2004~2013

2011/03/31(木)15:26

「M-1グランプリ2010」

テレビ・ネタ番組(76)

なんとか回復。 昼近くなって、ようやく起き上がる。 テレビ。 「M-1グランプリ」。 毎年、M-1は審査員気取りで点数をつけながら観てるわけですが、今年は自分の順位と実際の順位にずいぶん差があった。たぶん、おなかが痛かったからだと思う。以下、私めの高得点順に、パンクブーブー、ジャルジャル、ナイツ、ハライチ、笑い飯・ピース(同点)、スリムクラブ、銀シャリ、カナリア。 今年のM-1は初めて準決勝を観に行ったので、全出演者の手の内がわかった状態で観ているというのが個人的には例年と違うところだった。だから、“インパクト”には惑わされていない。以前から思っていることだが、このような賞レースで、“インパクト”に加算することにはあまり賛同できない。 賞レースとは宿命的に権威になるものだから、“インパクト”のようなあやふやなものを評価しては権威が揺らいでしまう。となると、体感的な“面白さ”とは別の漫才師を評価することになるかもしれない。それはそれでいいのだ。体感的な“面白さ”で選ぶなら、観客投票で済むはずだから。 “面白さ”とはたいていの場合、得点で表せるものではない。ある点数からある点数へと上昇する、上昇率が“面白さ”であることが多いからだ。安定した90 点の漫才よりも、50点から70点へ伸びる過程にある漫才のほうがおそらく面白い。しかし、優れているのはもちろん90点の漫才のほうだ。 結果的には今年のM-1は大団円。あの決勝3組が出そろった時点で、どこが勝っても物語は成立する。笑い飯の優勝はまさに最良のシナリオ。いや、“出来レース”のような低次元の話でなく、あの場の審査員や観客たちの共同作業でひとつのシナリオに導かれていった、壮大なこっくりさんのようなもの。 観る前に結果を知るわけにはいかないので、ケータイやパソコンに触れることはできないし、テレビやラジオも迂闊につけられない。 観終わってからようやくTwitterをチェックした。20時間前、優勝決定の直前までさかのぼった。 TLをさかのぼると、どうやら話題はスリムクラブに集中しているようだ。リツイートで流れてくるものを見ると、ことさら“沖縄”に結びつけている言説が目についた。これには違和感ある。じゃあ、ガレッジセールはどうなんだ? キャン×キャンは? ぽってかすーは? ダチョウのリーダーは? 杉田俊介がスリムクラブのことを「貧困な感じの身体性」と書いていたが、売れる前の無名の芸人さんはだいたい「貧困な感じの身体性」を持ってるもんですよ。ぜんぜん珍しくない。「民主党」という小ネタに政治的な意味を深読みするのも、鳥肌実の演説に真顔で拍手しちゃう客みたいでズレてるとしか…。 夕方、発送1件。 コンビニ。 そのまま、横浜へ。 ブックオフ。 腹の調子が悪く、つらくなってすぐに帰る。 Twitter。 「M-1」の感想を書き始めるも、下痢がひどくてほとんど書けず。 (あとで加筆修正します。でも、たいしたことは書きません。)

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