2004~2013

2009/05/08(金)13:05

「ものまねグランプリ」

ものまね(15)

字数オーバーのため、ここだけ別項で。 テレビ、その他。 ◆「徹子の部屋」広末涼子。当然、「おくりびと」のアカデミー賞受賞を受けての出演だろうと思い、もちろん、「おくりびと」の話もたっぷりあったのだが、番組終盤になって、紀里谷和明が加わったのでなんだこりゃと呆れる。そこから「GOEMON」の話をたっぷり。ゲストに名前が出てない人間が途中で加わるのもこの番組としてはかなり珍しい。もともと名前が出ていれば、または、紀里谷和明単独の出演ならば映画宣伝でも別にいいのだが、宣伝でないようなふりをしてこれは、なんだか馬鹿にされた気分だ。 ◆日本テレビ「ものまねグランプリ」。「ものまねバトル」が最終回を迎えてけっこう本気でがっかりしていたのだが、なんてことはない、結局、ヒロミと研ナオコが切られただけか。司会はネプチューン、出演者はほぼ変わらず。違う意味でがっかりしなおす。 紅白のチーム戦からトーナメント形式に変えたのは、9年の歳月を経て日本テレビとフジテレビが入れ替わったようで興味深い部分もあるが、ある程度、ネタの条件をそろえないことには、対決としてはシビアさに欠けていて面白くなりようがない。だいたい、3時間もだらだら放送していると緊張感がない。2時間弱ぐらいでタイトにやるべきだ。 ただし、番組全体としてはつまらないものだったが、個々のものまねが悪かったわけではない。 プラスマイナス兼光。単独でここに登場するほど、ものまねができるひとだとは知らなかった。その達者さが、何故、プラスマイナスの漫才のなかで発揮されていないのだろう。 イジリー岡田、安斎肇の「なんでだろう」。このネタ選びの勇気。みうらじゅんと安斎肇の「下ネタなんでだろう」が下敷きになっていることを、いったい、どれだけの視聴者が理解したことか。審査員の中尾彬「あのー、イジリーさん、わたし、昔からのファンなんですよ。このひと、なんかもう、わけのわかんないなんだかこの芸が素晴らしいね、なんか。」 マキタスポーツ、矢沢永吉の「細かすぎるエピソード」。「止まらないHa~Ha」で勢いよく登場したのは良かったが、すぐに歌をやめ、素のしゃべりに戻って説明してからネタに入るやりかたは、せっかくの勢いを殺いでしまうようで惜しい。審査員の得点は高かったが、観客投票が伸びなかったのは意外だ。残念ながら、1回戦負け。中尾彬の前で、是非、家元のものまねをやって欲しかったのだけれども。 優勝、まさかの中川家。1回戦は、フジテレビ「ものまね紅白」における次長課長のフォーマットを借用したような“マニアックものまね”だったが、このような細かい日常描写を、“ものまね”と呼んで広めたのは、もとはといえば中川家だ。2回戦はB&B、決勝戦はいくよくるよの漫才のものまね。歌の上手い歌手がほかの歌手のものまねが得意であるケースがよくあるように、漫才のものまねは、中川家の漫才の技術があればこそ。

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