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カテゴリ:演劇
午前中、睡眠。
ツイッターから「R-1」の決勝進出者の発表を知る。 並み居る実力者たちを落として最終的に残したのがこれか、と思うとしらけた気持ちにしかならないのだが、その12名のなかに、桂三度、三遊亭こうもりの名があるのもなんだかなぁと思う。 落語ファンからしてみれば、「落語家」が決勝に残ったとは思いにくい。「お笑い芸人」だったひとが、落語家になってもまだやってるんだなと思うだけ。 唯一、田上よしえが残ったことはめでたいが、これも、「R-1」がもっと良い時期だったらぜんぜん違ったろうに。 昨日買った「DJやついいちろう」を聴く。 J-POPのミックスCD。ネガティブな態度はあんまりとりたくないけど、しかし、選曲にもつなぎかたにもあんまり技が感じられず、面白くないんだなぁ。 ダイノジなんかにも共通することだが、青臭さで突っ走ってるようなところが楽しさでもあり、同時に、気恥ずかしさでもある。なんのてらいもなく、自分が好きなものをみんなにも共有させようというこの気恥ずかしさは、「やまだかつてないテレビ」にあった気恥ずかしさに似たものではないか。時代が時代ならば、山田邦子もDJをやっていたのではないか。
日記加筆修正、少し。 膨大な量を書きかけのままにしていて、途方に暮れる。 ラジオ。 「ごごばん」に大槻ケンヂ、「ゴールデンラジオ」にマキタスポーツ、「たまむすび」に大根仁、全部は聴けなかったけれども順番に。 大根仁が話題にしていた、倖田來未がカバーした「ラブリー」のPV。 ちょうど昨夜にYouTubeで観ていたのだが、倖田來未の小沢健二のイメージとはこういうものなのか。解釈のズレというものは見事に画面に現れるものだという好例。 梱包作業。 外出。 クロネコメール便、 東横線から井の頭線。 下北沢へ。 ひさしぶりの下北沢、以前より気になっていた本屋をまわる。 古書赤いドリル。 初めて行ってみたけど、餃子の王将の角を曲がってかなり奥にあるんだな。これは偶然に立ち寄ることはないわ。 外の本箱で小沢昭一編集の「藝能東西」、飛び飛びで6冊、1冊200円と安いので6冊とも買う。 狭い店内は圧縮陳列気味で、思想系、政治系が多めか。奥はバーになっていて、カウンターにはおじさんの客がふたりいて、店主と盛りあがってしゃべっていた。そこへ割り込んでお会計。 続いて、B&B。 内沼晋太郎と嶋浩一郎とで協業プロデュースする評判のセレクト系新刊書店、ここも初めて。ちょっと奥まったごちゃごちゃした一画にあるのかと思ってたのだが、もっとわかりやすい、路地の角にあるビルの2階。駅からも近い。 どうせ、いけすかないおしゃれ書店だろうと思ってたんだけど、それなりに面白かった。買い物することはなさそうだけれどもなぁ。 今夜はここで、川勝正幸一周忌のトークイベントが開かれる。そのうち、なにかのイベントを観にくることはあるかもしれない。 プロミスの返済期日が今日までだったことを思い出した。 検索したら、下北沢にもATMがあったから助かった。忘れないうちに処理。危ない、危ない。 ほん吉。 北沢タウンホールの横。ここは何度も来ている。素っ気ない感じが、下北沢の古本屋でいちばん好きかもしれない。 今日はなにも買わず。 古書ビビビ。 ここも初めて。スズナリの手前で、いつからあるのかわからないけど、気がつかないはずはないだろうに、なんで今まで入らなかったか。 夏葉社さんとピース又吉をつないだエピソードでも知られる店。ここの店主もちょっとした有名人なのか、ツイッターでもよくリツイートされて目にする。 外の本箱から、安達哲「幸せのひこうき雲」を200円で。店内、芸能関係も強いようなので、なにかのおりにはあてにしよう。 踏み切りを渡って北側。 白樺書院。 ここはむかしながらの古本屋。ひさしぶりに寄ってみようとしたんだけど、何時まで営業なのか、もう閉まっていた。 本多劇場、「The Name」。 鈴木おさむ演出で今田耕司が舞台をやっているのはチラシなどで知ってはいたけれども、今まで観たことはなかった。今回、共演がなんと談春師匠だということで、発表の段階から大興奮。