぐ寝る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年05月03日 11時25分09秒
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