2004~2013

2012/04/10(火)06:25

「吉本興業創業100周年特別公演初日」~3回目

お笑いライブ(83)

朝から昼まで睡眠。 眠くてぐずぐずしていたらぎりぎりになってしまった。 睡眠不足だけど、急いで仕度を。 早めに外出。 クロネコメール便、7点。 桜木町へ。 横浜ブルク13、「吉本興業創業100周年特別公演初日」。 4回公演のうち、3回目と4回目をライブビューイング。3回目上映、時間ぎりぎりに飛び込む。劇場のホームページからチケットを買ったら、数列しか買えないようになっていたが、そんなに客が入ってるわけではなく、ゆったり座れる。 会場前説に田畑藤本。海外も含む100箇所の中継会場それぞれに芸人を配置しているのだからすごい。これは吉本以外ではまずできないことだ。 3回目、すぐに上映スタート。 なんばグランド花月より生中継。吉本創業100周年に合わせた、NGKリニューアルオープンということでもある。 まずは口上、山里亮太の司会で、笑福亭仁鶴、中田カウスボタンがあいさつをする。 続いて、オープニング。千原兄弟、桂三度、オモロー山下、たむらけんじ、ケンドーコバヤシ、陣内智則、野性爆弾、サバンナ。 2丁目劇場のメンバーという括りになるのか。フリートークを少し。 ちなみに、1回目は吉本印天然素材、2回目は銀座7丁目劇場のメンバーでのオープニングだったようだ。 ここからネタが続く。 銀シャリ NON STYLE インパルス ロザン ライセンス 千鳥 桂きん枝 大木こだまひびき キングコング 次長課長 ブラックマヨネーズ 中川家 矢野・兵動 トミーズ 笑福亭仁鶴 大木カウスボタン ここは通常のNGKの雰囲気を味わえるところだろう。 千鳥とキングコングが特に面白かった。千鳥の「クセがすごい」のネタは、ついにひとつのスタイルを作ったという感がある。展開がシンプルになり、ツッコミの部分で遊ぶ余裕もあった。 キングコングの超絶テクニックには観るたびにほれぼれする。キングコングはデビュー当時からずばぬけたテクニックを持っていたが、内容が幼稚に感じられて良くなかった。それが30代になったあたりで払拭されたように思う。それはおとなの笑いになったということでもなくて、基本はスラップスティックな可笑しさだから、世代に限定されなくなったということだ。NGKの客席にいる子どもたちの笑い声がじつによく聞こえてきた。早くから売れたために偏見も多く持たれているコンビだろうが、漫才にかぎれば、同世代では誰もキングコングにはかなわないと断言していい。 中川家、矢野・兵動も良い漫才をやっていたはずなのだが、場の雰囲気になじみすぎているところは少々退屈でもあった。 その反面、むしろ、しばらく観る機会のなかったトミーズの50代の味わいを新鮮に感じる。 きん枝、仁鶴は、高座形式だったが漫談で終わる。仁鶴の口調が楽しかった。 カウスボタンも文句なし。 ホームページのタイムテーブルには「幕間SP」というものが載っているが、これは劇場では上映なし。新喜劇が始まるまでのあいだは、映写は休んで田畑藤本がトークでつないだ。 給料が5万円というのに軽い驚き。 吉本新喜劇。ルミネでは何度か観たことがあるけど、あれは別物と考えたほうがいいだろう。座長4人が勢ぞろいというのがひとつのウリになってるけど、関東でなじみがあるのは小籔千豊だけだ。 「吉本ギャグ100連発」のビデオでブームになったのはもう20年以上前か。チャーリー浜や桑原和男など、そのころに活躍したひとは知ってるけど、普段から出ているのか今回のための特別出演なのかがわからない。 ギャグがあって全員がコケるというおなじみのパターンをやるのだが、どうも形骸化されてしまっていてひっかかりがない。若い役者は、総じて、コケかたに面白みがない。それよりもなにか、ギャグじゃない部分の普通のやりとりのほうに可笑しさを感じるところが多かった。 明らかなゲスト出演では、シルク、藤井隆、山口智充、ガレッジセールなど。なかでも、藤井隆の身体感覚は見事で、元座員だけあって島田珠代とのコンビネーションもばっちり決まっていた。 間寛平、坂田利夫なども登場したけど、このあたりはサービス程度。ほか、Mr.オクレなんかはいるだけで可笑しかった。 ラスト、設定を抜け出て観客に向かって語り出す桑原和男はなかなかの迫力だった。 終演。おおむね満足。 上映後は、田畑藤本が劇場出口に立って観客をひとりひとり見送った。 そんな仕事までやらされて、田畑藤本なんて今までさほど関心なかったけど、さっき給料5万円だと聞いてるので情が移ってしまった。スクリーンの向こう側と現場との落差はなかなかにすごいものがある。 つぎの4回目の上映まで1時間ほど空く。 一旦、建物の外へ。 ★次項へ続く★

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