2004~2013

2010/12/31(金)00:13

「落語ファン倶楽部」~立川志らく×太田光

雑誌(96)

仕事。 昼食。ビッグオーブン、鶏そぼろ弁当。 フェアの品出しやらで、19時越え。 「東京ポッド許可局」、根本敬「生きる2010」、「SIGHT」、「落語ファン倶楽部」、購入。 横浜西口。 モスバーガー、ザンギバーガー、サラダセット。 「SIGHT」秋号、連載インタビュー「北野武、『アウトレイジ』を語る(続編)」。 「自分の中で何点かっていったら、60点だよね。やっぱり自分の作ったものは、ミスが目について。」と、非常に冷静な自己分析をしているたけしがここにはいる。 プロモーションで出まくったテレビ番組のなかで、共演した若手タレントになにか発見はあったかとの問いに、たけし「千原ジュニアっていうのは、いい感覚してるなって思う。フリートークだと、千原ってのいうのはわりかし文学的かもしれない。言い回しとか、目のつけどころとか、くだらないんじゃなくて、ちょっといいことを言うんだよね。」 渋谷陽一「あの映画を群像劇として成立させているのは、大友なんですよね。大友っていう定規を設定したことがすごいし、その定規を自分でやったっていうのもすごいなあと。だって、一番難しい役だし、一番おいしくない役ですよね。」 たけし「まあ、大友、一応親分とは言ってるけど、枝葉の組の親分で、俺としてはあのクラスが一番演りやすかったよね。たぶんそれはね、自分がいる、芸能界のお笑いのクラスと同じだからだね」 渋谷「そう、僕もそう思ったんですよ。「これたけしさん、自分だ!」って。なるほど、たけしさんはテレビ界の定規になろうとしているのか、と。」 たけし「うん、定規は必要だからね。定規と白いご飯。白いご飯タレントになりたくってしょうがない(笑)。」 SIGHT (サイト) 2010年 11月号 [雑誌]価格:780円(税込、送料別) 「落語ファン倶楽部」。 スペシャル巻頭対談、立川志らく×太田光「ぼくらの現代談志論」。構成、浜美雪。 太田が1965年生まれ、志らく師が1963年生まれ、ともに日芸中退、チャップリン、向田邦子という共通項もあり。「爆笑問題のススメ」での共演はあったけど、本格的な対談はこれが初めてとは意外! 志らく「太田さんはいつから落語を聴くようになったんですか?」 太田「うちの親父が先代の柳好師匠に弟子入りしたことがあったらしくて、僕も子供の頃、親父に連れられて末広亭に行った覚えがあるんです。」 志らく「その頃だと三平師匠は見てる?」 太田「三平師匠が落語やってるとき、後ろの襖から(月の家)圓鏡(現・橘家圓蔵)師匠がひょいと顔を出して、それをお客が指さして笑っていたのを覚えてます。」 志らく「うちの師匠の落語は?」 太田「TBSの『落語特選会』なんかで見たりはしてましたけど、生で見たのは爆笑問題を始めてからですね。うちのかみさんのいとこが東宝名人会の窓口で働いてたんで、その人にチケットを頼んで毎月見に行ってました。」 それぞれの“談志論”はわりと聴く機会はあるのだが、それぞれがここで交わることが面白い。志らく師を通じて、“立川談志”という人物がより深く太田に伝わっていく。本当は、志らく師匠についても太田がどう思ってるのかもっと訊きたいところではあるが。 いや、それにしても、志らく師と太田光、ツーショットで並んだ写真はどことなく顔も似ているように見える。こうして改めて並ぶまで気がつかなかったけど、かなり似てるんじゃないか。つり目かたれ目かの違いで。 総力特集「大豊作!2000年代真打ち」、柳家喬太郎インタビュー「僕たちと僕の落語道」も面白かった。構成、松田健次。同世代の落語家たちについて、それぞれ、喬太郎がコメントしている。修行時代の思い出や、好きな噺など。扇辰の「ぜんざい公社」が観てみたくなる。 【送料無料】落語ファン倶楽部(vol.10)価格:2,500円(税込、送料別) 帰宅。 「落語ファン倶楽部」の付録CDを聴きながら寝る。 談笑「へっつい幽霊」、録音・編集は草柳俊一さん、出囃子は恩田えりさん。 まぁ、あんまり導眠には適してない気がしないでもないですが。

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