2012/07/06(金)05:50
能町みね子「くすぶれ!モテない系」
午前中、睡眠。
ラジオ。
「ビバリー昼ズ」、木曜だけど清水ミチコがお休みで、なぎら健壱と松本明子。
なぎら健壱が清水ミチコのデビューの舞台を観たという話をしていたけど、あんまり厳密な話でもなさそうだ。渋谷のジァンジァンで、永六輔プロデュースでバイオリン演歌師との二人会があったという。「イシダバイリン」と言っていたけど、検索しても判明しない。その舞台で、清水ミチコはあらかじめものまねを吹き込んだテープを舞台上で流すだけというライブをやって、それを知った永六輔が激怒して、なぜかなぎら健壱が土下座して謝ったというそういうエピソード。
「たまむすび」、3時台コラムに錦織一清。
どういう趣旨だったのか、ミッツ・マングローブにカバーさせたい曲ということで、むかしのマニアックな歌謡曲を3曲ほど紹介したなかに、ポピーズ「恋は気分」があって、おっ、と思った。1995年リリースの「デジタルグルーヴ歌謡曲」というアルバムを持っているのだが、これにこの曲のカバーが収録されていてたまたま知っていたのだ。スペシャルサンクスに幻の名盤解放同盟の名もある企画盤。瀧がこの曲を初めて聴くようだったのは少々意外だったが、とても気に入っているふうだった。
錦織が月イチレギュラーになってる意味は未だにぴんとこないが、ときどき、予想がつかないところから攻めてくる。ジャニーズのタレントが持つ芸能の教養は、なかなか油断ならないものがある。
ポピーズ / 恋のチャンス コンプリートコレクション 【CD】
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外出。
クロネコメール便、2点。
ゆうメール、1点。
ドトール。
雑務。
B誌原稿、直し。難航。
平沼橋へ。
サミット。
サンキューカット。
このお店、2回目。今回も不満なし。
ここは店員さんがおしゃれなかっこうをしているので、安心して身を委ねられる。某QBなどは、客を不安にさせるような店員ばかりだ。
歩いて、天王町へ。
ぽんぽん船。
何気なく寄ってみたら、なかなか拾いものあり。
100円本、6冊。中沢新一を2冊、ほかは各1冊、柳田國男、林好雄、穂村弘、雨宮処凛。
ほか、東陽片岡を2冊、山下洋輔を1冊。
松屋、豚キムチ丼。
ただいま値下げ中だが、辛いだけ。
能町みね子「くすぶれ!モテない系」、読了。文春文庫。
普段、「モテ」についてかなり無頓着に暮らしているので、目からウロコの連続だった。女性向けに書かれている本で、女の「モテない系」と男の「モテない系」は違うとしつこいくらいに書かれている本だけれども、それでも思い当たることは多数ある。文庫用に、巻末に久保ミツロウとの対談が収録されているが、まさに「モテキ」とは表裏一体のものだ。いや、そもそも「モテキ」を観ていなければ、この本を手に取ることもなかっただろう。
今まで、「モテ系」「モテない系」の下に「圏外」という階層があるという認識がなく、まずここが大きなウロコ。「非モテ」と「モテない系」が違うというのもウロコ。「天然ツッコミ」という概念、モテない系の「三低」、「日本刀のようなメール」などにも大いにひざを打つ。観察、分析、そこまではできたとしても、それを言い表す段になるとひらめきのようなものが必要で、なかなか難しい。
ネットでの初出が2006年、文庫化が2011年というタイムラグがあって、あとがきには「いろいろと今の感覚からはズレはじめてるものがたくさんあります」と書いてあるのだが、そのズレはあまり感じずに読んだ。微妙な時代感覚を盛り込んだこの手のコラムは、ディテールがわからなくなったとしても、幹になる部分が普遍であれば面白く読めるものだ。むしろ、そこに書き手の才が出る。しかし、微妙なズレをひっかからずに読んでしまう自分にも、それはそれで心配な部分がなくはないんですけどね。
っていう、そういう気にしかたもおそらく立派なモテない系なんですけどね。
【送料無料】くすぶれ!モテない系
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ひと駅手前下車。
「週刊新潮」、立ち読み。
福田和也が三池崇史監督の「愛と誠」を絶賛。観たほうがいいのだろうか。
西友、買い物。
帰宅。
B誌原稿、仕上げ。
ひどく時間がかかってしまった。
書けば書くほどに、なんだかつまらなくなっていく気がする。
アマゾン登録作業。
日記更新。
◇7月5日のツイログ