2009/09/07(月)06:28
「開国博Y150」ヒルサイドエリア~後編
前項からの続き。
「開国博Y150」ヒルサイドエリア。
すっかり、日は暮れる。
「風の広場」ステージへ。
18時半から、遠峰あこのライブ。
野毛大道芸、寿町フリーコンサートに続いて、今年3回目の遠峰あこ。寿町のあとに遠峰あこのホームページを見ていたら、たまたま、今日、ここに出ることを知った。
「開国博Y150」のホームページには、このステージの出演者名はなにも書いていない。今日も、入り口の案内には「アコーディオン民謡」と書いてあるだけだった。
前のほうにはなじみのお客らしきひとが数人、缶ビール飲みながら陣取っていたが、あとは通りすがりのおばちゃんグループとかがぱらぱらと。来場者自体もそんなに多くないのに、そこからさらに席に着くとなると難しい。
過去2回観たときはバンドを引き連れての演奏だったが、今日は遠峰あこひとりだけ。アコーディオンと歌だけってのもいいもんだけれども、お客が少ないとちょいと寂しい。バンドで派手にやってれば、放っておいても客は集まってくるのになぁ。と、少しばかり歯がゆい気持ちになる。おばちゃんグループは途中で席を立ってしまった。
19時に、再び「みはらし広場」へ。
丘を昇ると、バッタの前にはイスが並べられ、客席ができあがっていた。
さっきまでライブをやっていた遠峰あこも、アコーディオンを抱えたままのすがたで現れ、一般客と同じく席に着いた。
「バッタが巨大だったころ」という特別ショー。巨大バッタ復活の儀が行われる。
どんなものかまったく知らずに観たのだけれども、そこで展開されたのは小劇場の演劇の世界だった。あとでホームページで確認してみたら、これを演じるのは劇団唐ゼミ☆のメンバーだ。
うーむ、ほかの催しに満ちている小市民的な善意のなかでは、このショーだけが異質に思えるが…。
バッタについての歴史的な文献が朗読される。
かつての地球は巨大バッタがのし歩く世界だったが、人類により絶滅させられてしまった。というようなストーリー。
バッタが徐々にしぼんでいく。このまま、滅びてしまうのか?
大人数が登場して、復活を願う踊りが始まる。
たねまるのバッタモンみたいなのが出てくるが、バッタとかけたシャレ? かどうかは特に説明なし。まぁ、このショー全体がバッタモンみたいなものだけれども。
後方から女王みたいなのが現れて歌い出す。復活の儀、いよいよクライマックスか。
バッタの触覚が、再び、ぴんと伸びる。バッタ、復活!
バッタがしゃべり出した。けっこう低い声だぞ。
要するにこれは、「元気が出るテレビ」の「大仏魂」だよな。口元が光っているのは、しゃべっているというしるしだ。
30分ほどで終演。いやぁ、しかし、悪ノリが過ぎるよねぇ。
ナイトズーラシアをあきらめてこっちを選んだのは、はたして正解だったかどうか。
このあと、遠峰あこの2回目のステージがあったが、それは待たずに退場する。
帰りも無料シャトルバス。
混雑していたので、1本見送って15分待ち。場内から、遠峰あこが歌う崎陽軒のCMソングがかすかに聴こえてきた。どうせ待つのなら、2回目も観ていけば良かったかも。
鶴ヶ峰。
夢庵、名古屋コーチンの親子丼膳。
帰宅。
特になし。