それなりの高額チケットを迷うことなく買ってしまったのだが、しかし、鈴木おさむに対してどうだろうかと思うところがなくはない。 開演5分前に劇場に到着。階段を昇りきったところ、入り口の前にたまっているひとたちのなかに、カラテカ入江のすがたを見つける。 モギリや物販のひとたちは吉本のひとたちだろうか。声が大きく、とても活気がある。物販でパンフレットをついつい購入。ロビーは花でいっぱい。 客席に着いたら、すぐ前の席に広瀬和生さんがいた。 さて、開演。談春師の場面から始まる。真っ白な密室か。相手はもうひとりのキャスト、イキウメという劇団の大窪人衛という若い俳優で、このひとは初めて観るのだが、子どものような声、もしくは女の子かと思ったんだけど、あとで確認したら1989年生まれの男の子だった。24歳とは思えない風貌。 どんなものかなぁと思って観始めたのだが、しかし、結論から言ってしまえば、すぐに退屈になってしまった。劇中のルールにのみしたがって展開していくようなゲーム的な物語には興味が持てず、すこぶる退屈で、居眠りもしてしまった。演出には鮮やかな部分もあるが、このような筋書きには幼さを感じてしまう。このキャストでなければ、はたして観たいと思うだろうか。 談春師の存在感は圧倒的であった。ひとを追い詰めるような謎の男という役柄は談春師にはぴったりであり、セリフの長さは意図してのものか、師の口跡鮮やかなセリフまわしにかかればじつに心地好いものだ。スーツすがたで立った姿勢での芝居というのにもさほどデメリットは感じられず、迫力で見せるような部分であるとか、スタイルは変われども名人芸は冴えわたっていた。談春ファンとしては、今田耕司のお客に談春師のすごさは見せつけられたかという誇らしさはあった。 しかし、今田の見せ場の乏しさはいかんともしがたい。今田ファンでもあるから、そこはフラストレーションも残る。今田が主役のこのシリーズの根本のところがわからないのだけれども、やっぱりこのひとは天性の「お笑い」気質なのだろう、シリアスな芝居が魅力に思えないのだな。 せっかくのこの貴重な共演、互いががっぷり四つに組み合うところまで至ってないように思えるのが最大の不満で、もっとオーソドックスに笑いで攻めてくれても良かったのではないか。いちばんの手慣れた武器同士をなぜ持たせてあげられなかったのか。 あとは、いずれどこかで聴けるであろう後日談にささやかな期待を寄せるしかないか。 終演後も古本屋へ。 DORAMA。 さほど期待せずの物色だったが、平岡正明「山口百恵は菩薩である」を300円で発見! ほか、「ロッキング・オンJAPAN」の90年代の号を各300円で4冊。 韓国食堂、プルコギ丼。 味噌汁付き、500円。 下北沢を脱出。 ツイッターから、AKBの丸坊主の件を知る。 AKBの峯岸みなみが「週刊文春」に恋愛スキャンダルを報じられたとかで、丸坊主になってYouTubeで謝罪しているという。AKBにはさほど関心がない人間からすると、ちょっと聞いただけではかなり理解に苦しむ出来事だ。スマホからだったし、動画はめんどくさいので観なかったけど、画像で丸坊主のすがたは見た。こんなものはグロテスクに決まってる。 秋元康にやらされたとかじゃなくて、自主的にやったというのはツイートを追ってるうちに次第にわかったことなのだけど、しかし、このくらいの歳だったら、男ならば反省して丸坊主にするというのはごく平凡な発想だけれども、女の子もそういうふうに考えるものなのか。そこはやっぱり不思議な感じがする。 結論は、女の子って不思議ってことか。それでいいのか。 帰宅。 シールはがし作業。 作業をしながら、Huluで小津安二郎の「東京物語」。 ずいぶん前に一度観てるのだが、明日の予習のために再見。しかし、ラストを覚えてなかった。
ひどい眠気に襲われ、ろくに仕事ができず。 早めに寝る。 まったく、だらしがない。 ◇1月31日のツイログ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年02月02日 05時25分40秒
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