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カテゴリ:演劇
午前中、睡眠。
やや早く起きて、やり残した雑務を。 ラジオ。 「ビバリー」。高田文夫先生不在になって以降、昇太、乾貴美子コンビの、水曜だけはいい感じになってると思う。 ほかの曜日はぎこちなかったり不安定だったり、高田先生がいたほうがはるかにいいと思うのだが、水曜だけは別の良さがある。 ツイッター。 トゥギャッターに、電気グルーヴのライブが客3人だった、というまとめ。 昨日から、柴咲コウまでもがツイートしていたりしてちらほら見かけていたけど、こうしてまとめられるとくだらなすぎて最高だ。 ツイッターでこういう遊びができることに今まで気がつかなかった。ファンがそれにちゃんと乗っかるところも含めて、さすがは電気。このライブ、客3人どころか、チケット買おうとしたときには完売してたんだけど、行きたかったなぁ。この遊び、参加したかった。 梱包作業。 外出。 ラジオのニュースでもとりあげていたが、大変な強風。 クロネコメール便、3点。 ゆうメール、1点。 高額のものが売れたからまだマシだが、なんでこんなに売れないのか。 銀行。 一箱古本市の参加費の振り込みを済ませる。 この振り込みのために、ずっと使ってなかった銀行のカードをひさしぶりに使ったら、貯金がちょっと残っていて驚いた。 完全に忘れていた。部屋のすみから小銭が出てきた気分。 東横線で渋谷。 もうすぐ消える渋谷駅ホーム、あと3日と電光表示されている。 多くのひとが立ち止まって写真を撮っていた。 新宿へ。 紀伊国屋。 5階のチケットカウンターで「だくだく亭」のチケットを。 ついでに新刊チェックも少し。 裏側から外に出たら、ビルの谷間で風が強烈。 地下を通っていけばよかったのに、うっかり外に出てしまった。 必死の思いで新宿三丁目方面に歩いていく。 らんぷ亭、タルタルかつ丼。 普通のかつ丼のうえに、タルタルソースと卵の黄身をつぶしたやつが乗っかってるだけのもので50円増し。 新宿二丁目。 ベローチェ。 1時間ほど。 新宿タイニイアリス、うわの空藤志郎一座「TOKYOてやんでぃ」。 開演10分ほど前に入ったら、前のほうの座椅子席になってしまった。後ろのイス席は埋まってたけど、座椅子席は空いていて、隣りに荷物を置いてたんだけど、開演してから入ってきたお客がけっこういて、結局は座椅子席もいっぱいになった。 現在、同名の映画も上映中の舞台版、ということになるのだが、もともとは昇太師匠の新作落語「悲しみにてやんでぃ」をもとにして、15年前に初演したものだ。それを今回は改題して再演。と思ってたんだけど、始まってすぐに、これは観た記憶があると思い出す。あとでプログラムを見たら、5回目の上演だと書いてあるので、何回目かの再演を観たのだろう。 そもそも、うわの空藤志郎一座を観るのがものすごくひさしぶりだ。志らく師匠と一緒にいろいろやってたのは、もう10年以上前じゃなかったか。それ以来、めっきり遠ざかっていたので、記憶もぼんやりしたものになっている。 今回、ひさしぶりに観たいと思ったことのひとつは、改題したけれども、あの「悲しみにてやんでぃ」の再演であるということと、それと、キャストにも惹かれた。伊藤克信の名があることに、なにしろあの「の・ようなもの」の主演であるから、期待するものがあったのだが、結論から言ってしまえば、伊藤克信はどうってことなかった。このひとは別にコメディアンではないし、特に上手い役者というわけでもなく、観ているうちに、いったい伊藤克信のなにに期待していたのだろうと不思議な気になる。 寄席の楽屋を舞台にしたワンシチューエーションコメディ。正直、序盤の30分はなかなかきつかった。 若い俳優が何人も出ていたが、「お笑い芸人」風の芝居をするのがいちいち気になり、笑いはことごとく空転する。そこへ出てきた台所鬼〆さんは、落語家の物語のなかではさすがにホンモノだ。