2004~2013

2013/08/27(火)00:37

本を引き取る

仕事(97)

午前中、睡眠。 ラジオ。 「日曜サンデー」。「27人の証言」は小松左京の特集。 小松左京が「DA・YO・NE」を気に入ってCDを書いに行かせたというのは良いエピソード。 梱包作業。 外出。 電車に乗ったところで、志らべさんからのメールに気がつく。 「今日、なにしてます?」というメールだったので、横浜にでも来てるのかと思って、夜に映画を観ようかと思ってるところですと返信したら、「M師匠の家にある本、いらないですか?」と返ってきたのでびっくりする。 なんでも、Mさんの家にある本を処分するそうで、志らべさんがわざわざ僕に連絡してくれたのだ。 とはいっても、そんなことは知らないから、本を運ぶようなバッグはなんにも持たずに出てきてしまっている。今日は誰にも会わないと思っていたから服装もよれよれだし、ちょっと躊躇する。 しかし、こんなチャンスを逃す手はない。キャリーバッグを取りに帰ろうかとも一瞬悩んだが、あんまり時間が遅くなるわけにもいけない。しかたがない、場合によっては宅急便で送ればいいかと思い、とりあえず、お宅へ駆けつけることにする。 横浜東口。 ポルタ。 はなまるうどん、おろししょうゆにげそ天、わさび稲荷。 とりあえず、食事は済ませていくべきだと思い、大急ぎで食べていく。 東横線から井の頭線。 下北沢で乗り換え。 都内某所。 志らべさんに電話して、駅からナビゲートしてもらう。 道路まで出てきてくれていた志らべさんと一緒にお宅へ。 玄関を開けたら犬が2匹お出迎え。ひとなつっこい犬たちが飛びついてきた。 部屋へとおじゃましたら、当たり前だけどMさんがいらっしゃる。Mさんがソファーに座っている。なんだ、この現実感のない状況は。 「古本屋の佐藤です」なんつって、よくわからないあいさつを。いや、あいさつはよくわからなくもないが、いっぱいいっぱいで、あたまのなかがよくわからなくなっていた。ふわふわして落ち着かない。 他人様のお宅におじゃまして買い取りというようなことも今までやったことがないのに、今日は買い取りですらないのだが、本を引き取りにうかがう初めての相手がこんなかただとは、俺、どうなっちゃってんだ。 さっそく本棚を拝見させていただく。やったことがないのだから、当然、要領が悪く、なにをどうしていいのかわからない。とりあえず、欲しい本を抜き出してテーブルの上に積んでいく。なんだかやりかたがちまちましていて、古本屋がやっているような本職っぽい感じはぜんぜんなかっただろう。どう思われたか不安でしかたがない。 まず、落語関係をごっそり。あとはやっぱり音楽関係と、芸能関係が多い。意外だなと思う本もあったが、それは奥さまの本だったのかもしれない。 棚を見ていると「支離滅裂でしょう?」とおっしゃる。なんだかあいまいな返事をしてしまったが、そんなこともなく、Mさんらしい色がはっきりとある。 「俺、こういうのが好きなんだ」といって、武器の本を取り出してぱらぱらとめくられた。気を遣って話しかけてくださったのかもしれないが、もちろん、こちらは極度の緊張で、気の利いた会話などまったくできず。 「どれでも持ってっていいよ」とはおっしゃるんだけど、サイン入りで宛名が入ってるものも少なくなく、それらを持っていくのはさすがに忍びないので、会話の流れで、サインは古本屋では落書き扱いになってしまうというような説明をしてしまった。たしかに、ブックオフなんかではそういう扱いをしてるけど、そんなこともないです。申し訳ない。 それでもかなり図々しく、たくさんいただいてしまった。いや、あちらのお望みは本の処分なのだから、いらぬ恐縮だったかもしれないのだが、でも、恐れ多いに決まってる! ジョニー大倉「キャロル夜明け前」が2冊あって、片方は宛名入りだったのでこれもやっぱりいただくのは遠慮したのだが、もう1冊のほうはありがたくいただくことにした。「今さらキャロル読んでもしょうがないしなぁ」とおっしゃったのには笑った。 2匹の犬がとてもひとなつっこく、ひざの上に乗っかって、猛烈な勢いで顔や腕をぺろぺろなめてくる。それを見たMさんが「ぺろぺろしない!」と犬を叱りつけた。Mさんのそんなセリフ、なかなか聴けないよ。貴重すぎる。 結局、やっぱり手で運べる量は越えてしまい、近所のコンビニでダンボールをもらってきて、宅急便で送ることにした。志らべさんと一緒にコンビニへ。ダンボール2箱に詰めて、再びコンビニへ持っていく。 戻ったところで、これからみんなで一緒に食事に行こうという雰囲気に。一瞬、俺も一緒に行くのか? と思ったけど、そんなわけない。ここが帰りどきだなと思って、お礼を言って、ぺこぺこおじぎをして失礼した。 嗚呼、すごい体験だった。 コンビニでアイスモナカ。 歩いて、下北沢まで。 古書赤いドリルに寄ろうと思ったが見つからない。 どこだか忘れてしまった。 ダイソー、買いもの。 DORAMA。 たまたま全品20パーセントオフ。 松田洋子を2冊、市川春子、ゴーバンズを各1冊、「月刊カドカワ」を2冊。 どこかで作業をしてから帰ろうかと思っていたが、手頃な店がない。 寄り道せずに帰ることにする。 電車内でマンガ。 岡崎二郎「まるまる動物記」1巻、読了。 1話ごとに池田清彦の解説が挟まるんだけど、これがマンガのテンポの邪魔になる。マンガにツッコミを入れるような語り口なのも含めて邪魔。巻末にまとめて載せてくれたほうが良かった。 【送料無料】まるまる動物記(1) [ 岡崎二郎 ] 価格:680円(税込、送料込) 帰宅。 日記更新。 シールはがし。 動画サイトで「あまちゃん」、ようやく東京編に。 ◇7月28日のツイログ

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