廃業した落語家という役で、柳家初花さんとダブルキャストなのだが、持ってる匂いが決定的に違う。 そして、ひさしぶりに観た村木藤志郎にはなかなか驚きがあった。なにしろ、ひとりで4役を演じるくらいで、それだけでも、かかる比重の大きさがわかるというものだが、実際に村木は際立って面白く、優れたコメディアンの要素がかなりあると思えた。そうなのだ、「お笑い芸人」というよりも「コメディアン」の雰囲気を持っているのだ。ここで座長に納まってるのもいいのだが、もっとほかの場で活躍できる可能性を持ったひとではないのか。大きなお世話ながら、とてももったいなく、もどかしい気にさせる。 こうなったら村木藤志郎を頼りに観ていくしかないかとも思っていたのだが、なんのなんの、村木が出てきて以降は、ほかの役者も調子が出てくるから面白い。途中までは、この芝居のダメな部分について考えながら観ることになったのだが、最後まで観てみれば全体的にはチャーミングな後味となり、この劇団に情が湧いてしまった。 それでも、ダメな部分を挙げてみれば、そんなわけないだろうということを平気でやってるような点で、僕も寄席の楽屋を知ってるわけじゃないですが、あんなに部外者が楽屋に出入りするかね、というところなど、大いに違和感はある。しかしこれは、15年前の初演時からの状況の変化というものを考慮したく、具体的には2005年の「タイガー&ドラゴン」を境に、落語界をフィクションで描く際には、もうちょっとリアリティを重視するようになってる気がどうやらする。 しかし、実際とは違っていても、嘘なら嘘で、うまく嘘をついてくれればそれでいい。作品内でリアリティがあれば、それでその世界は成立する。雲田はるこ「昭和元禄落語心中」というマンガなんかは、実際からすると違和感ありありな世界だけれども、そういう部分ではあれは優れた作品だ。 「TOKYOてやんでぃ」はけしてうまい嘘にはなっていないけれども、15年前につかれた嘘だという点を、15年前の落語をとりまく状況を思うと、やっぱり好ましい。
外に出たら、雨がぱらついている。 ブックオフ。 105円本、2冊。福沢諭吉、猪瀬直樹。 雑誌、1冊。「創」。 CD、2枚。志田歩、まつきあゆむ。 雨、やや強くなる。 雨のなかを新宿駅まで歩くのもいやなので、副都心線を使うことを思い立つ。 東横線と直通になれば、こちらも変化があるのだ。 新宿三丁目駅へ。 新副都心線で渋谷へ。 東横線渋谷駅、南口。 終電。 電車内でパソコンを使いたかったが、やっぱりネットにつながらない。 つながらないネットの通信費を払ってるのでは馬鹿みたいだ。 なんとかしなければとずっと思いつつ、めんどくさがっていてなにも片づかない。 コンビニで雑誌の立ち読みしてから帰る。 深夜2時前、帰宅。 ツイッター。 トゥギャッターによると、電気グルーヴの今日のライブでは、ピエール瀧が2曲目でステージから落ちて死んだらしい。 シールはがし作業とアマゾン登録作業。 YouTube。 昇太師匠の「悲しみはてやんでぃ」はないかと探したが、すでに削除されてしまったようだ。 代わりに、これも「落語のピン」で放送された「Jリーグの悲しみは」を観た。ハイテンションのイメージはあったけど、大声で怒鳴りまくってるんだな。とにかくセリフを客に届かせる。今は、妙にリアリズム的なやりかたのほうが優位になってしまってるように思うが、このやりかたもあるんだ。「悲しみにてやんでぃ」もそうだったと記憶する。 今やおなじみのネタの、志の輔師匠と同期なのに内海好江師匠に怒られた話のプロトタイプをここでしゃべってる。 ◇3月13日のツイログ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年03月19日 13時31分33秒
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